また、フジテレビは2022年にダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが急逝した際にも、自宅前から中継するなどして猛批判を浴びたことがあった。

 フジテレビの「やらかし」は自宅への突撃だけにとどまらない。今月26日には『国民的アニメの祭典 サザエさん55周年SP』内で懐かしの「火曜日版サザエさん」から全3話公開されたが、放送中にワイプ画面でスタジオの芸能人の顔が映し出され、エンディングではタレントたちのトークがかぶさる形になった。これに対して「ワイプ要らなさすぎる」「堀江美都子の懐かしいエンディング曲にタレントのトークかぶせてて最悪」などと批判が続出した。

 ちなみにフジテレビは2017年にも、ディズニー映画『アナと雪の女王』のエンディングを、アナウンサーや芸能人、一般視聴者らが「レット・イット・ゴー~ありのままで~」を歌うオリジナル映像に差し替えたことで炎上している。

 このほかにも、新人の上垣皓太朗アナに対して、阿部華也子アナ、生田竜聖アナ、西山喜久恵アナの3人が“容姿イジり”をした動画が炎上した騒動や、人気番組『逃走中』の劇場版の撮影をめぐり近隣住民からクレームが寄せられ定例社長会見で謝罪した件など、今年のフジテレビは「やらかし」続きの状態になっている。

 炎上が相次いでいる理由については、一部で「バブル時代の感覚なら抜け出せていないのでは」「いまだにテレビというだけで特権意識を持っている」といった指摘もあるが、やらかしが今後も続けば、視聴者離れがさらに加速していきそうだ。