上司に異動メッセージで感謝を!
今まで最もお世話になった上司が異動になると聞いたとき、どんな気持ちになったでしょうか。もし、これまで怒られっぱなしだったとしても、いざ異動を知らされるとフォローしてもらったことを思い出すものですよね。
新天地に赴く時に不安や期待でいっぱいになるのは上司だって同じです。あなたの気持ちを素直に伝えて、これまでの感謝の気持ちをカードに込めて贈りましょう。
仕事でお世話になった上司に向けた異動メッセージの例文
直属の上司の方、お世話になった上司の方が異動をする際に使える例文をいくつか紹介しましょう。
メッセージカードなどで名前を記入する際は、『◯◯様』、もしくは『◯◯(役職)』としましょう。『◯◯(役職)様』は二重になるのでNGです。
"◯◯課長
◯◯課長には入社したときから◯年間、本当にお世話になりました。◯◯課長のおかげで、社会人として大きく成長できたと思っています。新しい部署に行かれても益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。本当にありがとうございました。"
"◯◯さん
◯◯さんには、私がミスをした時いつも的確なアドバイスやフォローして頂きました。本当にありがとうございました。これからも教えて頂いたことを忘れず精進していきたいと思っております。新天地でもどうかお体に気をつけて、健やかにご就業下さい。"
あまり親しくない先輩や上司に異動メッセージを送る場合は?
それ程話したことがなく、あまり親しくない先輩や上司が異動する場合にも一言メッセージを求められることがありますよね。親しい方であれば面白いエピソードなどを添えることも出来ますが、それまで接点が殆どない場合は難しいものです。
しかし、いくら親しくないからといってあまりにもそっけないメッセージでは相手にも失礼です。先輩や上司の場合、仕事への取り組み方等、その人を見ていて思ったこと、今後への激励メッセージなどを添えるといいでしょう。
では、あまり親しくない相手への異動メッセージの例文を紹介します。
"◯◯さん
これまで大変お世話になりました。◯◯さんは仕事に対して真摯に取り組まれている印象がありました。新しい職場でもどうかお体に気をつけてご活躍されますよう、心よりお祈り申し上げます。"
"◯◯部長
◯◯部長とはあまり一緒のお仕事をする機会がなかったのが大変残念ですが、今後は本社会議などでお会いする機会もあるかと思います。その時は是非、色々とご指導頂ければ幸いです。"
部署変更や転勤の場合、仕事の内容次第で今後も接する可能性も少なくありませんので、その旨を一言添えるのもおすすめですよ。
同僚や部下、退職者への異動メッセージ例文集
毎日共に働いてきた仲間の異動や退職は寂しいものです。これまで当たり前のように笑いあっていた仲間が居なくなってしまうのは寂しいですよね。
身近だからこそ気持ちのこもったカードは受け取る側も心に響くものです。あなたならどんな言葉を贈りたいですか?
親しい友達や同僚に向けての異動メッセージの例文
同期だったり年齢が近かったりして、親しくなった友達や同僚が異動になることもあるでしょう。そんな時はあまりかしこまり過ぎず、友達らしい親しみを感じられるような一言メッセージを送ってあげましょう。
ただし、いくら友達同士といっても礼儀を欠いてはいけません。面白いだろうと思ってあまりにも仕事とかけ離れた内容や、内輪なネタを書くのは控えるようにしましょう。
親しい友達への異動メッセージでは、楽しかったエピソードを添えると喜ばれることでしょう。メッセージの例文はこちらです。
"早いもので、入社してから◯年が経ちますね。いつも隣りの席にいた◯◯君がいなくなってしまうのはとても寂しくなります。一緒に仕事ができて本当に楽しかったです!またいつでも連絡下さいね。"
"◯◯さんと一緒に働けて、本当に幸せでした。楽しい時間をどうもありがとう!これから仕事では会えなくなりますが、いつまでも友達として長く付き合っていきましょう"
"これまでずっと一緒に頑張ってきた◯◯さん、いつもあなたの笑顔に癒やされていました。これからは自分の夢に向かって頑張るとのことで、私も◯◯さんが夢を実現されることを心より祈っています。私も◯◯さんに負けじと頑張っていきます!"
それほど親しくない同僚に向けての異動メッセージの例文
同僚の中にもそれほど親しくない方はいるものです。友達というほど親しくないけれど、仕事振りは見てきたという微妙な間柄ですよね。
無理にエピソードを盛り込もうとするよりは、そばで見てきて思ったことを素直に伝えるようにする方がベターです。
あまり親しくない同僚に対する異動メッセージには、以下の例文を参考にしてみて下さい。
"◯◯さんは、どんな時も明るく、誰に対しても優しく接していたのが凄く印象的でした。あまり話をする機会がなくて残念ですが、新天地でのさらなる活躍を心から願っています。"
"◯◯さん、◯年間お疲れ様でした。新しい職場では慣れない仕事環境で大変かもしれませんが、身体に気をつけて頑張ってください!"
部下に向けての異動メッセージの例文
自分の部下が異動、転勤となることもあるでしょう。そんな時はどんなメッセージが喜ばれるでしょうか。直属の部下や、プライベート等でも親しくしていた部下に対しては、このようなメッセージがおすすめです。
"入社したての頃の◯◯くんは、まだあどけなさが残っており不安げな様子が拭えませんでしたが、今ではすっかり成長し、会社にとってなくてはならない人材となりました。
仕事の覚えも早く、◯◯くんがいてくれたお陰でとても助かりました。新しい職場でも◯◯くんの持ち味を十分に発揮されることを期待しています。"
"◯◯さんが、初めてこの部署に配属された日のことを今でもよく覚えています。いつもニコニコしていて、社内を明るくしてくれていました。
◯◯さんがいなくなるのはとても寂しいですが、新しい職場に行っても頑張ってくださいね!心から応援しています。"
あまり親しくない部下に対する送別メッセージは?
あまり親しくない部下に対しての一言メッセージは、面白いことが書けずそっけなくなってしまいがちです。おつかれさまでしたー場合によっては冷たい印象を与えてしまうこともありますので、温かみのある言葉を伝えるようにしましょう。
自分はそれほど親しくないと思っていても、部下は自分を慕ってくれているかもしれません。先輩として、応援を交えた一言メッセージがおすすめですよ。
"◯◯くん、◯年間お疲れ様でした。あなたの仕事に対する誠実さは、きっとどこででも重宝されることでしょう。これから新しい職場に行っても、あなたらしさを失わず、健康に気を付けて頑張ってください。私達もここから応援しています。"
"これまで、本当にお疲れ様でした。◯◯さんがいなくなるのはとても寂しいですが、あなたの新たな門出を心から応援しています。新天地でも頑張ってくださいね!"
退職される方にはこんなメッセージを
結婚が決まったり、定年を迎えたりして退社・退職をする方には、これまでの感謝とねぎらいの言葉をかけるようにしましょう。
仕事の場では会えなくなるけれども、これからも付き合っていきたいという旨を伝えるのもおすすめです。
寿退社の場合
結婚が決まり、寿退社をする方に向けての例文をいくつか挙げてみましょう。
"◯◯さん、結婚おめでとうございます!これから◯◯さんがいなくなってしまうのはとても寂しく思いますが、皆で集まる時には声をかけますので、◯◯さんも、是非顔を出してくださいね。どうか素敵なご家庭を築いていって下さい。"
"◯◯さん、◯年間お世話になりました。◯◯さんに教えて頂いたことは決して忘れません。これからも相談に乗っていただくことがあるかもしれませんが、その時はどうぞ宜しくお願いします。最後になりますが、ご結婚おめでとうございます!末永くお幸せに!"
相手が親しい友達の場合はもっとフランクな内容にするのもおすすめです。
"◯◯ちゃん、結婚おめでとう!遂に先を越されてしまいましたね!素敵な旦那様で羨ましいな〜。新居には是非呼んで下さいね!末永くお幸せに!"
定年退職の場合
"◯◯さん、長い間本当にお世話になりました。社会人として大切なことを色々と勉強させて頂きました。感謝してもしきれません。
私が今日まで頑張ってこれたのも◯◯さんのお陰です。新天地での益々のご健康とご活躍を心よりお祈り申し上げます。"
"◯◯さん、在職中は色々とお世話になりました。◯◯さんはいつも私たちに適切なアドバイスを下さり、とても頼もしい上司でした!これからの毎日、どうかお体健やかにお過ごしください。
◯◯さんがいらっしゃらなくなるのはとても寂しく思いますが、長年のご功労に敬意を表し改めて感謝申し上げます。今後とも人生の先輩としてどうぞよろしくお願いいたします。"