新NISAで資産運用する時のポイント3つ

3.NISAの無期限化で気を付けるべき運用ポイント
(画像=fuelle編集部)

新NISAで資産運用する時は、下記の3つのポイントを意識しましょう。

・できるだけ早い段階から始める
・できるだけ投資上限額に近づける
・成長投資枠だけ利用して利益を狙いすぎない

それぞれ説明します。

できるだけ早い段階から始める

新NISAで資産運用するなら、できるだけ早くから始めましょう。早く始めるほど低いリスクで資産運用できます。なぜなら遅く始めるほど運用期間が短くなり、複利効果が小さくなっていってしまうからです。

利子にもまた利子がつくことを、「複利」という。長い期間でみると、複利の効果は非常に大きい。
引用:知るぽると「複利とは」

たとえば、65歳で資産運用を終えるとした場合、25歳から始めれば40年間もの期間がありますが、45歳からなら20年間、55歳からなら10年間とどんどん短くなってしまいます。また、投資期間が短いと、複利の効果も小さくなってしまいます。

新NISAはできるだけ若いうちから少額でも始めるべきです。

できるだけ投資上限額に近づける

自身の家計が許す限り、できるだけ投資上限額まで新NISAで運用することをおすすめします。なぜなら可能な限り多くの金額を運用したほうが効率が良いからです。

当然、毎月5万円ずつ投資する人と毎月10万円ずつ投資する人では、資産が増えるスピードは毎月10万円ずつ投資する人の方が早くなります。また、その分多くのお金を非課税で運用できるわけです。

家計と相談しつつ、投資上限額いっぱいまで投資することも考えてみましょう。

成長投資枠だけ利用して利益を狙いすぎない

成長投資枠だけ利用して、リスクの高い資産運用はしないようにしましょう。損失が出てしまっては、非課税のメリットがなくなってしまうからです。

成長投資枠では個別の株式やリスクの高い投資信託も買えるため、場合によっては大きな損失が出てしまう可能性があります。NISA制度の最大のメリットである非課税は、投資によって得られた利益に対するものなので、損失が出ている状態では効果を発揮しません。

安定して利益を出していけるように、成長投資枠だけではなくつみたて投資枠も同時に活用して、リスクが高くなりすぎない運用を心がけましょう。

新NISAの無期限化は朗報!運用方法を見直そう

新NISAになって制度の投資可能期間や非課税保有期間が無期限化されました。それによって有利に資産運用を進められるようになったのは間違いありません。

また投資枠も拡大するので、今のうちから2024年以降の運用方針を考えておくとよいでしょう。

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著者・fuelle編集部

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