下腿三頭筋、いわゆる“ふくらはぎ”と呼ばれるこの部分。

「身体の中でもむくみやすいところ」と言われますが、まさにその通りです。

立ち仕事でもデスクワークでも疲れが溜まりやすく、血流が悪くなってしまいやすい部分なのですが、柔らかい人よりも硬い人のほうがその症状が出やすくなります。

自分のふくらはぎが硬いかどうかの判断の目安は、ずばり「しゃがむのがツラいかどうか」です。

今回は、ふくらはぎが硬い人必見のヨガポーズを3つご紹介したいと思います。

ふくらはぎが硬くなるのはなぜ?

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

下腿三頭筋(=ふくらはぎ)は、腓腹筋とヒラメ筋の総称。

立っているときに体重を支えてくれるほか、つま先立ちになって足首を伸ばしたり、ひざを曲げたりするときに使われる筋肉です。

また、脚の血液を心臓に送り返すポンプのような働きをしており、身体の血液循環においても重要な役割を担っています。

さて、今回のテーマは「ふくらはぎの硬さ」です。

一体、なぜふくらはぎは硬くなってしまうのでしょうか。詳しく解説します。

(1)長時間、同じ姿勢をしている

デスクワークやそのほかにも長い時間同じ姿勢をして過ごしていると運動不足になります。

すると、筋肉が硬く強張ってしなやかさを失ってしまいます。

(2)ハードな運動をしている

運動不足もふくらはぎの硬さの原因になりますが、その反対もまた然り。

脚の筋肉をしっかりと使うようなハードな運動によって、その疲れが溜まっていくことでもふくらはぎは硬くなります。

(3)冷えている

脚が冷え、血行が悪くなるとむくみが生じてふくらはぎが硬くなります。

血行は自律神経によっても調節されるので、ストレスが溜まり自律神経のバランスが乱れると血行不良を引き起こすこともあります。

これらの理由から、ふくらはぎが硬くなると脚の疲れが抜けにくくなったり、むくんだり、ダルくなったり、痛みが出ることもあれば、怪我をしやすくなることもあるでしょう。

そうならないためにも適度な運動やマッサージ、湯船で温めるなどしてあげると良いのですが、次のようなふくらはぎをほぐしてくれるヨガのポーズを行うのもオススメです。

ふくらはぎが硬い人必見のストレッチ・ヨガ3選

ここでは3つのヨガのポーズを紹介します。

「背面を伸ばすポーズ(パシュチモッターナ・アーサナ)」

両脚を前に伸ばして座る「杖のポーズ」から前屈をするポーズ。

ふくらはぎをはじめとする、身体の背面を気持ち良く伸ばすポーズです。

背面を伸ばすポーズのやり方

  1. 両脚を前に伸ばして座り、「杖のポーズ」を取る
『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)
ポイント
  • 腰を丸めないように骨盤を立てる
  • かかとを突き出すようにして、つま先を天井に向ける
  • 左右のお尻に均等に体重を乗せる
  1. 両腕を真上に伸ばす
『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)
ポイント
  • 指先~お尻までが一直線になるように
  1. 前屈し、手でつま先をつかむ
『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)
ポイント
  • 背中が丸まらないようにする
  1. 息を吐きながら、前屈を深める~呼吸を5回繰り返す
『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)
ポイント
  • 無理のない範囲で前屈をすること
  • 尾骨を下げるようにする
  • ひざを軽く緩めても良いが、かかとは常に前に突き出しておくこと