「冷え」が原因の夏バテ対策
オフィスワーク中心の人や、屋内の商業施設に勤務している人などは、冷房による冷えが原因の夏バテに注意が必要です。急な体温変化による夏バテを防ぐには、夏でも体を冷やさない工夫が欠かせません。具体的には次の3点に気をつけましょう。
1.冷房対策は万全に
自宅の冷房なら適温に調整できますが、職場や公共の場所ではなかなか難しいですよね。冷房が効いている部屋に長時間いるのなら、まずは次のような衣服などで体温調節することを試してみてください。
- 大きめのスカーフや膝掛けを使い冷風が直接当たらないようにする
・脱ぎ着しやすい羽織物を持ち歩く
・末端は冷えやすいため厚手の靴下を着用する
・腹巻をする
もし可能であれば直接冷風が当たらない席に変えてもらうことや、冷房の設定温度の変更など、上司に相談してみても良いかもしれません。
夜、冷房をつけて寝ている人は、体が冷えすぎないようにタイマー設定や室温の調整などの工夫をすることも大切です。設定温度は28度を目安にし、冷えすぎには注意してください。冷房で体が冷えていると、体温の上昇に時間がかかり、起床時にだるさを感じる可能性があります。
2.適度な運動で汗をしっかりかく
気温の高い日は外出する気になれず、冷房の効いた部屋にこもってしまう人も多いのではないでしょうか。運動不足が続くと基礎代謝が落ち、血流が悪くなることで冷えや便秘などを引き起こすことも。
適度な運動で汗を流すことは、血行促進だけでなく、体温調節機能の維持にも役立ちます。ただし、外での運動は日の高い日中を避けるなど熱中症にも気をつけましょう。
3.湯船に浸かって自律神経を整える
夏の入浴はシャワーのみで済ます人も多いのではないでしょうか。そんな人は、ぜひゆっくりしたバスタイムを取ってみてください。湯船に浸かることで、低下した体温調節機能や自律神経の働きを整えることが可能です。
38~40℃のぬるめのお湯に10分以上ゆっくり入ると、副交感神経が刺激され、筋肉がほぐれ、精神の緊張も緩みます。ただし、42℃以上の熱すぎる湯温は逆に交感神経を優位にさせ、目が冴えてしまい寝つきを悪くするなど悪影響を及ぼす可能性があるので注意が必要です。
このように、入浴には血行改善や疲労回復、リラックス効果、新陳代謝の活性化など、さまざまな効果が期待できます。
生活習慣を見直し免疫力を高めよう
夏バテによる体力低下や体調不良によって、熱中症や食中毒などのリスクが高くなります。夏バテになりやすい人は、その原因が「暑さ」なのか「冷え」なのかを考え、ぜひ早めに対策を取っておきましょう。
健康的な食事と質の高い睡眠、適度な運動を心がけ、夏バテ知らずの体づくりを目指してください。
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