咲村良子連載コラム第6回
「ヴィランの花道 ~咲き乱れ 散りゆくままに~」
怒涛の三連戦だった。
デビューからまだ一カ月と経たないが、大会はどんどん組まれていく。
ライブアイドルデビュー初期を思い出す。
毎週、練習が追いつかない早さで次の本番が始まる。
三連休三連戦となった1月11、12、13日の大阪・京都・名古屋大会は全てがあっという間だった。
それぞれの失敗や負けを引きずる暇もなく次、次、次。
もちろん試合前の練習30分では目覚ましい成長は望めず。それでもゴングは鳴る。
「私、できません」は持ち合わせていないので、「やるぞ! 勝つぞ!」で向かっていくだけ。
三連休に組まれた三連戦は先輩たちとたくさん当たって面白いほどやられた。
やられっぷりも大事なのがプロレスということでこれもまた……、いや勝ちたいんだけど!
つーか、みんなして私に逆エビかけてくるのなんなん!
先輩たちは転がっている私をくるっとひっくり返してあっという間にエビ完成!
最近の流行りなのかなと思うくらいバリエーション豊かな腰攻めシリーズ。
逆エビストレッチでどんどん私の腰は柔らかくなってきました……。
そんな私の逆エビは写真映えバツグンなのでぜひいい写真撮ってやってください。そろそろ頭の横まで足が届くようになりそう。「どういう状態?」と思った方は「コントーション やどかり」で検索!
この柔軟性で逆エビ攻略してやるー!
体が柔らかすぎて逆エビ決められてるのに頬杖ついて笑顔でよゆーのキメ顔してやりたいぜ!
他の人が真似できないような返し方ができたら完璧。今後の成長に要注目です!
(文=咲村良子)
咲村良子マリーゴールド戦記VI
2024年12月のリングデビューから怒涛の連戦をこなす咲村良子。成人の日を含む三連休三連戦では、ハミングバード、翔月なつみ、松井珠紗という三選手に相対したものの結果は残せなかった。
さらに、1月19日に開催された後楽園大会のオープニングマッチでは、CHIAKI選手に完敗。マリーゴールドの公式Xでは、「なす術もなく敗れ去った咲村良子」と紹介されるなど、いいところなくCHIAKI選手のアルゼンチンバックブリーカーに沈んだ。