「毎朝起きたら、父、母、妹、先生、友だちと逝ってしまった人たちの名前をひとりずつ呼んでから一日がはじまります」と、イラストレーター、エッセイストの田村セツコさん。『85歳ひとりの暮らし ありあわせがたのしい工夫生活』(興陽館 )の主人公です。「いつのまにか85歳になりました」という田村さんですが、名前を呼ぶことでみんなが今もそばにいるようだと微笑みます。

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