SBI証券の手数料、アクティブとスタンダードどっちのプランがいい?
(画像=fuelle編集部)

SBI証券の国内株式の手数料は、アクティブプランとスタンダードプランのどっちがいいのでしょう?

結論をいうと、少額で取引する人はアクティブプランが向いています。

一方、1日の約定料金が100万円を超える人は、スタンダードプランがいいでしょう。

ただし取引金額により、どっちがいいのか一概にいえないパターンがあります。そこで本記事では具体的な金額で両プランを比較し、 投資スタイルごとに、どちらがいいのか答えを出しました。

SBI証券では、口座開設をするにあたってどちらかのプランを選ばなければなりません。自分に合わないプランを選ぶと、手数料が高くなってしまう可能性があります。

>「自分に合った手数料プランを選ばないとこうなる!」

手数料を無駄に払わないためにも、アクティブプランとスタンダードプランのどっちがいいのかをしっかり見極めましょう。

取引額と回数による両プランの手数料の違いを、早見表でチェックしたい人はこちらへ
>SBI証券のアクティブプランとスタンダードプラン、手数料早見表

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SBI証券の手数料、アクティブとスタンダードどっちのプランがいい?

SBI証券の手数料、アクティブとスタンダードどっちのプランがいい?
(画像=fuelle編集部)

SBI証券の国内株式の手数料は、アクティブプランとスタンダードプランがあります。口座開設をするにあたってどちらかのプランを選ばなければならないため、どっちがいいか迷う人も多いでしょう。

結論をいうと、どちらがいいのかは取引額によります。具体的な取引額で比較し、投資スタイルごとにふさわしいプランをまとめました。

取引スタイル ふさわしいプラン
初めて株取引をする初心者 アクティブプラン
少額で取引をする人 アクティブプラン
頻繁に取引をし、
1日の約定料金が100万円以下の人
アクティブプラン
1日の約定料金が100万円を超える人 取引金額によりどっちがふさわしいか異なる
長期保有を前提にしている人 スタンダードプラン
高額な株を取引をする人 スタンダードプラン

自分に合ったプランを選ばないと無駄な手数料を払うことになるかもしれません。自分の投資スタイルに近い項目のリンク先に飛んで、詳しい内容を確認しましょう。

なお、25歳以下はどちらのプランでも手数料は無料です。

取引金額と回数による両プランの手数料の早見表もまとめました。自分の投資スタイルがまだ定まらないという人はこちらも参考にしてください。

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初めて株取引する人は【アクティブプラン】

初めて株取引をする人は、アクティブプランが向いています。

初心者で最初から高額の取引をする人は多くないでしょう。そのため、約定金額が100万円以下なら手数料が無料のアクティブプランを選ぶべきです。

例えば8万円の現物取引をする場合、アクティブプランなら手数料は0円です。しかしスタンダードプランを選んでしまうと、99円がかかることになります。

1日の約定金額 アクティブプラン スタンダードプラン
5万円まで 100万円まで0円 55円
10万円まで 99円
20万円まで 115円
50万円まで 275円
100万円まで 535円
※現物取引かつ税込みの金額
出典:SBI証券公式サイト

また、アクティブプランの手数料設定はシンプルです。計算が楽だというメリットもあります。

一方、スタンダードプランだと約定ごとにコストを計算しなければならず、難しく感じる人もいるでしょう。この点からも初心者はアクティブプランが向いています。

なおアクティブプランでは、現物取引でも信用取引でも1日の約定金額が100万円以下なら手数料無料です。

投資未経験で最初から信用取引をしたいという人は多くないかもしれませんが、もしチャレンジするならやはりアクティブプランを選ぶといいでしょう。
小栗健吾(ライター、ファイナンシャル・プランナー)

「国内株式現物取引」、「国内株式制度信用取引」、「国内株式一般信用取引」の「約定代金合計額」・「手数料」は各々別口として計算し、1日「現物100万円+信用(制度)100万円+信用(一般)100万円=合計300万円」まで手数料0円となります。
出典:SBI証券『手数料』

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少額で取引する人【アクティブプラン】

1日の取引額が少額(100万円以下)の人は、アクティブプランを選びましょう。

1日の約定金額が100万円までの範囲内であれば、現物取引でも信用取引でも、何回取引をしてもアクティブプランなら0円だからです。

一方、スタンダードプランでは少額であっても売買ごとに手数料がかかってしまいます。

現物取引:両プランの手数料の差
1日の約定金額 アクティブプラン スタンダードプラン
5万円まで 100万円まで0円 55円
10万円まで 99円
20万円まで 115円
50万円まで 275円
100万円まで 535円
信用取引:両プランの手数料の差
1日の約定金額 アクティブプラン スタンダードプラン
5万円まで 100万円まで0円 99円
10万円まで 99円
20万円まで 148円
50万円まで 198円
100万円まで 385円

以下の表は、現物取引でそれぞれの銘柄を購入した場合にかかる手数料を具体的な名柄で比較してみたものです。

株式銘柄
<銘柄コード>
約定金額
アクティブ
プランの手数料
スタンダード
プランの手数料
楽天グループ
<4755>
5万7,500円 0円 99円
日本郵政
<6178>
10万円 0円 99円
丸紅
<8002>
20万3,050円 0円 275円
三井住友フィナンシャル
グループ <8316>
55万1,200円 0円 535円
※約定金額は2023年5月26日終値時点
出典:Yahoo!ファイナンス(楽天グループ日本郵政丸紅三井住友フィナンシャルグループ)(2023年5月26日時点、税込み)

1約定ごとに手数料が発生するスタンダードプランだと、上記銘柄をすべて購入すると1,008円かかります。 一方、アクティブプランならすべての銘柄の約定金額合計が91万1,750円となり、100万円未満で購入できるため、手数料はかかりません。

少額取引なら、圧倒的にアクティブプランのほうがお得だということがわかります。

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頻繁に取引をし、1日の約定料金が100万円以下の人【アクティブプラン】

デイトレードのように取引を繰り返す取引の場合は、株式の約定金額が1日100万円を超えないならアクティブプランがいいでしょう。何回取引をしても、手数料無料です。

例えば現物取引で「約定金額が10万円の株式を3回購入して同じ価格で3回売却した場合」、アクティブプランなら合計の約定金額が60万円のため手数料がかかりません。

アクティブプラン:約定金額が10万円の株式を3回購入して同じ価格で3回売却した場合
約定金額 アクティブプランの手数料
A株 10万円購入 0円
※約定金額60万円
B株 10万円購入
C株 10万円購入
A株 10万円売却
B株 10万円売却
C株 10万円売却
合計手数料 0円

しかしスタンダードプランだと10万円の株式を売買するたびに99円がかかり、合計で594円(99円×6回)の手数料が発生してしまいます。

スタンダードプラン:約定金額が10万円の株式を3回購入して同じ価格で3回売却した場合
約定金額 スタンダードプラン
A株 10万円購入 99円
B株 10万円購入 99円
C株 10万円購入 99円
A株 10万円売却 99円
B株 10万円売却 99円
C株 10万円売却 99円
合計手数料 594円

頻繁に取引をしていても、1日の約定金額が100万円未満ならアクティブプランを選びましょう。

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次に信用取引の場合で、同じ条件で比較してみます。

アクティブプランであれば、信用取引も100万円以下の約定には手数料がかかりません。したがって、約定金額10万円の株式を購入した場合は0円です。

アクティブプラン:信用取引で約定金額が10万円の株式を3回購入して同じ価格で3回売却した場合
約定金額 アクティブプラン
A株 10万円購入 0円
B株 10万円購入 0円
C株 10万円購入 0円
A株 10万円売却 0円
B株 10万円売却 0円
C株 10万円売却 0円
合計手数料 0円

一方、信用取引でスタンダードプランを利用して、10万円の株式を売買すると、その都度99円の手数料が徴収されます。購入と売却を3回ずつ繰り返すと、手数料の合計は594円になります。

スタンダードプラン:信用取引で約定金額が10万円の株式を3回購入して同じ価格で3回売却した場合
約定金額 スタンダードプラン
A株 10万円購入 99円
B株 10万円購入 99円
C株 10万円購入 99円
A株 10万円売却 99円
B株 10万円売却 99円
C株 10万円売却 99円
合計手数料 594円

信用取引の1日の約定金額が100万円以下の場合においても、手数料がかからないアクティブプランを選びましょう。

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1日の約定料金が100万円を超える人【取引回数によりふさわしいプランは異なる】

1日の合計約定金額が100万円を超える場合は、取引回数(1日の合計約定金額)次第でどちらのプランがお得かが決まります。

次の表のように、区切りとなる金額が両プランで異なるためです。

1日の約定料金が100万円を超えた場合の両プランの手数料
アクティブプラン スタンダードプラン
200万円まで1,238円 101万円〜150万円まで640円
300万円まで1,691円 3,000万円まで1,013円
以降100万円ごとに295円ずつ増加 3,000万円超1,070円
※現物取引かつ税込みの金額
出典:SBI証券公式サイト

具体的にどのような差があるのか、現物取引で「1回あたりの約定金額が80万円」の場合に、合計約定金額および取引回数別にどちらが手数料を抑えられるのか比較しました。

このケースでは次の結果が出ました。

・約定金額80万円の取引を2~3回した場合(1日の約定金額160万円〜240万円)はスタンダードプランのほうが安い
・取引回数が5回に増えた場合(1日の約定金額400万円)はアクティブプランのほうが安い

現物取引「1回あたりの約定金額が80万円」の場合の両プランの比較
1日の合計約定金額
(約定金額×取引回数)
アクティブ
プランの手数料
スタンダード
プランの手数料
80万円(1回) 0円 535円
160万円(80万円×2回) 1,238円 1,070円
240万円(80万円×3回) 1,691円 1,605円
400万円(80万円×5回) 1,986円 2,675円
※現物取引かつ税込みの金額

具体的な銘柄を例に、回数によってどちらのプランなら手数料を抑えられるのかさらに見てみましょう。

銘柄:セコム<9735>
株価は1万300円、売買単価が100株のため103万円(2023年8月24日終値時点)で取引
※現物取引を想定

【取引回数が1回、2回の場合】
手数料が安いスタンダードプランのほうがおすすめです。

1日の合計約定金額
(約定金額×取引回数)
スタンダード
プランの手数料
アクティブ
プランの手数料
103万円
(1回)
640円 1,238円
206万円
(103万円×2回)
1,280円 1,691円

【取引回数3回以上】
しかし取引回数が3回以上になると、アクティブプランのほうが手数料を抑えられます特に10回のケースでは、アクティブプランの方が2,000円以上も安くなりました。

1日の合計約定金額
(約定金額×取引回数)
スタンダード
プランの手数料
アクティブ
プランの手数料
309万円
(103万円×3回)
1,920円 1,691円
515万円
(103万円×5回)
3,200円 2,576円
1,030万円
(103万円×10回)
6,400円 4,051円
ただし、株価次第でお得なプランは変わるので注意が必要です。例えば、セコムの株価が100万円未満まで下落したときに3回取引した場合はスタンダードプランのほうが手数料を抑えられます。
小栗健吾(ライター、ファイナンシャル・プランナー)

このように、1日の約定金額が100万円を超える場合は、取引回数によって手数料が変わります。事前にシミュレーションしておきましょう。

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長期保有を前提にしている人【スタンダードプラン】

頻繁に売買はせず長期間の保有を予定している人は、スタンダードプランがいいでしょう。

長期間保有する場合、毎日取引をするわけではありません。取引回数が減るため、スタンダードプランのほうが手数料を抑えられます。
小栗健吾(ライター、ファイナンシャル・プランナー)

例えば、ある期間に約定金額150万円の株式を1回しか購入しなかった場合の手数料を比較してみましょう。

約定金額150万円の株を1回のみ取引
アクティブプランの手数料 1,238円
スタンダードプランの手数料 640円
※金額はいずれも税込み

1回しか購入しなかった場合、スタンダードプランのほうが手数料を半分近い水準に抑えられます。

しかし、同じ日に約定金額150万円の株式を2回売買した場合は、アクティブプランのほうが手数料が安くなります。

約定金額150万円の株を2回取引
アクティブプランの手数料 1,238円
スタンダードプランの手数料 1,280円
※金額はいずれも税込み

このように、100万円を超える金額でかつ頻繁に売買するわけではないのであれば、スタンダードプランがお得になります。

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高額な株を取引する人【スタンダードプラン】

1単元の約定金額が高い株式を購入するケースは、スタンダードプランのほうが割安になります。

スタンダードプランは「1回の約定金額ごと」に手数料がかかります。都度コストがかかるため割高のように思えますが、約定金額が100万円を超えるとアクティブプランよりも安くなります。

1日の約定料金が100万円を超えた場合のスタンダードプランの手数料
1日の約定金額 スタンダードプランの手数料
101万円〜150万円まで 640円
3,000万円まで 1,013円
3,000万円超 1,070円
※現物取引かつ税込みの金額
出典:SBI証券公式サイト

一方でアクティブプランは、300万円を超えると100万円ごとにプラス295円ずつ増加する仕組みです。そのため、高額になればなるほど手数料がかさみます。

1日の約定料金が100万円を超えた場合のアクティブプランの手数料
1日の約定金額 アクティブプランの手数料
200万円まで 1,238円
300万円まで 1,691円
300万円超 100万円ごとに295円ずつ増加
※現物取引かつ税込みの金額
出典:SBI証券公式サイト

例えば130万円の株を購入した場合は、アクティブプランでは1,238円、スタンダードプランでは640円です。スタンダードプランのほうが安くなることがわかります。

具体的な銘柄でさらにくわしく見てみましょう。

名柄例:キーエンス<6861>
株価は6万1,350円、売買単価が100株のため613万5,000円(2023年8月24日終値)で取引
※現物取引を想定

この銘柄を購入するとスタンダードプランで必要な手数料は1,013円です。しかしアクティブプランの場合は2,871円かかります。比較すると2倍以上の差があります。

キーエンス<6861>を約定金額613万5,000円で購入した時の両プランの手数料の差
スタンダードプランの手数料 1,013円
アクティブプランの手数料 2,871円(1,691円+295円×4)

このように、高額な銘柄を購入するならスタンダードプランが向いています。

次にキーエンスを信用取引で購入した場合に、どちらのプランが手数料を抑えられるのか見ていきましょう。

キーエンス<6861>を約定金額613万5,000円で信用取引により購入した時の両プランの手数料の差
スタンダードプランの手数料 385円
アクティブプランの手数料 3,080円(880円+440円×5)
※金額はいずれも税込み

スタンダードプランのほうが手数料が大幅に低くなります。

その理由は、信用取引のアクティブプランは、現物取引よりも加算される手数料が多いからです。

一方、スタンダードプランは全体的に現物取引よりも手数料が低く設定されています。そのため、何度も取引をしなければコストを抑えることができます。

SBI証券のアクティブプランとスタンダードプラン、手数料早見表

SBI証券の現物取引をした場合の手数料をまとめました。金額と回数によって、どちらが安いかチェックしましょう。

アクティブプラン
1日の約定金額 1回取引した場合 3回取引した場合 5回取引した場合
100万円 0円 0円 0円
150万円 1,238円 1,238円 1,238円
500万円 2,281円 2,281円 2,281円
※金額はいずれも税込み

スタンダードプラン
1回の約定金額 1回取引した場合 3回取引した場合 5回取引した場合
100万円 535円 1,605円 2,675円
150万円 640円 1,920円 3,200円
500万円 1,013円 3,039円 5,065円
※金額はいずれも税込み

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SBI証券の手数料プラン、アクティブプランとスタンダードの詳細

“SBI証券アクティブプランスタンダードプラン”
(画像=fuelle編集部)

あらためて、SBI証券のアクティブプランとスタンダードプランの詳細を確認しましょう。

両プランの一番の違いは、手数料の決め方です。

・アクティブプラン……1日の約定金額の合計で手数料が決まる
・スタンダードプラン……1回の注文ごとに手数料が決まる

アクティブプラン スタンダードプラン
手数料の決め方 1日の合計約定金額 1回の約定金額
最低手数料
(現物取引)
0円(100万円以下) 55円(5万円まで)
最低手数料
(信用取引)
0円(100万円以下) 99円(10万円まで)
ポイント付与 なし 手数料の1.1%
※金額はいずれも税込み
出典:SBI証券公式サイト

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SBI証券の手数料プラン:アクティブプラン

アクティブプランには現物取引と信用取引があり、それぞれ手数料が異なります。

現物取引とは
自己資金で株式を購入する方法のこと。一般的に株式を購入する場合、特に説明がなければ現物取引を指す。
信用取引とは
証券会社に預けた現金や株式を担保にお金を借りて、株式を売買する取引方法のこと。

アクティブプランの手数料
1日の合計約定金額 現物取引の手数料 信用取引の手数料
100万円まで 0円 0円
200万円まで 1,238円 880円
300万円まで 1,691円
以降100万円増加ごと 295円ずつ増加 440円ずつ増加
※金額はいずれも税込み
出典:SBI証券公式サイト

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■アクティブプランの注意点
アクティブプランには以下の注意点があります。

アクティブプランの注意点
  • 約定金額が大きくなると手数料が高くなる
  • 手数料が無料でも一時的に拘束される
  • アクティブプランが適用されない取引もある

現物取引であれ信用取引であれ、アクティブプランは約定金額が大きくなるとその分手数料が高くなってしまいます。

高額取引を想定している人は、アクティブプランは向いていないでしょう。

アクティブプランで高額取引をした場合の手数料
1日の合計約定金額 現物取引の手数料 信用取引の手数料
500万円まで 2,281円 2,200円
600万円まで 2,576円 2,640円
1,000万円まで 3,756円 4,400円
2,000万円まで 6,706円 8,800円
3,000万円まで 9,656円 1万3,200円
5,000万円まで 1万5,556円 2万2,000円
1億円まで 3万306円 4万4,000円
※金額はいずれも税込み
出典:SBI証券公式サイトをもとに筆者作成

また、SBI証券では手数料が無料の場合であっても、一時的に「手数料を含めた支払金額」を買付余力より仮拘束します。

例えば、1注文あたりの見積もりが100万円以下の場合は880円(税込)が拘束される仕組みです。その後、翌朝未明に再度計算した上で、手数料分が買付余力に戻されます。

買付余力とは
買付余力とは、当日買付が可能な金額の上限のことです。

もう1つの注意点として単元未満株(S株)やPTS取引は、アクティブプランの対象とならない点は留意しておきましょう。

■現物取引と信用取引は別計算
SBI証券のアクティブプランでは、以下の取引の約定代金や手数料をそれぞれ別口で計算します。

・現物取引
・国内株式制度信用取引
・国内株式一般信用取引

それぞれの取引において、1日の約定代金が100万円まで手数料無料となります。

つまり、最大300万円まで手数料がかかりません。
小栗健吾(ライター、ファイナンシャル・プランナー)

なお、SBI証券のように、現物取引と信用取引の手数料を別々で計算可能な証券会社は多くありません。

楽天証券やマネックス証券などの提供する1日定額のプランでは、現物取引と信用取引の合計約定金額によって手数料が計算されます。

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SBI証券の手数料プラン:スタンダードプラン

スタンダードプランは「1回の約定金額ごと」に手数料がかかります。

都度コストがかかるため割高のように思えますが、約定金額が100万円を超えるとアクティブプランよりも安くなります。そのため高額で取引する中級者以上の人におすすめです。

スタンダードプランにも現物取引と信用取引があり、それぞれ手数料が異なります。

スタンダードプランの手数料
約定金額 現物取引の手数料 信用取引の手数料
5万円まで 55円 99円
10万円まで 99円 99円
20万円まで 115円 148円
50万円まで 275円 198円
100万円まで 535円 385円
150万円まで 640円 385円
3,000万円まで 1,013円 385円
3,000万円超 1,070円 385円
※金額はいずれも税込み
出典:SBI証券公式サイト

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■スタンダードプランの注意点
スタンダードプランは「1回の約定金額ごと」に手数料がかかるため、頻繁に取引をするとその都度コストが発生します。

「100万円以上ならスタンダードプランのほうがおすすめ」と前述しましたが、取引回数を重ねると割高になるケースがあるのです。

以下の表は、1回あたりの約定金額が150万円のケースにおいて、取引回数ごとの手数料を比較したものです。

取引回数が1~4回であればスタンダードプランの手数料が安くなり、5回以上になるとアクティブプランのほうが安くなりました。

取引回数ごとの手数料を両プランで比較
1日の合計約定金額
(約定金額×取引回数)
スタンダード
プランの手数料
アクティブ
プランの手数料
150万円(1回) 640円 1,238円
300万円(2回) 1,280円 1,691円
450万円(3回) 1,920円 2,281円
600万円(4回) 2,560円 2,576円
750万円(5回) 3,200円 3,166円
※金額はいずれも税込み

また、単元未満株(S株)やPTS取引については、スタンダードプランの対象外です。それぞれ別の手数料体系が採用されています。

■現物取引も信用取引も、個別の取引ごとに手数料が決まる
スタンダードプランでは、個別の取引ごとに手数料が決まります。現物取引と信用取引をした場合は、当然別口で計算を行います。

現物取引で約定金額50万円、信用取引で約定金額100万円の取引をした場合の手数料を計算してみました。

現物取引の手数料 275円
信用取引の手数料 385円
合計の手数料 660円
※金額はいずれも税込み

スタンダードプランは、アクティブプランとは異なり、1つの取引ごとに手数料がかかるので注意しておきましょう。

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なお基礎知識として、株取引では「購入時と売却時の両方で手数料がかかる」ことを知っておきましょう。

例えば約定金額が56万9,300円(2023年5月2日終値)の任天堂<7974>の株式を売買すると、スタンダードプランでは合計で1,070円の手数料を支払います。

・購入時に535円の手数料を支払う
・売却時に535円の手数料を支払う

※売却時の株価が高くなった結果、手数料が高くなるケースもあります。

例えば現物取引で以下の株式を購入してその日のうちに同じ価格で売却したとします。

株式銘柄
<証券コード>
約定金額 購入時手数料 売却時手数料
三菱UFJフィナンシャル・
グループ <8306>
8万6,260円 99円 99円
メルカリ
<4385>
25万8,500円 275円 275円
ソフトバンクグループ
<9984>
51万7,000円 535円 535円
手数料合計 909円 909円
出典:Yahoo!ファイナンス(三菱UFJフィナンシャル・グループメルカリソフトバンクグループ)(2023年5月2日終値時点、税込み)

この場合、合計で1,818円(購入時と売却時で909円ずつ)の手数料が発生します。

やみくもに取引を繰り返した結果、あまり利益を得られなければ、手数料分で損をするケースがあります。

25歳以下なら、どちらのプランでも手数料は無料

SBI証券では「25歳以下現物手数料0円プログラム」を提供しています。対象の年齢であれば、アクティブ、スタンダードのどちらのプランを選んでも手数料無料で国内株式の取引ができます。

対象者 インターネットコースを利用している25歳以下の個人
条件 26歳の誕生日の前日までにインターネット経由で約定した取引
対象から外れる取引 ・S株(単元未満株)の売却
・26歳の誕生日以降に約定した注文
・電話からの注文

インターネットコースを利用していれば、事前のエントリーなしで対象に含まれます。

なお株取引の注文したタイミングが25歳であっても、約定日時点で26歳になっている場合は、手数料がかかるので注意が必要です。

SBI証券アクティブプランとスタンダードプランの口コミ

SBI証券アクティブプランのいい口コミ
SBI証券アクティブプランのよくない口コミ
SBI証券スタンダードプランのいい口コミ
SBI証券スタンダードプランのよくない口コミ

SBI証券アクティブプランのいい口コミ

少額取引なら手数料が無料

1日100万円以内の売買なら手数料が無料と非常にお得です。私は、1日100万円を超える取引をすることはめったになかったので、アクティブプランで手数料がかからずお得に取引ができました。

特に株価が低い銘柄への単発投資の場合は、スタンダードプランだと手数料の負担割合が大きくなりやすいです。

30代・男性

手数料無料で株が買える

私は、投資資金も取引回数も少ないのでアクティブプランの「1日の約定代金100万円以下なら手数料無料」は、すごく助かっています。金額の範囲内なら手数料が発生しないので、少額の利益確定も気兼ねなくできる点は大きなメリットです。

投資を始めて3年目ですが、今まで手数料を払ったことがありません。

40代・女性

現物・信用で300万円

SBI証券のアクティブプランは、1日の取引金額が100万円までは手数料が無料です。

ありがたいのは、現物取引と信用取引(一般信用・制度信用)で別計算されること。例えば1日に現物取引80万円、信用取引(一般信用)90万円、信用取引(制度信用)90万円と取引しても手数料はかかりません。

最大300万円の取引まで手数料が無料になる点は、大きなメリットだと思います。

30代・男性

出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査

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SBI証券アクティブプランのよくない口コミ

合計額は自分で計算が必要

1日の約定合計金額が100万円までは無料ですが、それ以降は金額に応じて手数料が発生します。

100万円以下に抑えたい場合、自分で計算しなくてはならないことは、やや面倒です。

できれば無料の範囲の金額を超える場合、注文画面で注意喚起画面が表示されるようにしてもらいたいです。

40代・女性

デイトレードには不向き

デイトレードをする際には1日に同じ銘柄を何度も売買するため、比較的簡単に100万円に到達してしまう点は盲点です。

私は、100万円を超えないように計算しながらだったため売買タイミングが遅れてしまいました。そのためデイトレードには不向きなプランだと思います。

30代・男性

取引銘柄には要注意

アクティブプランのデメリットは、取引金額が100万円を1円でも超えてしまうと手数料がかかってしまう点です。値がさ株を取引すると100万円を超過して手数料が割高になる可能性があります。

例えば株価5,000円の銘柄を買ってその日のうちに5,010円で売却した場合は、約定金額合計が100万1,000円となり手数料が発生するので要注意です。

30代・男性

出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査

SBI証券スタンダードプランのいい口コミ

大口取引ほど手数料は安い

1回の約定金額が100万円を超える場合、スタンダードプラン(現物取引)ならアクティブプランよりも手数料が安くなる点がメリットです。

1日に何度も100万円以上の取引をする場合は、損になる可能性がありますが、1日に1回程度しか取引しない場合は、スタンダードプランがいいと思います。

30代・男性

メニューが豊富でお得

アクティブプランは、1日の売買が100万円以下なら手数料がゼロとなり、おそらく業界でトップレベルの低さです。ただ、私は1回の売買が100万円を超える売買をするので、スタンダードプランにしています。

投資用の資金を「SBIハイブリッド預金」に入れておき、そこから出し入れできる点も便利です。この金利もわずかとはいえ、一般的な銀行の普通預金に入れておくよりは利率が高いのでメリットだと思います。

60代・女性

出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査

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SBI証券スタンダードプランのよくない口コミ

少額の株を複数買うと損

少額の株を複数買う場合は、1日の合計取引額を100万円以下にして、スタンダードプランよりアクティブプランを選ぶほうがお得です。

私は「1日100万円」を「1年」と勘違いしてスタンダードプランを選んでしまい、1年間ほど無駄な手数料を払い続けました。スタンダードという名前も「こちらのほうが普通」という印象があるので、勘違いしやすい要素だと思います。

30代・男性

総じてわかりづらい

SBI証券は、株式投資を始めたときから利用していますが、唯一の不満点がこのプランのわかりづらさです。 手数料面での違い以外に特に何かあるわけではないため、わざわざプランを2種類設定している意味あるのかな?と感じます。「アクティブ」「スタンダード」といったプラン名と内容もわかりづらいです。なんとか改善して欲しいですね。

30代・男性

出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査

自分に合った手数料プランを選ばないとこうなる!

SBI証券の手数料、アクティブとスタンダードどっちのプランがいい?
(画像=fuelle編集部)
適切な手数料プランを選ばなかった場合、取引で獲得した利益が減る可能性があります。

例えば以下のような取引をすると考えてみましょう。

・株価が9万円の銘柄を5回購入
・その後、5回とも9万2,000円で売却
・合計1万円の利益を得た

アクティブプランを選んだ場合、このケースだと1日の約定金額が100万円以下のため、手数料はかかりません。したがって1万円の利益がそのまま手元に残ります。

アクティブプランの場合
約定金額 手数料
9万円 0円
9万円
9万円
9万円
9万円
9万2,000円
9万2,000円
9万2,000円
9万2,000円
9万2,000円
合計:91万円 0円

しかしスタンダードプランを選ぶと、10回の取引すべてに対して手数料を払う必要があります。

スタンダードプランの場合
約定金額 手数料
9万円 99円
9万円 99円
9万円 99円
9万円 99円
9万円 99円
9万円2,000円 99円
9万円2,000円 99円
9万円2,000円 99円
9万円2,000円 99円
9万円2,000円 99円
合計:91万円 990円

約定金額10万円以下の場合の手数料は99円ですが、10回も取引を行えば990円を支払わなければなりません。結果、手元に残る利益が1万円から9,010円に減ってしまいます。

手数料の違いによる利益の差
スタンダードプラン 1万円
アクティブプラン 9,010円

このように、適切なプランを選ばないと、必要のない手数料を支払うことになってしまいます。

獲得した利益を減らさないために、自分に合ったプランを選ぶことが大切です。
小栗健吾(ライター、ファイナンシャル・プランナー)

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SBI証券の手数料プランの変更方法

“SBI証券アクティブプランスタンダードプラン変更方法”
(画像=fuelle編集部)

SBI証券で現在利用中の手数料プランを変更したい場合は、公式サイトにログイン後、以下の順番で手続きを進めましょう。

SBI証券の詳細を見る
(公式サイト)

SBI証券の手数料プランの変更手順
  • 「口座管理」を選ぶ
  • 「お客さま情報 設定・変更」をクリック
  • 「お取引関連・口座情報」をクリック
  • 「国内株式手数料プラン」をクリック
  • 「変更」をクリック
  • 表示された画面内の「変更する」をクリック

まずは公式サイトの右上にある「口座管理」にカーソルを合わせます。

1.SBI証券の手数料、アクティブとスタンダードどっちのプランがいい?
(画像=SBI証券公式サイトを元に著者作成)

情報が一覧で表示されるので、「お客さま情報 設定・変更」をクリックします。

2.SBI証券の手数料、アクティブとスタンダードどっちのプランがいい?
(画像=SBI証券公式サイトを元に著者作成)

「お取引関連・口座情報」をクリックします。

3.SBI証券の手数料、アクティブとスタンダードどっちのプランがいい?
(画像=SBI証券公式サイトを元に著者作成)

続いて「国内株式手数料プラン」をクリックしましょう。

4.SBI証券の手数料、アクティブとスタンダードどっちのプランがいい?
(画像=SBI証券公式サイトを元に著者作成)

現在利用しているプランが確認できます。手数料プランを変更したい場合は、右側にある「変更」をクリックしましょう。

5.SBI証券の手数料、アクティブとスタンダードどっちのプランがいい?
(画像=SBI証券公式サイトを元に著者作成)

国内株式手数料プラン変更の画面に変わるため、変更後の内容が正しいか確認したうえで「変更する」をクリックしましょう。

“SBI証券手数料プラン変更”
(画像=SBI証券公式サイトを元に著者作成)

「国内株式手数料プランを変更いたしました」という画面が表示されたら変更の手続きは完了です。

■SBI証券の手数料プラン変更のタイミングと注意点
SBI証券の手数料プランは手続きを行った時間によって、変更が適用されるタイミングが変わります。

変更手続きした時間 変更が適用されるタイミング
金曜日23時30分~
月曜日23時29分
火曜日の0時00分以降
火曜日23時29分まで 水曜日の0時00分以降
水曜日23時29分まで 木曜日の0時00分以降
木曜日23時29分まで 金曜日の0時00分以降
金曜日23時29分まで 土曜日の0時00分以降
※祝日の場合は、翌営業日扱いとなる

SBI証券が営業している日は23時29分までに変更手続きを完了すれば、翌日0時00分以降からプランの変更が反映されます。

手続きを行ってから変更適用日までの注文は、以前のプランが適用されるため注意が必要です。

なお、一度変更手続きを行った場合であっても同日23時29分までの間なら元のプランに再度変更ができます。

SBI証券と楽天証券の手数料の比較

“SBI証券アクティブプランスタンダードプラン楽天証券との比較”
(画像=fuelle編集部)

SBI証券と楽天証券の国内株取引の手数料を比較した結果、SBI証券のほうが安いことがわかりました。

【比較結果】
・「1日の約定金額ごとに手数料を支払うプラン」の場合はSBI証券アクティブプランのほうが、コストを抑えられる
・「約定金額に応じて手数料を支払うプラン」の場合は、どちらの証券会社も同じコストで取引できる

比較は、以下のプランで行いました。
※1日の約定金額ごとに手数料を支払うプラン
・SBI証券……アクティブプラン
・楽天証券……いちにち定額コース
※約定金額に応じて手数料を支払うプラン
・SBI証券……スタンダードプラン
・楽天証券……超割コース

1日の約定金額ごとに手数料を支払うプランで比較 ——SBI証券の方が安い
約定金額 SBI証券
アクティブプラン
楽天証券
いちにち定額コース
100万円まで 0円 0円
200万円まで 1,238円 2,200円
300万円まで 1,691円 3,300円
以降100万円増えるごとに
加算される手数料
295円 1,100円
公式サイト 公式サイト 公式サイト
※金額はいずれも税込み
出典:SBI証券公式サイト楽天証券公式サイト

約定金額に応じて手数料を支払うプランで比較 ——結果は同じ
約定金額 SBI証券
スタンダードプラン
楽天証券
超割コース
5万円まで 55円 55円
10万円まで 99円 99円
20万円まで 115円 115円
50万円まで 275円 275円
100万円まで 535円 535円
150万円まで 640円 640円
3,000万円まで 1,013円 1,013円
3,000万円超 1,070円 1,070円
公式サイト 公式サイト 公式サイト
※金額はいずれも税込み
出典:SBI証券公式サイト楽天証券公式サイト

SBI証券と楽天証券の国内株式の手数料はほぼ互角です。ただし1日の約定金額で手数料を決めるコースの場合は、100万円を超えるならSBI証券のほうが断然の安さです。

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以下、具体的な比較内容を解説します。SBI証券と楽天証券の手数料を現物取引・信用取引に分けて4パターンで比較しました。

SBI証券と楽天証券の手数料の比較 ——パターン①

「1日の約定金額ごとに手数料を支払うプラン」で、SBI証券楽天証券現物取引をした場合の手数料を比較しました。

結果、どの約定金額であってもSBI証券の方が安くなりました。

1日の合計約定金額 SBI証券
アクティブプラン
楽天証券
いちにち定額コース
100万円まで 0円 0円
200万円まで 1,238円 2,200円
300万円まで 1,691円 3,300円
以降100万円増加ごと 295円 1,100円
出典:SBI証券楽天証券(2023年5月2日時点、税込み)

両社ともに、1日の合計約定金額が100万円までは手数料がかかりません。しかし、100万円を超えるとSBI証券よりも楽天証券のほうが割高になります。

加えて300万円超の取引を行う場合に増加する手数料金額も、楽天証券のほうが100万円増加するごとに805円も高い結果となりました。

SBI証券と楽天証券の手数料の比較 ——パターン②

「1日の約定金額ごとに手数料を支払うプラン」で、SBI証券と楽天証券で信用取引をした場合で比較しました。

この場合でも、SBI証券のほうが手数料を抑えられます。

1日の合計約定金額 SBI証券
アクティブプラン
楽天証券
いちにち定額コース
100万円まで 0円 0円
200万円まで 880円 2,200円
300万円まで 1,320円 3,300円
以降100万円増加ごと 440円 1,100円
出典:SBI証券楽天証券(2023年5月2日時点、税込み)

前提として、SBI証券は現物取引、信用取引(制度信用取引と一般信用取引)ともに100万円ずつ(3つで合計300万円)が手数料無料の対象となります。

一方、楽天証券では現物取引と信用取引の両方を1日の合計約定金額として扱う点に注意が必要です。

SBI証券と楽天証券の手数料の比較 ——パターン③

1回の約定ごと手数料のかかるプランで現物取引をした場合を比較しました。この場合では、SBI証券・楽天証券もまったく同じ金額のため、どちらを選んでも問題ないでしょう。

約定金額 SBI証券
スタンダードプラン
楽天証券
超割コース
5万円まで 55円 55円
10万円まで 99円 99円
20万円まで 115円 115円
50万円まで 275円 275円
100万円まで 535円 535円
150万円まで 640円 640円
3,000万円まで 1,013円 1,013円
3,000万円超 1,070円 1,070円
出典:SBI証券楽天証券(2023年5月2日時点、税込み)

SBI証券と楽天証券の手数料の比較 ——パターン④

1回の約定ごと手数料のかかるプランで信用取引をした場合でも、両社のコストは同じです。どちらを選んでもいいでしょう。

約定金額 SBI証券
スタンダードプラン
楽天証券
超割コース
5万円まで 99円 99円
10万円まで 99円 99円
20万円まで 148円 148円
50万円まで 198円 198円
50万円超 385円 385円
出典:SBI証券楽天証券(2023年5月2日時点、税込み)

比較の結果、1日の約定金額合計で手数料を支払うプランでは、SBI証券のほうがお得なことがわかりました。ただし、例えば1日の約定金額が100万円以下のケースでは両社ともに0円となるので違いはありません。取引金額の少ない初心者であれば、両社のどちらを選んでもいいでしょう。
小栗健吾(ライター、ファイナンシャル・プランナー)

SBI証券の詳細

SBI証券
(画像=SBI証券公式ページより引用)

【SBI証券の会社概要】
商号 株式会社SBI証券
金融商品取引業者登録番号 関東財務局長(金商)第44号
代表者 代表取締役会長 北尾 吉孝 代表取締役社長 髙村 正人
本店所在地 東京都港区六本木1-6-1
資本金 483億2,313万円
設立(商号変更日) 1999年4月26日
※2022年6月30日時点
出典:SBI証券 会社概要

【SBI証券の沿革】
1944年3月 大沢証券株式会社(現・株式会社SBI証券)設立
1998年10月 ソフトバンク株式会社などが出資するイー・トレード株式会社が
大沢証券株式会社を子会社化。
1999年4月に大沢証券株式会社の商号を
「イー・トレード証券株式会社」に変更
1999年7月 ソフトバンク・インベストメント株式会社
(現・SBIホールディングス株式会社)設立
1999年10月 インターネット取引サービスを開始
2003年6月 イー・トレード株式会社とソフトバンク・
インベストメント株式会社が合併。
イー・トレード証券株式会社はソフトバンク・
インベストメント株式会社の子会社に
2005年7月 ソフトバンク・インベストメント株式会社が商号を
「SBIホールディングス株式会社」に変更
2006年1月 ネット証券で初めて総合取引口座100万口座を突破
2006年7月 イー・トレード証券株式会社が商号を
「SBIイー・トレード証券株式会社」に変更
2008年7月 SBIイー・トレード証券株式会社が
「株式会社SBI証券」に商号変更
2010年10月 iPhone版「SBI株取引」をリリース
2011年6月 Android版「SBI株取引for Android」をリリース
2013年1月 ネット証券で初めてシンガポール、タイ、マレーシア
株式におけるリアルタイム取引の取り扱いを開始
2019年12月 投資信託の販売手数料を無料化
2020年2月 ネット証券で初めて総合証券口座500万口座を突破
2021年3月 総合証券口座600万口座を突破
2021年6月 総合証券口座700万口座を突破(SBIグループ全体)
2021年12月 総合証券口座800万口座を突破(SBIグループ全体)
2021年6月 預かり資産20兆円突破

Q&A

SBI証券の手数料はいくら?
100万円超で1,238円、200万円超で1,691円、以降は100万円増えるごとに295円が加算されます。

スタンダードプランを選んだ場合は、1回あたりの約定金額が5万円までは55円、10万円までは99円、20万円までは115円といったように増えていきます。なお、現物取引と信用取引では手数料が異なるため注意が必要です。
SBI証券の手数料はいくら?
SBI証券のアクティブプランを選んだ場合、1日の約定金額が100万円までは無料です。100万円超で1,238円、200万円超で1,691円、以降は100万円増えるごとに295円が加算されます。

スタンダードプランを選んだ場合は、1回あたりの約定金額が5万円までは55円、10万円までは99円、20万円までは115円といったように増えていきます。なお、現物取引と信用取引では手数料が異なるため注意が必要です。
SBI証券の手数料はどこで確認?
SBI証券の手数料は、公式サイトにアクセス後に「手数料」をクリックすれば確認できます。現在利用しているプランを見たい場合は、まずログインしましょう。

「口座管理」→「お客さま情報 設定・変更」→「お取引関連・口座情報」→「国内株式手数料プラン」の順にクリックしていけば現在利用中のプランを確認できます。
SBI証券のスタンダードとアクティブの違いは何ですか?
SBI証券のスタンダードプランとアクティブプランの違いは、手数料の計算方法です。

スタンダードプランでは、売買の都度、約定金額に応じた手数料を支払う必要があります。極端な話、約定金額が100円であっても55円の手数料負担が必要です。一方でアクティブプランは、1日の約定金額の合計で手数料が決まります。また合計約定金額が100万円以下であれば、1日に何回取引してもコストはかかりません。
SBIスタンダードプランとは?
SBIスタンダードプランとは、1約定金額ごとに手数料がかかるプランです。5万円までは55円、10万円までは99円というように約定金額に応じて高くなる仕組みです。
SBIアクティブプランとは?
SBI証券のアクティブプランとは、手数料が1日の約定金額に応じて変わるプランのことです。1日の約定金額が100万円までであれば0円で取引できます。 そのため、資金が少なく手数料の計算にも慣れていない初心者でも利用しやすいプランです。

デイトレードのように取引回数が多い場合や約定金額の高い株式を購入する場合は、アクティブプランを選んだほうが手数料を安くできる可能性があります。
SBI証券の手数料が無料になったのはいつ?
BI証券が手数料無料を打ち出したのは2022年です。それまでは、国内株を取引する際に必ず支払う必要がありました。

なお、SBI証券の手数料無料は、現物取引だけでなく信用取引(制度・一般)のそれぞれに適用されます。3つを利用する人であれば、1日の合計約定金額300万円(各取引方法の上限は100万円ずつ)まで手数料無料です。

手数料プランを変更するにはどうすればいい?
プランを変更するには、まずSBI証券の公式サイトから現在利用している国内株式手数料プランを確認しましょう。その際に右側にある「変更」をクリックします。画面が切り替わるので「変更する」をクリックしましょう。

手続きを営業日の23:29までに行えば、翌日の0:00から新たなプランが適用されます。なお、金曜日の23:30以降に申請した場合、変更が反映されるのは翌週火曜日0:00となるので注意が必要です。
小栗健吾
自身のトレード経験を活かして、金融ジャンルを中心に累計1,000記事以上を執筆。得意ジャンルはFX・仮想通貨・株式投資、クレジットカード、税金、債務整理など。初心者にも理解しやすい記事の執筆をこころがけている。

■保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
■HP:WEBライター小栗健吾のポートフォリオ ■Twitter:@Oguri_Writer
自身のトレード経験を活かして、金融ジャンルを中心に累計1,000記事以上を執筆。得意ジャンルはFX・仮想通貨・株式投資、クレジットカード、税金、債務整理など。初心者にも理解しやすい記事の執筆をこころがけている。

■保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
■HP:WEBライター小栗健吾のポートフォリオ ■Twitter:@Oguri_Writer

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