ファンドラップは危険
ファンドラップとは売買の判断や資産管理まですべて金融機関にお任せするサービスのことです。自分の投資目的、投資目標、リスクに対する考え方などのヒアリングをして、それに基づいた運用が行われます。
もともと富裕層向けのサービスでしたが、最近では500万円程度からできるファンドラップもあり、投資初心者には一見魅力的に映ります。
しかし、投資を任せるぶん手数料が高いうえ、資産が増えれば成功報酬を支払うケースもあるためデメリットも多いです。
レバレッジをかける商品は危険
レバレッジとは「てこの原理」のこと。投資におけるレバレッジとは、自己資金以上の金額で取引ができる仕組みのことです。
ただし、レバレッジをかけた取引では、利益が出れば利益額はその分大きくなりますが、損失が発生したときの損失額も大きくなります。
レバレッジを利用すると、自己資金が少額でも大きな損失になることがあるため、定年後に行なう投資には不向きです。
レバレッジを利用する代表的な金融商品としては、FXや先物取引、信用取引などがあります。また不動産投資も、ローンを利用するとレバレッジをかけた投資に含まれます。
老後貧乏にならないように!
定年後は多くの場合、現役時代のような収入を得られなくなることから投資で失敗したときのダメージは大きくなります。
リスクを抑えて安定したリターンを得るためには、長期投資・積立投資・分散投資が大切なのは現役時代も定年後も変わりません。老後貧乏にならないように気を付けましょう。
文・金子賢司(ファイナンシャル・プランナー)
東証一部上場企業に入社後、保険業界に転身し、ファイナンシャル・プランナー(FP)として活動を開始。個人・法人のお金に関する相談を受けながら、北海道のテレビ番組のコメンテーターなどとしても活動している。
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