収入が多い人や資産がある人でないと、お金持ちになれないと思うかもしれません。けれども、実は、習慣を少し変えるだけでお金持ちに近づけます。

ここでは、お金持ちが絶対にやらない悪習慣を4つご紹介します。

■悪習慣1:収支を管理していない

収入と支出を把握することなく、何となくお金をやりくりしていませんか?収支を把握していなければ、思うようにお金が貯まらないということになりやすいです。

お金持ちは支出を一定額に抑えたり、先取貯蓄をしたりなど、お金が貯まる流れを作っています。そのためには収支の管理が必要なので、まずは家計簿をつけるなどしてお金の流れを把握しましょう。  

■悪習慣2:ATMで頻繁にお金を引き出す

手元のお金が足りなくなるとついATMを利用してしまいますが、ATM手数料はばかになりません。1回の手数料は少額ですが頻繁に利用すればまとまった金額になります。年間で換算すると数万円になることもあるでしょう。

お金持ちは計画的にお金を使うので、むやみにATMを利用することはありませんし、手数料無料で引き出す工夫もしています。ATMの利用頻度は決めて、計画的にお金を使うようにしましょう。

■悪習慣3:セールや割引に踊らされる

セールや割引でお得だから買ったけれど、ほとんど使っていないどころか一度も使っていないものがあるという人は多いのではないでしょうか。

季節やイベントに合わせたセールはもちろん、期間限定の割引やまとめ売りなど、通常よりも安いものを目にすると買わないのは損と思いがちですが、お金持ちは必要なもの以外はたとえ安くても買いません。

欲しいものがたまたま安くなっていればラッキーですが、そうでない場合は単純に安くなっているからという理由だけで買わないようにしましょう。

■悪習慣4:予定外の買い物

買う予定のもの以外に、あれもこれもと買ってしまうこともあるでしょう。ついでだから、安くなっていたからというような買い物は、無駄遣いにもなりかねないので注意が必要です。

お金持ちは計画性のないお金の使い方はしないので、買い物に行っても目的のものしか買いません。買うものをメモして、それ以外は買わないということを心がけるとよいでしょう。

■できることからマネしてみよう

これまでの生活習慣を変えることは大変かもしれませんが、できることからマネしてみてはいかがでしょうか?

マネしたことが習慣化すれば自然とお金が貯まるので、貯金1,000万円も夢ではないでしょう。

文・阪田順子(ファイナンシャル・プランナー) 保険会社での営業、一般企業の経理職などを経て、2020年にファイナンシャル・プランナーとして独立。資産運用や株式投資の講座を開講。投資を中心にお金にまつわる記事の執筆・監修を行う。FP1級、CFP®保有。