多角的な視点でそれぞれの職種を見つめてみよう

これらの数字からわかることは次の2つです

  • 残業時間数は、平均年収に比例している(残業が多ければ年収は高い)
  • 残業時間が低い職種は、労働時間における仕事満足度の上位にランクインしている

いずれも当然のことのように思えますが、結果的に「残業が少なくて、給料がいい仕事」を見つけるというのはなかなか難しいようです。

一方で「どんな仕事に就くべきか」を考えるとき、満足度という面を踏まえれば、次のどちらを重視するか考えてみてもいいでしょう。

  • 忙しくても、給料をたくさん稼ぎたい(年収が高いほうがいい)
  • 給料が低くても、私生活を大切にしたい(残業は避けたい)

必ずしも、どちらか一方が正しいということもなければ、給料が高くて残業が少ない仕事もないわけではありません。とはいえ、さまざまな観点から「給料と残業(満足度)の傾向」が出ていますから、どちらを優先したいか自分を見つめることは、これから働く上で役に立つのではないでしょうか。

自分の価値観と向き合う機会に

大学生で就職する業界や職種について悩んでいる人、また転職する人にとっては、“どのように働くか”を考えることは重要でしょう。いったんその道を進み始めると、方向転換が難しくなる可能性もありますが、すでに社会人生活をスタートさせている人であったとしてもキャリアチェンジを考える場合は、自分の価値観を見直してみましょう。

世の中には「お金がなければ買えないもの」も「時間がなければできないこと」もそれぞれたくさんあります。就職や転職を考えるタイミングで、改めて自分のお金や時間に対する価値観と向き合ってみてはいかがでしょうか。

提供・UpU

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