収入アップの手段として副業が気になる人も多いのではないでしょうか?働き方改革でも副業の普及促進をしていますが、副業だけが収入アップの手段ではありません。副業よりも本業での昇進などを目指した方が収入アップにつながる人の特徴をいくつかあげてみましょう。

昇進しやすい職場環境にいる

国や地方公共団体や大企業の多くでは、女性活躍推進法の取り組みの一つとして、女性管理職の割合などに数値目標を設定し女性管理職の割合を増やそうとしています。昇進すると基本的には給料があがり、退職後に受けとる年金額のアップにもつながるでしょう。本業での給料アップはその効果が長く影響してくるので、責任が重くなる管理職になるのをためらう人もいるかもしれません。しかし、老後も視野に入れると昇進で給料アップを目指すのも得策です。

仕事上の資格やスキルに手当がついている

仕事に必要な資格に対し手当がつき、時間当たりの給料が高めになっている人は本業での仕事を増やした方が年収アップにつながるでしょう。看護士など資格を副業に活かせなかったり、その資格を活かした副業でも本業での時間単価の方が有利になったりするような人は、本業で稼ぐことを優先した方が収入アップにつながります。

タスクや時間のコントロールが苦手

副業は自分自身でやることや副業に充てる時間をコントロールしていかなければなりません。さらに、会社では部署や係ごとに分担されている情報収集や交渉などの役割も自分で担うこともあります。それらが本業へプラスになるという反面、自分でやる作業工程が増えることで身体的かつ、精神的にも負荷がかかってくるという点は注意が必要です。タスクや時間のコントロールが苦手な人は十分な労力を充てることができず、思うような副業収入を得にくいでしょう。

場合によっては、その負担が本業に影響してしまうので、副業を考えるより本業に集中し確実に仕事をすすめた方が収入アップにつながります。収入アップを考えるときは、単純に副業を追加するのではなく、本業とのバランスを考えていきましょう。

文・柴田千青(ファイナンシャル・プランナー)

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