咲村良子連載コラム第9回
「ヴィランの花道 ~咲き乱れ 散りゆくままに~」
今日は痛い話をたっぷりとお届けデス。
そう、プロレスは痛い!!!!
ここで何度もお伝えしてるとおり、めちゃくちゃ痛いのよ。当たり前にどうしようもなけど……。
受け身ひとつとっても痛いですし、スラム投げられたり、ガンガン蹴られるヤツをストンプって言うんですがこちらも痛いです。みぞおちとかに入ったらまぁ、もう……うぅ……って感じ。
ドロップキックなんか最悪。する側も前受け身痛いし、される側は蹴られて痛いし受け身で痛いで散々です。
チョップは酷いと皮膚が裂けたりします。
あぁ、痛い、痛い。
そういえば、練習始めた当初、何も失敗してなくても普通の受け身で左の腿一面が真っ青超えて黒いアザになったこともあります。
そんな風に痛いのは日常。当たり前なわけです。痛いからって練習休んでたら前に進みません。正直、ちょっと無理してでも練習するしかない!!!
でもしてはいけない無理もあります。
その境はどこなのか。そのことに日々葛藤します。
これは甘えなのか? それとも本当に様子を見るべきなのか?
痛み、怪我、体調不良、不安、怠け、気持ち浮き沈み。
直面する休みたくなる瞬間、サボりたくなる瞬間。大抵、ただの甘え。
そして、ほとんどがただの甘えだけど中には本当に休むべきときもある。正しくこの判断をくだすことは自分を守ることでも相手に怪我をさせないことでもあります。
自分との戦いに勝つことはこの判断を正しく重ねること。
それが試合に勝つことへ繋がっていくと信じて今日も練習します。自分の中の怠惰との戦いが一番の激闘かもしれない。
今日も私は私に勝つ!
咲村良子は今日も強くなるのです。
(文=咲村良子)
咲村良子マリーゴールド戦記IX
先日、急な展開から咲村良子がやっているラジオ番組「グラトーク2」に出演させてもらった。