かわいいスイーツの名前35種類一覧

かわいいスイーツの名前35種類一覧!フランス菓子もご紹介
(画像=『Lovely』より引用)

フランス菓子や和菓子など、様々な国で愛されている名前が可愛いお菓子をランダムに35選ご紹介していきます。お菓子ができた歴史や名前の由来にも触れていきますので、チェックしてみてくださいね♪

エクレア:稲妻を意味するフランス菓子

フランス生まれのお菓子で、シュークリームの種類のひとつ。細長く焼いたシュー皮にカスタードクリームやホイップクリームを挟み、チョコレートをかけたものです。チョコレートの他にも、イチゴや抹茶、キャラメルなどの風味のフォンダンをかけたものもあります。

フランスの洋菓子店ではもっとも基本的なお菓子として親しまれ、チョコレートのアイシングをかけた代表的なものは「エクレール・オ・ショコラ」と呼ばれています。

「エクレア」の名前はフランス語で「稲妻」という意味。名前の由来には焼いた表面にできる割れ目が稲妻に似ているから、稲妻が落ちるのと同じくらい一瞬で食べられてしまうから、など様々な説があります。

カヌレ:ボルドー女子修道院で古くから作られる伝統的な洋菓子

フランスの洋菓子で、正式名はカヌレ・ド・ボルドーです。フランスのボルドー女子修道院で古くから作られていた洋菓子です。カヌレ型と呼ばれる小さな型で焼かれ、外側は焼き色が付きカリッと香ばしい仕上がりに、内側はしっとり柔らかい食感になる焼き菓子です。

「カヌレ」とは「溝のついた」という意味で、小さな王冠のような形が可愛い!日本では1995年にブームとなり、全国的に広まりました。今でもちょっとおしゃれなフランス菓子という印象で愛されています♡

ミルフィーユ:千枚の葉を意味するフランス菓子

フランス発祥の洋菓子の一つ。偉大なる古典と言われる菓子であり、1807年にはすでに愛されていました。いつ誕生したのか、詳しくはわかっていません。

「フィユタージュ」または「パート・フィユテ」と呼ばれるパイ生地にクリームをはさみ、表面に粉砂糖がまぶされたお菓子で、何層にも重なったパイ生地がパリパリとした食感です。「ミルフィーユ」はフランス語で「千枚の葉」を意味するそう。

日本には、幕末から明治にかけて横浜で洋菓子店を営んでいたフランス人のサミュエル・ペールが持ち込んだのではないかと言われています。食べにくいことでも有名ですが、横に倒してナイフで切って食べるのが正しい食べ方なんだとか♪

クラフティ:見た目も可愛いフランス菓子

フランスのリムーザン地方の伝統菓子です。タルト生地にサクランボを並べ、生地を流し込んで焼いたもの。19世紀にはフランス全土に広まっていたそうです。語源の一説には「釘で固定する」という意味の古フランス語「claufir」が由来になっていると言われています。

タルト生地のないものもあり、また中のフルーツももスモモ、ラズベリー、ブラックベリー、クランベリー、リンゴなどでも代用できます。日本ではいちごを使って家庭で作る人が多いようです。記事に埋まったフルーツが可愛いお菓子です。

ロリポップ:日本のペロペロキャンディ

棒のついた飴のことをアメリカなどでは「ロリポップ」といいます。串が刺さった大きな飴の「ペロペロキャンディ」に近いお菓子です。語源は、lolliが舌、popがオノマトペだと言われています。ロマ語で赤いりんごという意味の「loli phaba」だという説もあるのだとか。

語感が可愛いためか、曲や漫画のタイトルによく使用されていますね。日本では、チョコやクッキーを串に刺したお菓子もロリポップと呼ぶことがありますよ!

タフィー:サクサク濃厚なキャンディー

バターや砂糖・水あめなどを高温で煮詰め、ナッツなどを加えて固めたキャンデーのようなお菓子です。キャラメルよりも濃厚で、サクサク食感がやみつきになると人気です。

アメリカ生まれだと言われていますが、イギリスやカナダ発祥の「トフィー」や、アメリカロサンゼルス発祥の「イングリッシュトフィー」ともそっくりで、発祥や名前の由来ははっきりわかっていないようです。

マカロン:ホワイトデーに渡すと「特別な人」という意味になるお菓子

フランスのお菓子として代表的な存在のマカロンですが、発祥には諸説あり、8世紀フランスのコルムリー修道院という説や、イタリア発祥という説があります。そのため、イタリア語で「砕く」を意味する「ammaccare」が語源とされる説があります。

卵白と砂糖とアーモンドを使った焼き菓子で、半分以上が砂糖なのでとても甘いのが特徴的。

馴染みのある、2枚の生地にクリームやガナッシュをはさんだパリ風マカロン、「マカロン・ムー」という形になったのは、1930年にパリの「ラデュレ」でピエール・デフォンテーヌが売り出したのが発祥です。

日本では、ホワイトデーに渡すと「特別な人」という意味になるお菓子としても知られています♡

グラニテ:「ざらざらした」を意味するシャーベット

イタリアのシチリア発祥の氷菓「グラニータ(グラニタ)」をもととしたお菓子で、「グラニテ」はフランス料理のコースで出されるシャーベット状の氷菓です。本来は口直しとして提供されますが、コースの最後にデザートとして登場することも。

「グラニテ」はフランス語で「ざらざらした」という意味で、その名の通り氷の粒が粗くシャリシャリとした食感が特徴です。リキュールなどのアルコール類が加えてあるものや、フルーツを使ったもの、トマトなどの野菜を使ったものなど、シェフによってレシピが違います。

オランジェット:オレンジの皮をチョコレートで包んだフランス菓子

オレンジなどの柑橘類のピール(皮)を砂糖漬けにし、チョコレートで包んだフランス生まれのお菓子。酸味とほのかな苦味のあるピールと甘いチョコレートがマッチして美味しく、甘すぎないので男性にも喜ばれます。

細長く切ったものや皮のまま輪切りにしたものがあります。作り方は、砂糖漬けまたはシロップ漬けにしたピールを好みのリキュールなどに浸し、湯せんで溶かしたチョコレートにくぐらせて冷やして固めるだけ。簡単なので家でも作ってみたいお菓子です♪

フランス語では、コンフィにする前の小さめのオレンジもオランジェットと呼ぶようです。

シャルロット:女性の帽子に見立てたフランス菓子

女性の帽子に見立てて作られたフランス菓子です。パンかスポンジケーキまたはビスケット、クッキーを型に貼り付け、その中にホイップクリームやババロア、カスタードを入れ冷やして作られます。

お皿を帽子のツバにお菓子本体を頭の部分に見立てられ、リボンをかけて帽子らしさを出すことが多いです。

名前の由来はわかっていませんが、「カスタードの料理」を意味する古い英単語の「charlyt」から来たという説や、小説『若きウェルテルの悩み』の登場人物名からとったという説があります。