あなたは今まで、流産や死産を経験された身近な人と接した経験はありますか? 妊娠というおめでたい話題から一変、あまりに悲しい出来事に、言葉を失った方も多いかもしれません。

 6月8日、タレントの南明奈さんが死産したことを自身のインスタグラムで公表しました。

「私達夫婦に授かった命は、空へと戻りました」「約7ヶ月という時間でしたが、私達家族は幸せでした。皆様から頂いた祝福の言葉が子どもの生きた証です」とつづり、ネットを中心にさまざまな励ましやいたわりの声があふれました。

 これを受けて南明奈は6月23日までに「皆さんたくさんのメッセージありがとうございます。みんな読ませて頂きました」「皆さんからの言葉を支えに、夫婦2人笑顔で過ごしていきたいと思います」とインスタグラムに投稿しました。

 その一方で、周囲がよかれと思ってかけた言葉が当事者にとって新たな傷になってしまうこともあります。実は、筆者は1年半前に夫をガンで亡くし、グリーフ専門士(喪失体験を抱えた人をサポートする専門家)の勉強中です。

 流産や死産というつらい経験をした方やその家族と接したとき、どんな行動をしたり言葉をかけたりすればよいのでしょうか。