ネタバレ注意!インセプションの謎のラストシーンとは
ここからはファンの間でも意見が分かれている「インセプション」のラストシーンにまつわる謎について見ていきましょう。ラストに仕掛けられた謎を紐解いていきます。
夢と現実を判別するアイテム「トーテム」
作中でもよく登場するのがこのトーテムです。トーテムとは、夢へ侵入する者が自分が夢の中にいるのか現実世界にいるのかを判断をするために使用する道具のことを指します。
手触りや感触などを頼りに判断するものとされており、作中ではこのトーテムは他人に触らせては行けないものとして描かれています。
理由は、他人にトーテムを悟られると悪用されてしまう恐れがあるためです。実際、劇中ではアーサーとアリアドネがトーテムを他者に触らせないシーンが登場しています。
ラストシーンにコブが回した「コマ」の意味
この夢の中か現実の世界かを判断することのできるトーテムですが、主人公のコブはモルの形見であるコマをトーテムとして使用しています。夢の中であればコマは回り続け、現実世界であればコマが止まるという仕組みとなっているのです。
それを踏まえた上で映画のラストシーンを見て見ましょう。ラストのシーンでコブはこれまで同様にコマを回します。しかし、それが止まるのを待つことなく、映画は終了してしまうのです。コブが最後にいたのは現実世界なのか、または夢の世界のままなのか、ファンの間でも意見が分かれています。
これに関して意見を求められたクリストファー・ノーラン監督は「現実か否か?ということは問題ではない。つまり、コブがこまを気にしていないことが重要なのだ」と語っており、真相は未だに謎のまま、見た人の解釈に任されています。
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