大学院への進学は難易度が高いぶん見返りも絶大

各大学・大学院の制度として存在する、交換留学や海外短期研修などを活用することも海外での経験を積むために有効な方法です。制度によっては留学期間中も在籍大学の単位を認定されるほか、大学ごとに給付型の奨学金制度が用意されていることも少なくありません。

しかしプログラムに参加するための学内選考の難易度や費用などは各大学・学部・学科によって異なります。そのため大学入学前から計画的にものごとを進めていくことが重要です。語学力や成績面で優秀な学生の中には、海外の大学院への進学を意識している人も多いのではないでしょうか。語学留学やワーキングホリデーとの最大の違いは、言うまでもなくその条件の厳しさです。

上位校と中堅校で差がありますが、志望校への入学のためには語学力・学力のテストのスコア(TOEFL、IELTS、GRE、GMATなど)やGPA(大学での学業成績)の数値をクリアすることが必要です。

また年間の授業料と滞在費も、合計で数百万円単位の大きな負担になります。学生ビザによる制限もあり基本的に留学先での就労は難しいため、事前の準備と奨学金が命綱です。

もちろん大学院で行われる、専門的かつハイレベルな授業についていけるだけの学力とモチベーションは大前提と言えるでしょう。あらゆる条件がそろっていなければ現実的にかなり難しいのが海外大学院への進学なのです。

しかし高いハードルを超えて国外の大学院に進学し、最先端の研究に触れながら専門知識を学ぶことは、国際的に通用する優秀な人材になるための“王道”だと言えます。不安視されがちな語学力や海外の文化も、多くの人が留学の過程で体得・適応していくものであり最初から完璧な人はいません。

明確な目標と強い学びの意欲を持っている人は、ぜひ海外への進学を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

何より大切なのは海外での体験を全力で楽しむこと

あらためて強調したいのは、どんな方法でどんな国にどれほどの期間滞在する場合であっても、「はっきりとした信念を持って取り組める人でなければ、時間やお金を浪費してしまう可能性が高い」ということです。

そういった意味で留学先から予算の組み方までエージェントやアドバイザーに任せきりになってしまうのは、やや危険な兆候かもしれません。

学問や遊び、人間関係の構築など日本ではできない体験を全力で楽しむポジティブな姿勢こそが、海外での時間を価値あるものにするうえで最も重要です。

まずはそのことを念頭に置いたうえで、金銭的・時間的な余裕、語学力などを考慮し、それぞれの人生設計に最適な留学のスタイルを見つけてみてはいかがでしょうか。

提供・UpU

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