ハタヨガから派生したさまざまなヨガ
実際、私たちが学ぶことのできるヨガのほとんどは「ハタヨガ」に含まれます。
- ハタヨガから派生したヨガ
- シヴァナンダヨガ
- アシュタンガヨガ
- アイアンガーヨガ
- パワーヨガ
- ヴィンヤサヨガ
- ホットヨガ
- クンダリーニヨガ
- 陰ヨガ
- リストラティブヨガ
そのため、「ハタヨガ」=「動くヨガ」と解釈している人も多いのです。
とはいえ、ヨガスタジオに行って「ハタヨガ」と「ヴィンヤサヨガ」というクラスがあったら、内容は大きく異なります。
特にこの2つは似ているとされるので、現在ヨガスタジオで提供されている一般的な「ハタヨガ」のクラスと「ヴィンヤサヨガ」のクラスを比較してみましょう。
ハタヨガクラスとヴィンヤサヨガクラスの違い
ハタヨガのクラスの特徴
まずハタヨガというクラスなら、だいたい入門〜初級レベルに設定されていますので、はじめての方でも安心して参加できるでしょう。
動きとしては比較的ゆっくりで、ポーズに加え、呼吸法と瞑想の練習もクラスに含まれるのが一般的。
例えば、呼吸法ではウジャイ呼吸やカパラバッティ呼吸法、片鼻呼吸法なども教えてくれる先生が多いですし、瞑想やシャバアーサナもしっかり練習していきます。
「ヨガ」を体系的に学びたい人、ポーズ以外のヨガにも興味がある人にもオススメのヨガです。
ヴィンヤサヨガのクラス特徴
一方、ヴィンヤサヨガの「ヴィンヤサ」とは「呼吸と動きを合わせること」とされ、一呼吸一動作で動く流れるようなヨガのこと指しています。
例えば、ヨガのポーズで有名な「太陽礼拝」という動きについても色々な練習方法があります。
太陽礼拝では「一呼吸一動作」で動くと「吸いながら両手を上にあげる」「吐きながら深く前屈する」といった感じになり、より運動量が高いヴィンヤサになります。
ハタヨガとヴィンヤサヨガどっちが向いてる
どちらのヨガが良い悪いということはないですが、以下のようにクラスを選べば間違いないでしょう。
一つのポーズをじっくり取り組みたい、呼吸や瞑想も練習したい➡「ハタヨガ」
しっかり体を動かしたい、汗をかきたい➡「ヴィンヤサヨガ」
ハタヨガはすばらしい健康法である
ちなみに私はどちらのクラスも大好きですし、自分がクラスをインストラクションするときは両方の要素を取り入れます。
ウォームアップではその後に行うヴィンヤサヨガでつまづかないように、ポーズを分解してゆっくり練習を繰り返し、後半では前半に行ったポーズをヴィンヤサでつなげるという方法です。
また、クラス全体には必ず呼吸法と瞑想を短くても入れることでハタヨガの概要を伝えます。
ヨガがフィットネスやエクササイズにとどまらない、すばらしい健康法であることを、私自身が毎回意識するようにしているのです。
提供・yoganess
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