妊娠初期には突然激しい息切れや息苦しい感じに襲われて、動悸が止まらなくなることがあります。妊娠初期の動機や息切れというのはいったいどんな原因でおこるのでしょうか?!この記事ではちょっと心配な妊娠初期の動悸、息切れの原因と対策についてお伝えします。

妊娠初期の動機や息切れは心配になります…

いろいろな症状がつわりとして出やすい、妊娠超初期から妊娠初期にかけて、激しい動悸や息苦しい息切れ、めまいなどに突然襲われる妊婦さんが多くいます。

妊娠前まで動悸や息切れ、めまいを感じたことがなかった人にとっては、突然の動悸や息切れ、めまいというのは心配になってしまいますよね。

一体、激しい動悸や息苦しい息切れ、めまいを起こす原因にはどのようなものがあるのでしょうか?!

この記事では妊娠超初期から妊娠初期にかけて起こりやすい動悸や息切れ、めまいの症状の原因や対策についてお伝えします。

動悸・息切れとはどんな症状?

まず、動悸や息切れ、めまいというのはどのような症状なのでしょうか?!

心臓の鼓動というのは常に一定のリズムを保っているものですが、それが何らかの原因で急に早くなったり乱れることを動悸と言います。

時には自分の心臓の音が聞こえるほど、激しい鼓動を感じることもあり、息切れがして息苦しい感じもすることが多くあります。

血液循環が乱れることから、脳への血流が乱れてフラフラとめまいを起こすこともあります。

妊娠初期の動悸・息切れの原因とは?

妊娠超初期から妊娠初期に、それまで全く心臓や循環器系には問題がなかった人が、突然激しい動悸や息苦しい息切れ、めまいを起こすようになるのには、妊娠ならではの原因があります。

いったいどんな原因があるのか、ここからみていきましょう。

【妊娠初期の動悸の原因①】ホルモンバランスの変化

妊娠超初期から妊娠初期にかけての動悸や息切れ、めまいの原因にはホルモンバランスが妊娠によって変化したことが挙げられます。

妊娠してプロゲステロンという女性ホルモンが急激に増えると、呼吸中枢が刺激されます。

また、妊娠月数が進むにつれ、お腹の赤ちゃんが大きくなり、全身の血液量も増えることから、心臓への負担が増していき、動悸や息切れを感じやすくなっていき、それに伴ってめまいも増えていきます。

【妊娠初期の動悸の原因②】貧血

妊娠超初期から妊娠初期にかけての動悸や息切れ、めまいの原因には鉄欠乏性貧血もあります。

妊娠すると血液量が妊娠前の最大1.5倍まで増えますが、血しょうの増加と比べると酸素を運ぶ赤血球はなかなか増えません。

赤血球が薄いということは、運べる酸素の量が少なくなるということです。

全身で酸素の量が足りなくなることで、全身まで酸素を送り届けようと心臓の鼓動が早くなったり、酸素を取り込もうと息切れを起こしたりします。

【妊娠初期の動悸の原因③】肺が圧迫される

妊娠後期になると、大きくなった子宮が周りの臓器を押しのけるようになります。

お腹の赤ちゃんも大きくなり、お母さんの体の中の血液量も増えて、酸素がたくさん必要になったのに、肺も子宮に圧迫されるために、酸素を取りこみにくくなります。

そこでたくさんの酸素を取り込んで、送り出すために、時に眠れないほど激しい動悸や息切れを起こしてしまうのです。