こんな「とりあえずの医療保険」もある
医療保険は必要ないといいましたが、じつは必要な人もいるのです。
医療保険に加入しないためには、ある程度の蓄えがあるという条件がつきます。
「給料は全部生活費に消えちゃうの。保険なんか入れないわよ!」といいつつ、年末ジャンボ宝くじは30枚買ったという人には、ある程度の保険に入ってほしいと思います。
宝くじの1等が当たる確率は1000万分の1。いっぽう、30~歳34で死亡する確率は8万分の1です。
死亡する確率のほうが、はるかに高いのです。病気になる確率は、もっと高いといえるでしょう。
年末ジャンボを買うお金を、保険か貯蓄にまわしたほうがいいと思います。
都道府県共済は月額2000円で入院保障と死亡保障がつきます。あるいは、楽天生命の「スーパー2000」という保険商品は、やはり月額2000円で、死亡保障、入院保障、がん保障がついています。
とりあえず「もしも」の対応をしてから貯蓄を考えてはいかがでしょうか。
長尾義弘(NagaoYoshihiro)
ファイナンシャルプランナー、AFP。お金のしくみ、保険のカラクリについての得する情報を発信している辛口の保険評論家。徳島県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務。いくつかの出版社の編集部を経て、1997年に「NEO企画」を設立。出版プロデューサーとして数々のベストセラーを生みだす。著書には『かんたん!書き込み式保険払いすぎ見直しBOOK』『お金に困らなくなる黄金の法則』『コワ~い保険の話』『保険ぎらいは本当は正しい』が、監修には別冊宝島の年度版シリーズ『よい保険・悪い保険』などがある。
提供・ZUU online
【こちらの記事も読まれています】
>老後資金3000万を準備した夫婦に待っていた悲劇
>41歳貯金ゼロで結婚…金銭感覚の狂ったエリート会社員の末路
>年金未納を続けた人の悲惨な末路 当てはまる人は要注意
>住宅ローンの完済は79歳。年金生活に入っても住宅ローンが残る夫婦の末路
>退職金3000万円なのに老後破綻まっしぐら…生活レベルを落とせなかった老夫婦の末路