
▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
子どもが独立したら生命保険は不要なのか
子どもが独立するタイミングは、保険を見直すよい機会となります。子どもの生活費や教育費といった経済的な保障が不要になるため、「もう保険は解約してもよい」と考える人もいるでしょう。しかし、状況によっては解約せず継続したほうがよい場合もあります。
子どもの独立後は「子どものための学費や生活費」ではなく、「今後の自分自身や配偶者の生活費や老後資金」を考えましょう。例えば、配偶者のために生活費などを残したいと考えるのであれば、死亡保障は解約せず、継続したほうがよいでしょう。しかし、保障金額について見直す余地はあります。
生命保険に加入し続けるか解約すべきかは、個々の状況によって異なります。自分の置かれている状況で必要であるかどうか、考えていきましょう。
子どもの独立後に生命保険の見直すポイント
では、子どもが独立したあと、生命保険のどの部分を見直ししていけばよいでしょうか。
ここでは、子どもの独立後に生命保険の見直す主なポイントについて解説していきます。
死亡保障
死亡保障とは、自分に万が一のことがあった場合に子どもや配偶者が生活に困らないよう、死亡保険金を受け取れるものです。子どもが小さいうちに、高額の死亡保険金を設定していた人も多いでしょう。しかし、子どもの独立後は金額を減らしても問題ないといえます。
死亡保障額を決める場合は、自身の遺族年金額や貯蓄額をもとに、配偶者の今後の生活費や老後資金、そして自分自身の葬式費用等について計算していきましょう。