プロップスの効果的な使い方3選

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

1.ポーズを深める補助として

アイアンガー師が提案したプロップスの効果的な使用方法は、プロップスによって「ポーズを深める」方法です。

例えば、立位前屈(ウッターナアーサナ)で床に手がつかない人でも、ブロックを顔の下にセットすることでそこに手をつけば、それにより膝の後ろをゆっくり伸ばしたり、太ももの後ろを伸ばしたりすることが可能になります。

身体をぐいぐい押しながら、なんとか手を床につけようとするより、プロップスを上手に活用することで、無理なく同様の効果を得ることができるのです。

同じく立った状態で手で足の指を掴んで横に広げるポーズなども、足に手が届かない人も少なくありませんが、ヨガベルトを使えば同様の動きをすることができ、効果も同じように得られます。

できないからやらない、チャレンジしないのではなく、道具を使ってできることは積極的に道具を使ってやってみることで、ヨガのポーズの効果をどんな人にも体感できるようにしていくという使い方が最もよく知られたヨガプロップスの役割でしょう。

2.ポーズを緩める補助として

「頑張ればできるポーズだけれどキープできない」というヨガのポーズはないでしょうか。

そういったポーズをしている時は多少なりとも呼吸が止まっていたり、無理をしていることが多いもの。

であれば、やはりプロップスの出番。

例えば三角形のポーズだって、無理に下の手を床や足首にセットするのではなく、ブロックの上にセットすることで、体から緊張が抜けて3分ほどホールドしながら呼吸を味わうことができます。

長座前屈もお腹や膝裏にブロックやボルスターを挟むことでぐいぐい前屈するのではなく、3分程度は呼吸とともにキープしながら味わうことができるようにします。

できるポーズであっても、長くキープできないポーズのときにプロップスを使うことで、少しポーズを緩めることができ、ポーズを緩めることにより、キープの時間が長くなったり、ポーズの効果がより深くなったり、呼吸をコントロールしやすくなったりするのです。

3.リラクゼーションツールとして

ヨガプロップスを多用するヨガの種類といえば、アイアンガーヨガの他にリストラティブヨガがあります。

リストラティブヨガはアイアンガーヨガの正式指導者であり、理学療法士でもあるジュディス・ラサター氏によって1990年に考案されたヨガで、今は日本でもリストラティブヨガの指導者はたくさんいますし、リストラティブヨガを提供しているスタジオも増えています。

リストラティブヨガで有名なポーズとして、例えば「仰向けのがっせきのポーズ」があります。

ブロックとボルスターで緩やかな傾斜を作り、そこに背骨をあずけ、お尻の下にはザブを引き、足の裏をつけて膝を左右に広げたら、膝から腿の下にはブロックを入れます。

そして、手にアイピローやお手玉のようなもので優しい重みを与え、目元もタオルやアイピローなどで暗くし、さらに体全体にブランケットをかけて包みます。

プロップスを使った状態で横たわったり、座ったりすることにより、あらゆる関節を曲げて力を抜き、緊張を完全に抜いていきます。

1つのクラスでは4〜6ポーズ程度しか行いませんが、どのポーズも20分程度はホールドしていくことで呼吸が深まり、血圧が低下し、完全な副交感神経優位の状態を作ることができるのです。

ちなみにリストラティブヨガでは包帯をプロップスにし、それを頭(目元)に巻いて、リラックスに導くようなテクニックもあります。

安いマットを高いマットに変えただけでポーズが上達するのもプロップス効果

『yoganess』より引用.jpg
(画像=『yoganess』より引用)

このようにヨガプロップスには大きく3つの使い方があり、どの使い方をしてもヨガから無理や頑張りが取り除かれ、ポーズが深まり呼吸が安定するようになります。

ですから、プロップスはどんな流派のヨガでも積極的に使って良いのです。

例えば、私の生徒さんから「ヨガマットを1万円もしたけれど滑りにくいゴムのものにしたら、今まで手足に力が入らなくてうまくできなかったブリッジのポーズができるようになった」という声がありました。

手足でマットをぐっと押すことができるようになったので、ブリッジの際に鼠蹊部やお腹を十分に天井方向に突き上げられるようになり、キープ時間も長くなり、ポーズから出た後に、全身の血流を感じられるようになったそうです。

プロップスを使うことで、今まで感じられなかった身体的効果が感じられるようになるケースは少なくありませんので、ぜひ積極的に活用してほしいと思います。

まとめ

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

ヨガプロップスの使い方は無限にあるので、どんどん活用することで、自分なりの使い方の発見もあります。

クラスでも遠慮なく使っていくことで、筋肉痛などを起こさずにヨガのポーズを深めていくことができます。

ほとんどのインストラクターは道具を使うことをポジティブに捉えていますので、ぜひ活用してくださいね。

提供・yoganess



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