映画『羊たちの沈黙』のネタバレあらすじ

【ネタバレ】映画『羊たちの沈黙』あらすじやモデルになった人物をご紹介!
(画像=usatoday、『Sorte plus』より引用)

それではいよいよ、羊たちの沈黙のあらすじをご紹介します。ネタバレを含みながらまとめるので、ラストシーンの結末を知りたくない方は途中までご覧になるのがおすすめです。

ネタバレ①猟奇的な連続殺人事件発生

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(画像=criterion、『Sorte plus』より引用)

とある猟奇的な事件がアメリカの各地で起きていました。その連続する事件では、どれも被害者が若い女性だったのです。さらに彼女たちは皮を剥がれた状態で川に遺棄されていました。

犯人は「バッファロー・ビル」と呼ばれ、FBIは捜査を続けていましたが、手がかりが掴めず難航します。そんな最中、FBIの訓練生として優秀な成績を誇っていたクラリス・スターリングに白羽の矢が立ちます。

行動科学派の上司、クロフォード主任捜査官より彼女に任せられた任務とは、これまでに9人もの患者を殺して食べたという、かつては天才精神科医としての地位をほしいままにしていた猟奇的殺人鬼ハンニバル・レクター博士に事件解決のヒントをもらいに行くというものでした。

しかし彼は、自分が認めた人物ではないとヒントを話そうとはしません。クロフォードが彼の元に出向いた際は、認めてもらうことができずヒントを聞き出すことができませんでした。そこで、かつて優秀な教え子だった彼女に任せることになったのです。

ネタバレ②クラリスがレクター博士に面会

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(画像=newsweek、『Sorte plus』より引用)

クラリスはレクターの収監されるボルティモア州立精神病院へと向かいますが、そこでチルトン医師から警告を受けます。それは、レクターをまともな人間だと思わないようにすること、個人的な話は絶対にするなということです。

しかし、クラリスが目にしたのは紳士的な姿勢のレクター博士でした。知的な眼差しを持って彼女を見たレクターは、超人的な嗅覚により彼女の身に付けている香水やクリームの種類を言い当てます。

「なぜバッファロー・ビルは皮膚を剥ぐか」と質問されたクラリスは、「人を殺すことに興奮し、記念にとっておくのでは」と言いますが、レクターはまるで犯人は凡庸な人間であると言わんばかりに「私は違った」と反論します。

クラリスは、彼が高い知能を持つことで厳重に収監されていることを利用し、彼に嘘の提案を持ちかけます。それは、捜査に協力すればより環境の良い場所へ移すという物でした。

しかしそんな彼女の腹の中を見抜いているかのように彼はこう言います。「私が君にヒントを授けたら、君も私に自分自身のことについて教えるんだ。それなら協力する。」

ネタバレ③新たな犠牲者

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(画像=BBC、『Sorte plus』より引用)

レクター博士は、まずクラリスの過去のトラウマについて話すように要求します。クラリスはそれについて話すと、彼は満足気にじんのバッファロー・ビルの心理を分析し始めました。その末に、彼はこう話します。

「バッファロー・ビルはかつての私の患者に似ている」。そう言われたクラリスは意味を汲み取りかねますが、一つの質問に対しては一つしか助言をしないと言い、レクターはそれ以上話そうとしません。

一方、バッファロー・ビルは新たな人質を取ります。その対象となったのは上院議員の若い娘で、警察は早く事件を解決して娘を解放するよう圧力をかけてきます。クラリスは何度も病院へ通い、レクターから助言を聞き出します。

そんな彼女の姿を見た病院の院長チルトン博士らは、レクター博士の利用価値に気がつき、彼をなんとか利用することで出世の足掛かりにしようと企むのでした。

ネタバレ④レクター博士の交換条件

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(画像=amazon、『Sorte plus』より引用)

犯人に監禁された上院議員の娘、キャサリンは井戸に閉じ込められていました。その壁を見て彼女は絶叫します。そこには、これまでに被害に遭った女性たちが脱出を試みたときの爪が刺さっていたのです。

一方、チルトン博士はクラリスとレクターの話を盗聴し、クラリスがレクターに持ちかけた刑務所の待遇改善の話が嘘だと確認します。そこで、レクターを呼び出しクラリスの取引は嘘だと告げました。この時レクターは机の上にあった筆記用具を隠し持ちます。

そしてチルトンはレクター移送の手柄を自分のものにするため、上院議員に掛け合い身柄を移せるように裏で糸を引きました。狙うべくは自身の出世のためです。レクターは「犯人の名前はルイス。苗字は議員に直接話す」と言い、チルトンは彼をテネシー州メンフィスに移送します。

クラリスとクロフォードはこのことを知りますが、何も手立てがありません。レクターは誘拐された娘の母である上院議員に皮肉混じりに揶揄いながらも、犯人の名前とその特徴を話します。そして「服を大事にな」と告げるのでした。

チルトン博士は手柄を我が物にし、得意げにインタビューに答えていました。夜になり、クラリスがレクターの新しい収容先へ行くと、彼は広い部屋の中央に設置された檻に入っていました。さらに警備員が2名配備されています。

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(画像=independent.uk、『Sorte plus』より引用)

クラリスはレクターが議員に話した「ルイス・フレンド」という名について、「紛い物」という意味の綴り遊びだと指摘しますが、レクターは否定しません。

そして、彼女の幼い頃のトラウマである、屠殺される子羊の悲鳴を聞いたことで残っていた羊たちを助けようとし、保安官によって施設に送られたことを話します。

今でも羊たちの悲鳴を聞くというクラリスに、レクターは「キャサリンを解放できたらその声は消えると思うか」と質問しますが、彼女は「分からない」と答えます。

クラリスはトラウマを話した見返りに犯人の名前を聞こうとしますが、チルトン博士がやってきて話は中断となります。ただ「犯人が性倒錯者であること」「切実な欲求から犯行に出ていること」は聞き出すことができました。

クラリスが去った後、レクターは子羊のステーキを要求します。そしてチルトンの部屋で盗んでいた文房具を使って手錠を外し、食事が檻の中へ運びにきた警備員のボイルに襲いかかり彼に手錠をかけ檻に固定します。

さらにもう1人の警備員、ペンブリーがよそ見をしていた隙に彼の鼻を噛みちぎり、目にはスプレーをかけました。ボイルには警棒を振るいます。そしてベンブリーの顔の皮膚を剥がし、その身体をエレベーターに隠します。

ネタバレ⑤レクター博士の逃亡

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(画像=MUBI、『Sorte plus』より引用)

レクターは警備員3名を殺して脱走しました。一方クロフォード捜査官は、精神病院で性倒錯者と診断された患者のところへ行きますが、空振りに終わりました。その頃1人目の犠牲者の周辺に犯人がいると睨んだクラリスは、家を突き止め犯人を射殺、キャサリンを助け出します。

その後しばらく時は流れ、クラリスの卒業式の折にレクターからお祝いの電話がかかりました。そして彼は「これから古い友人と食事する」と告げ電話を切ります。これは、暗にチルトンを殺害することを仄めかすものでした。