妊娠初期の動悸・息切れを予防するには?

妊娠初期の動悸や息切れというのは、妊娠前に動悸や息切れを起こしたことがなかった人でも、誰でも起こす可能性がある症状です。

何度か妊娠後に動悸や息切れを起こしてしまっている人は、また再発する可能性もありますよね。

しかし、動悸や息切れを起こす原因が分かっているので、起こしにくくするための予防のための対策はすることができます。

動悸や息切れを予防するための対策にどのようなものがあるのでしょうか?!

【妊娠初期の動悸の予防法①】お風呂で身体を温める

動悸や息切れを起こさないようにするための予防法には、お風呂にゆっくりと使って体をしっかりと温めることが大切です。

血行不良になると、酸素が足りない部位に酸素を送り出そうと心臓が頑張りすぎて動悸を起こしてしまいます。

お風呂に入って、全身の血行をしっかりと良くすることで、体中に新鮮な酸素を届けることができるので、動悸や息切れの予防になります。

お風呂に入ることが無理な時でも、足湯をしたり、暖かい靴下を履くなどして、手足が冷えるのを予防しましょう。

【妊娠初期の動悸の予防法②】鉄分を摂取する

動悸や息切れを起こさないようにするための予防法には、鉄欠乏性貧血を予防することも大切になります。

鉄分がたくさん入っていて、妊娠中に過剰摂取にならない食品には、パセリや小松菜、ほうれん草、納豆などがあります。

鉄分の他に、豆腐やブロッコリーなどビタミンCやタンパク質がたくさん入っている食品も一緒に食べると鉄分の吸収率がアップします。

尚、鉄分といえばレバーと思う人もいるでしょうが、毎日レバーを食べてしまうと、過剰摂取が心配されるビタミンAを摂りすぎてしまいます。レバーを妊娠中の鉄分補給で食べるのはやめておきましょう。

【妊娠初期の動悸の予防法③】寝る時に足を高くする

夜寝ているときに、眠れないほどの激しい動悸や息苦しい息切れを予防するためには、あらかじめ足を高くして寝るのも効果的です。

動悸や息切れを起こす前から、足を高くして、心臓に血流が集まりやすいようにして寝ることで、動悸や息切れを起こしにくくすることもできます。

眠れないほどの動機や息切れに悩んでいる人は、ぜひ試してみてください。

妊娠初期の動悸・息切れはいつまで続く?

妊娠初期の眠れないほどの動悸や息切れというのは、いったいいつまで続くのでしょうか。

妊娠初期にプロゲステロンの影響により始まった動悸や息切れというのは、プロゲステロンの分泌がつく妊娠5か月に入ると治まってきます。

しかし、妊娠5ヶ月以降はお腹の赤ちゃんが急激に大きくなり、子宮が肺を圧迫するようになります。

肺の圧迫による動悸や息切れというのは、出産が終わるまで続いてしまいます。