なぜ、ファンクラブは集客がいらないのか?
「ファンクラブをつくっても集客は必要ですよね?」と尋ねられます。もちろん、「こういうファンクラブが世の中に存在するよ」という告知は必要でしょう。
けれど、ファンクラブの本質は物売りとは違います。
ファンクラブとは、そのファンクラブのスターなり、USPに共感するファンが、年齢も性別も、職業も関係なく、集まるものです。そこには、区別もなく、差別もなく、性別も職業も、居住地も関係なく、みんな同じ価値観で集まるのです。
「温泉」のように居心地が良ければ、口コミが起き、「同じことが好きな人」や「同じ興味を持っている人」が自然に集まってきます。
だから、無理な集客は必要ないのです。
逆に「集客」しようと、バンバン広告を出したとしても、価値観が違えば、絶対に来ないのがファンクラブの難しさとも言えるでしょう。
ファンクラブビジネスは「想定顧客をプールする」
ファンクラブビジネスとは何なのか、というご質問も多く受けます。
ビジネス的に言えば、「想定顧客をプールするもの」です。
そこには、あなたやあなたの会社が大好きな人が集まり、ワイワイ楽しくやりながら、あなたの新商品を待っています。
あなたやあなたの会社が大好きな人たちですから、購入確率も、一般よりも格段に高く、しかも広告宣伝費が掛からないのです。
そのうえ、「次はどんな商品がほしいですか?」とか、「次はどんな食べ物がいいですか?」などの質問をすれば、快く答えてくれて、しかもそれを聞いてつくった新製品は、「自分の意見を聞いてくれた」と喜んで買ってくれます。
広告宣伝費がいらず、顧客のニーズ調査費用もいらないのがファンクラブビジネスなのです。
中村悦子(なかむら・えつこ)
ファンクラブコンサルタント。株式会ROSES代表取締役社長。宝塚歌劇団に所属していた娘のファンクラブを6年間運営。娘の引退後、ファンクラブ運営経験を活かし50歳で起業。以来、ファンクラブビジネスの第一人者として活躍。コンサルティング活動のほか、講演、テレビ、ラジオ出演等の活動も行う。
久保田兼右(くぼた・けんゆう)
ファンクラブコンサルタント。株式会社ROSES取締役副社長。大学卒業後、ウィルソン・ラーニングワールドワイド株式会社、ソフトブレーン株式会社を経て、株式会社ROSES入社。コンサルティング業務等を行い、中村とともにファンクラブをコンセプトとした事業(ファンクラブビジネス)を立ち上げる。
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