「SBI証券」 はネット証券で 口座開設数が最も多い人気の証券会社です。気になっている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、SBI証券の評判や特徴をご紹介します。 口コミも紹介するので、証券会社選びに迷っている方はぜひ参考にしてください。
SBI証券はネット証券No.1の口座数 選ばれる5つの理由
SBI証券の口座開設数は600万口座を突破し、同グループの「SBIネオモバイル証券」と「SBIネオトレード証券」を含めると726.3万口座にもなります。2位の楽天証券(600万口座)に大きな差を付け、主要ネット証券で最も多くの支持を集めました(2021年6月末時点。SBI証券HPより)。

なぜSBI証券は評判がよく、人気なのでしょうか。主に、以下5つの理由が考えられます。
【SBI証券が人気の理由5つ】
1. 安い手数料
2. 圧倒的なIPO実績
3. 豊富な商品
4.サービスが充実している
5.使いやすい取引ツール
それぞれ詳しく見てみましょう。
SBI証券が人気の理由1. 安い手数料
SBI証券の株式手数料は以下の2つのコースがあります。
- スタンダードプラン:1取引ごとに計算
- アクティブプラン:1日の取引金額で計算
このうち「アクティブプラン」では、 1日の取引金額が100万円以下なら手数料はかかりません。株式は、同一銘柄ならどの証券会社で買っても同じです。つまり、手数料が安いほど利益が大きくなります。
無料なら最も利益を大きくできるので、SBI証券が選ばれる理由の1つになっているでしょう。

売買の注文を出しているのはSBI証券ですね。前身のイー・トレード証券の頃から手数料の安さをウリにしていたので、口座を開設しました。その流れでずっと使い続けています。
SBI証券が人気の理由2. 圧倒的なIPO実績
SBI証券はIPOの取り扱いが豊富で、2021年3月通期は全IPOのうち、約93%を取り扱いました。
IPOの取り扱いは証券会社ごとに異なります。あまりIPOを取り扱わない証券会社の場合、抽選自体が少なく、チャンスは少ないでしょう。その点SBI証券は他社と比較しても圧倒的な実績で、当選のチャンスが高いといえるでしょう。
【SBI証券のIPO関与率 他社との比較(2021年3月通期)】
取扱数 | 関与率 | |
---|---|---|
SBI証券 | 80 | 93.0% |
みずほ証券 | 58 | 67.4% |
SMBC日興証券 | 47 | 54.7% |
大和証券 | 44 | 51.2% |
楽天証券 | 43 | 50.0% |
野村證券 | 41 | 47.7% |
マネックス証券 | 40 | 46.5% |
岡三証券 | 32 | 37.2% |
SBI証券が人気の理由3. 豊富な商品
SBI証券は 多種多様の商品を取り扱っています。
詳しくは後述しますが、株式や投資信託のような基本的な商品のほか、自動的に運用してくれるロボアドバイザーも提供しています。主な商品を以下にまとめました。
- 国内株式
- 単元未満株(1株単位の取引)
- 外国株式
- ロボアドバイザー
- 投資信託
- 債券
- FX
- 先物・オプション
- 金・銀・プラチナ など
※取り扱い商品の詳細は後述します。
豊富な選択肢を用意している点も、SBI証券が選ばれる理由の1つでしょう。
SBI証券が人気の理由4. サービスが充実している
SBI証券の魅力は商品だけではありません。よりお得に利用できるサービスも充実しています。
例えば「SBI証券Tポイントサービス」では、株式手数料の1.1%相当のポイントが付与されます。さらに、投資信託は持っているだけで年率0.1~0.2%相当のTポイントがもらえます。口座開設者は一律100ポイント進呈されるので、口座を開設するだけでもお得ですね。
また2021年6月には「クレカ積立」も始まりました。投資信託の積立金額をクレジットカード(三井住友カード)で決済できるサービスで、積立額の0.5~2.0%分のポイントを受け取れます。投資信託の販売手数料はすべて無料ですから、ポイントがまるまるお得になる魅力的なサービスです。
せっかく投資を始めるなら、お得な証券会社がいいですよね。SBI証券は有力候補になると思います。
SBI証券が人気の理由5. 使いやすい取引ツール
SBI証券はPC向けに「HYPER SBI(ハイパーSBI)」を、スマートフォン向けに「SBI証券 株アプリ」を提供しています。どちらも高い機能を搭載しているため、取引をしっかりサポートしてくれるでしょう。
例えば「SBI証券 株アプリ」は、銘柄探しの機能が充実しています。チャート(株価推移を表したグラフ)の形で検索できる「チャート形状検索」や、脱炭素といったテーマで検索できる「テーマキラー!」などを利用できます。多くの銘柄を知らなくても、簡単に投資候補を探し出せるでしょう。


若山卓也(ファイナンシャルプランナー)
FP目線!SBI証券の総合評価

SBI証券は、端的にいうと「隙がない」証券会社です。商品・サービスの充実度はトップクラスで、投資できない商品はほとんどありません。「こんな投資がしたい」というニーズのほとんどを満たしてくれるでしょう。
低い手数料も魅力です。競争意識が高く、他社がより低い手数料を打ち出すとすぐに追随し、業界最低水準の手数料を維持しています。2021年7月に「GMOクリック証券」が手数料を引き下げた際も、7日後に同水準まで引き下げました。このスピード感も、SBI証券が口座数首位をキープしている理由の一つでしょう。

若山卓也(ファイナンシャルプランナー)
SBI証券の口コミ

では実際にSBI証券を利用した人はどういった感想を持っているのでしょう。口コミを紹介します。
商品に関する口コミ
- 安心感のある商品が多い
★★★★★ -
金融商品はものによって、一日や数時間でとんでもない乱高下をするものがあります。素人がそんな商品に手を出しても損をするだけです。SBI証券が扱う商品は比較的メジャーなものが多く値幅が安定しているので、初心者が始めやすいと思います。
30代・男性
商品数に関する口コミ
- 商品数が多く満足です
★★★★★ -
投資先商品が多く、とても満足しています。「株だけしたい!」「FXだけしたい!」「投資は難しいからまず投資信託から始めたい!」など様々な理由で証券会社を探すと思いますが、口座は目的やサービスに応じて複数持つのがいいと思っています。SBI証券は迷いながらとりあえず作ってみたのですが、作っていて損はないと思いました。
20代・男性
手数料に関する口コミ
- 手数料無料でお得でした!
★★★★★ -
SBI証券のアクティブプランなら現物での取引額が低ければ手数料が無料で、この手数料がかからないというのが本当にありがたいと感じています。他の証券会社では、何度か取引すると手数料だけで数千円かかることが珍しくなかったからです。余ったTポイントで投資信託が買えるのも、SBI証券の利点だと感じています。
30代・男性
ポイントに関する口コミ
- Tポイントで投資もできる
★★★★ -
20年以上使い続けていますが、たえずアプリの改良や新サービスの提供など、顧客の利便性を考えてくれている証券会社だと思います。最近ではTポイントで投資もできるようになって、さらに利便性がアップしています。初心者だけでなく上級者も満足できる情報量で、口座開設しないともったいない証券会社です。
40代・男性
ツールに関する口コミ
- アプリが良い
★★★★ -
手数料は平均的で、大手だけあってその他の部分も安定しているという印象です。私は日経平均先物をメインに取引していて、スマートフォン用アプリが使い勝手が良いので重宝しています。特に、カスタマイズした「短期」「中期」「長期」の三本の移動平均線が見やすくて便利です。アプリ版は少し動作が不安定な面がありますが、PC用はストレスなく使えました。
30代・男性
SBI証券にはどんなキャンペーンがある?

SBI証券は、投資信託のクレカ積立において「スタートダッシュキャンペーン」を実施しています。通常は0.5~2.0%のポイントが還元されますが、キャンペーン期間中は1.5~3.0%に引き上げられます。
期間限定のキャンペーンなので、利用できる方はぜひ参加しましょう。
【クレカ積立 スタートダッシュキャンペーン】
キャンペーン期間:2021年12月10日まで
投信積立設定の締切日:10月10日、11月10日、12月10日
投信積立の買付日:11月1日、12月1日、1月1日(2022年)
SBI証券の取扱商品
SBI証券が取り扱う商品やサービスの一部を以下にまとめました。
下記のように、SBI証券はたくさんの商品やサービスを提供しています。SBI証券の総合口座や専用の別口座を開設すれば、さまざまな資産運用ができます。
商品・サービス名 | 概要 | 別口座の開設 |
---|---|---|
国内株式 | 国内の取引所に上場する株式に投資 | ― |
単元未満株(S株) | 1株単位で取引できる国内株式 (通常の国内株式は100株単位) |
― |
外国株式 | 海外の取引所に上場する株式に投資 | 必要 |
投資信託 | さまざまな資産で運用される商品 購入することで、その運用の成果を受け取れる |
― |
債券 | 利息と元本の安定的な支払いが期待できる商品 国債が代表的 |
― |
一般NISA(ニーサ) つみたてNISA ジュニアNISA |
非課税で資産運用できる制度 3つあるすべてのNISAに対応 |
必要 |
iDeCo(イデコ) | 非課税で資産運用できる制度 投資額が所得から控除されるため、節税効果も |
必要 |
FX | 海外の通貨に投資 自己資金より大きな金額の取引が可能 |
必要 |
先物・オプション | 世界の株価指数に投資 自己資金より大きな金額の取引が可能 |
必要 |
金・銀・プラチナ | 金や銀、およびプラチナに投資 | 必要 |
eワラント | 株価指数や海外の通貨など、 さまざまな指数に投資 自己資金より大きな金額の取引が可能 |
必要 |
ロボアドバイザー | お金をAIで自動運用するサービス 「WealthNavi」社と連携 |
必要 |
SBI証券の「国内株式」の特徴

ここから、SBI証券の主な商品やサービスについて、個別に詳しく解説します。まずは「国内株式」 の特徴について紹介します。
SBI証券の国内株式の特徴:取扱銘柄 ——地方市場もOK
国内株式には以下の取引所があり、それぞれの取引所にしかない銘柄もあります。
【国内株式 取引所一覧】
・東京証券取引所(東証)
・名古屋証券取引所(名証)
・福岡証券取引所(福証)
・札幌証券取引所(札証)
証券会社によっては東証の銘柄しか取引できません。しかし SBI証券なら上記の取引所の全銘柄で取引が可能です。
SBI証券の国内株式の特徴:手数料 ——「アクティブプラン」なら1日100万円以下は無料
上述しましたが、SBI証券の株式手数料には「スタンダードプラン」と「アクティブプラン」があります。
それぞれの手数料は以下の通りです。
【スタンダードプラン】
1回の取引金額 | 手数料(税込) |
---|---|
5万円以下 | 55円 |
10万円以下 | 99円 |
20万円以下 | 115円 |
50万円以下 | 275円 |
100万円以下 | 535円 |
150万円以下 | 640円 |
3,000万円以下 | 1,013円 |
3,000万円超 | 1,070円 |
【アクティブプラン】
1日の取引金額 | 手数料(税込) |
---|---|
100万円以下 | 無料 |
200万円以下 | 1,238円 |
300万円以下 | 1,691円 |
以降100万円ごとに | 295円ずつ増加 |
SBI証券の国内株式の特徴:取引ツール ——PC版とアプリ版あり
SBI証券の株式取引ツールはPC版とスマホアプリ版があります。
【SBI証券 株式取引ツール】
・PC向け:HYPER SBI
・スマホ向け:SBI証券 株アプリ
より本格的な機能を持つのはPC向けツールですが、スマホアプリ版は気軽に取引できる点が魅力です。
両方用意しておくと、場所を選ばずスムーズに取引できるのでおすすめです。
SBI証券の国内株式の特徴 ——夜間取引にも対応
SBI証券は夜間など、時間外の取引にも対応しています。
通常、株式を取引できるのは平日の日中だけです。これは、各証券取引所が取引時間を平日の日中と定めているためです。
【各証券取引所の取引時間】
・東証:9:00~11:30、12:30~15:00
・名証、福証、札証:9:00~11:30、12:30~15:30
一方、SBI証券は「PTS」という私設取引システムも採用しており、証券取引所が対応していない時間帯でも取引が可能です。
【SBI証券のPTS取引時間】
・デイタイム・セッション:8:20~16:00
・ナイトタイム・セッション:16:30~23:59
PTSを利用すれば、夜間に急なニュース発表があっても、 翌日まで待たずにすぐ取引できます。
SBI証券の「投資信託」の特徴

次に、SBI証券の「投資信託」の特徴を詳しく確認しましょう。
SBI証券の投資信託の特徴:手数料 ——販売手数料はすべて無料
SBI証券は2019年12月16日から、投資信託の販売手数料を無料にしています。原則すべての銘柄が対象で、金額が大きくなっても無料です。
SBI証券の投資信託の特徴:取扱銘柄 ——トップクラスの品揃え
投資信託の取り扱いは証券会社ごとに異なります。中には投資信託の取り扱いが少ない証券会社もありますが、 SBI証券は2,643本(2021年9月21日時点)もの銘柄を取り扱い、国内トップクラスの品揃えです。
豊富な選択肢があり、かつ手数料無料で購入できる点が、SBI証券の投資信託の強みです。
SBI証券の「NISA(ニーサ)」と「iDeCo(イデコ)」の特徴
非課税で運用できる制度に「NISA」と「iDeCo」があります。通常は利益に20.315%の税金がかかりますが、両制度では税金がかかりません。
【NISAとiDeCoの概要】
投資できる商品 | 上限金額 (iDeCoは拠出可能額) |
|
---|---|---|
一般NISA | 株式(国内&海外)、投資信託 | 年間120万円 |
つみたてNISA | 金融庁認可の投資信託 | 年間40万円 |
ジュニアNISA | 株式(国内&海外)、投資信託 | 年間80万円 |
iDeCo | 投資信託、定期預金など | 自営業者:年間81.6万円 会社員:年間14.4~27.6万円 専業主婦:年間27.6万円 |
通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかります。
NISAは、「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり、税金がかからなくなる制度です。
出典:金融庁「NISAとは?」
○ iDeCoでは、掛金、運用益、そして給付を受け取るときに、税制上の優遇措置が講じられています。
出典:iDeCo公式サイト「iDeCo(イデコ)の特徴」
両制度の取り組みは証券会社ごとに異なります。SBI証券のNISAとiDeCoの特徴を確認しましょう。
SBI証券のNISAの特徴

SBI証券のNISAには以下のような特徴があります。
【SBI証券のNISAの特徴】
・一般NISAは国内株式&海外ETFの手数料無料
・つみたてNISA対象銘柄170超
一般NISAで投資できるのは国内外の株式と投資信託です。SBI証券はどちらも選択肢が豊富なので、幅広い銘柄から選択できるでしょう。
また、一般NISAを通じて購入する国内株式と海外ETF(上場投資信託)は手数料無料です。投資信託はもともと無料ですから、低コストで投資できる点も魅力です。
つみたてNISAで購入できるのは投資信託だけで、しかも金融庁が認可した銘柄に限定されています(2021年6月18日時点で192本。ETF除く)。
出典:金融庁「つみたてNISA対象商品」
証券会社によっては取り扱いが極端に少ないケースもありますが、SBI証券は173本もの銘柄を取り扱っています(2021年9月21日時点)。
SBI証券のiDeCoの特徴

SBI証券のiDeCoには以下のような特徴があります。
【SBI証券のiDeCoの特徴】
・金融機関の上乗せ手数料なし
・2つのコースから選べる 国内トップクラスの品揃え
iDeCoにはどの金融機関でも共通でかかる「国民年金基金連合会」への手数料があります。金融機関によってはさらに上乗せ手数料がかかる場合もあります。
SBI証券のiDeCoは、金融機関の上乗せ手数料が無条件で無料です。
またiDeCoを通じて購入できる商品は金融機関によって異なりますが、SBI証券は36本の投資信託を用意しており、品揃えは国内トップクラスです。
【iDeCo 取り扱い投資信託の数TOP5(2021年9月21日時点)】
投資信託の数 | |
---|---|
SBI証券(セレクトプラン) | 36本 |
岡三証券 | 34本 |
りそな銀行 | 31本 |
楽天証券 | 31本 |
野村證券 | 31本 |
SBI証券は「Tポイント」が貯まる&使える

SBI証券は 「Tポイント」が貯まる「マイレージサービス」があります。
【SBI証券 マイレージサービス(一部)】
国内株式手数料マイレージ | スタンダードプランおよびPTS取引手数料の1.1% |
---|---|
投信マイレージ | 投資信託の月間平均保有額が 1,000万円未満:月間平均保有額の0.01~0.1% 1,000万円以上:月間平均保有額の0.01~0.2% |
新規口座開設 | 一律100ポイント |
貯まったTポイントはTポイント提携先で利用できるほか、投資信託の購入代金にも充てられる 「Tポイント投資」も利用できます。

2021年6月30日以降、三井住友カード経由でSBI証券に口座を開設できますが、その場合、TポイントではなくVポイントが付与されます。
付与の条件も一部変わり、例えば「国内株式手数料マイレージ」の付与率は1.1%→3.3%になります。また今後はVポイントを使ったポイント投資「Vポイント投資」も始まる予定です。
若山卓也(ファイナンシャルプランナー)
SBI証券に注意点はないの?
ここまでSBI証券の特徴を、SBI証券ならではの強みと一緒にご紹介しました。客観的に判断するため、ここではSBI証券の注意点をご紹介します。

SBI証券の注意点① 相談できない
SBI証券はネット証券です。インターネットコース(ネットのみで取引するコース)を利用していると基本的には店舗で対面相談をすることはできません。そのため投資判断は自分で行う必要があります。
SBI証券の注意点② PC向けツールは有料
上述した株式PC向け取引ツール「HYPER SBI」は月に550円(税込)の利用料がかかります。ただし、以下の条件を満たすと利用料金がかかりません。
【HYPER SBI 無料条件】
1. 新規に口座開設する | 口座開設から1ヵ月間無料 |
---|---|
2. 取引する | 国内株式を1回以上取引すると36日間無料 |
3. 特定の口座を開設する | 「信用取引」「先物・オプション取引」 口座を開設すると、原則無制限で無料 |
4. 1億円以上預ける | 以下の商品の合計が月末時点で1億円以上だと 翌月9日まで無料 ・国内株式 ・カバードワラント ・国内投資信託 ・個人向け国債、利付国債 ・MRF、MMF、中国F ・SBIハイブリッド預金残高 ・現金 |
SBI証券の注意点③ FXは「SBI FXトレード」の方がおすすめ
SBI証券ではFXも可能ですが、FX取引するなら同グループの「SBI FXトレード」での口座開設をおすすめします。取り扱い通貨ペアの数やスプレッド(取引コスト)の面で有利です。
【FXサービス SBI証券とSBI FXトレードの比較】
SBI証券 | SBI FXトレード | |
---|---|---|
取り扱い通貨ペアの数 | 28通貨ペア | 34通貨ペア |
米ドル/円のスプレッド | 0.2銭 | 0~0.09銭 (1,000通貨以下) |
ユーロ/円のスプレッド | 0.5銭 | 0.28~0.30銭 (1,000通貨以下) |
英ポンド/円のスプレッド | 1.0銭 | 0.50~0.69銭 (1,000通貨以下) |
SBI証券の口座開設手順
SBI証券で口座を開設するには、どうすればよいのでしょうか。口座開設の手順を確認しておきましょう。
口座開設で必要な書類
SBI証券の口座開設では、「本人確認書類」と「マイナンバーカード」を提出します。以下のような書類を用意しましょう。
【提出できる本人確認書類とマイナンバー確認書類の例】
本人確認書類 | 運転免許証 運転経歴証明書 住民基本台帳カード(写真付き) パスポート 住民票の写し 各種健康保険証 印鑑証明書 |
---|---|
マイナンバー確認書類 | マイナンバーカード 通知カード |
提出できる書類の組み合わせは、以下のとおりです。
【提出できる書類の組み合わせ】
オンライン | ・マイナンバーカード1点 ・通知カード+運転免許証 |
---|---|
郵送 | ・マイナンバーカード+いずれか1点の本人確認書類 ・通知カード+いずれか2点の本人確認書類 |
ネット申し込みの流れ
インターネットから口座開設を申し込む場合の流れは、以下のとおりです。
-
SBI証券HPから申し込み
-
住所などの情報を入力し、「ネットで口座開設」を選択
-
スマホで「本人確認書類」「マイナンバー確認書類」「顔写真」を撮影して提出
-
初期設定を済ませる
-
口座開設完了通知を受け取る
ポイントは、郵送で送るものが一切ないことです。スマートフォンのガイドにしたがって本人確認書類などの提出書類と自分の顔写真を撮影し、インターネットを通して提出しましょう。手書きの書類がないこと、また最短翌営業日に取引できることが魅力です。

「住信SBIネット銀行」または「三菱UFJ銀行」の口座を持っている場合、顔写真の撮影を「銀行照会(銀行の登録情報を照会し、本人確認を行う方法)」に代えることもできます。
郵送での申し込みの流れ
郵送で口座開設する場合の流れは、以下のとおりです。書類を郵送でやり取りするため、10日前後かかってしまいます。
-
SBI証券HPから申し込み
-
住所などの情報を入力し、「郵送で口座開設」を選択
-
口座開設に必要な書類を受け取り
-
「本人確認書類」「マイナンバー確認書類」を添えて返送
-
口座開設完了の通知を受け取り、初期設定を済ませる
SBI証券に入金する方法
SBI証券に入金する方法は、以下の4つです。手数料無料で入金反映が早い「即時入金」か、「リアルタイム入金」がおすすめです。
手数料 | 入金の反映スピード | |
---|---|---|
即時入金 | 無料(SBI証券負担) | 即時 |
リアルタイム入金 | 無料(SBI証券負担) | 即時 |
銀行振込 | 有料 | 1~2時間後 または翌営業日 |
振替入金(ゆうちょ銀行) | 無料(SBI証券負担) | 翌営業日以降 |
SBI証券の基本データまとめ
最後に、以下のSBI証券の基本データを確認しておきましょう。
- SBI証券の基本取引ルール
- SBI証券の手数料
- SBI証券のポイント制度
- SBI証券の一般NISA
- SBI証券のつみたてNISA
- SBI証券のiDeCo(イデコ)
- SBI証券の企業概要
SBI証券の基本取引ルール
取引時間 | 東証 | 9:00~15:00 ※11:30~12:30は休止 |
---|---|---|
地方証券取引所 | 9:00~15:30 ※11:30~12:30は休止 | |
PTS(私設取引所) | 8:20~23:59 ※16:00~16:30は休止 | |
注文方法 | PC向けツール | HYPER SBI |
スマホアプリ | SBI証券 株アプリ | |
注文の種類 | 指値、指値、逆指値、寄成、寄指、引成、 引指、不成、IOC、OCO、IFD、OFDOCO |
|
取扱商品 | 取引所 | 東証、名証、福証、札証、PTS |
一般NISA つみたてNISA |
〇 | |
iDeCo(イデコ) | 〇 | |
外国株式 | 〇 | |
投資信託 | 〇 | |
単元未満株 (1株単位の取引) |
〇(S株) | |
その他 | 信用取引、IPO、債券、FX、先物・オプション、 金・銀・プラチナ、CFD、ロボアドバイザー、貸株 など |
SBI証券の取扱商品数とサービスはトップクラス。SBI証券の口座があれば、投資の選択肢は大きく広がるでしょう。
SBI証券の手数料
取引金額 | 1約定ごと | 1日の取引金額ごと |
---|---|---|
10万円 | 99円 | 0円 |
20万円 | 115円 | 0円 |
30万円 | 275円 | 0円 |
40万円 | 275円 | 0円 |
50万円 | 275円 | 0円 |
100万円 | 535円 | 0円 |
200万円 | 1,013円 | 1,238円 |
300万円 | 1,013円 | 1,691円 |
500万円 | 1,013円 | 2,281円 |
1,000万円 | 1,013円 | 3,756円 |
1日の取引金額で手数料を計算する「アクティブプラン」は、1日100万円までなら手数料は無料。少額の取引をしたい方におすすめです。
SBI証券のポイント制度
Tポイントサービス | Vポイントサービス | |
---|---|---|
付与されるポイント | Tポイント | Vポイント |
株式取引 | 月間合計手数料の1.1% | 月間合計手数料の3.3% |
ポイント投資 | 投資信託のみ | ─ ※将来対応予定 |
(共通)投資信託 | 月間平均保有額の年利0.1~0.2% ※一部の銘柄は0.1%未満 |
|
(共通)金・プラチナ取引 | 月間合計手数料の1.0%相当のポイント | |
(共通)口座開設時 | 一律100ポイント | |
(共通)国内株式移管入庫 | 1回の入庫につき100ポイント |
なお、2021年11月には「Pontaポイント」も導入されます。ポイントの付与率とポイント投資は「Tポイントサービス」と同じになる見込みです。
SBI証券の一般NISA
対象商品 | 国内株式、単元未満株、IPO、投資信託、外国株式 |
---|---|
手数料の優遇 | 国内株式:手数料無料 海外ETF:買付手数料が無料 |
SBI証券の一般NISAは、低いコストが魅力。国内株式は売買ともに無料で、海外ETFは買付手数料が無料です。SBI証券の投資信託はもともと購入手数料が無料なので、より低コストで始められるでしょう。
SBI証券のつみたてNISA
取扱銘柄の数 | 175本(2021年9月21日時点) |
---|---|
積立コース | 毎日、毎週、毎月 |
カード積立 | 〇(三井住友カード) |
最低積立金額 | 100円 |
ボーナス設定 | 〇 |
非課税枠(年40万円)を 使い切る仕組み |
〇(NISA枠ぎりぎり注文) |
「三井住友カード」でカード積立をするとポイントが貯まりますが、積立コースは「毎月(第1営業日)」に固定されるので注意しましょう。
SBI証券のiDeCo(イデコ)
手数料 | 入会時 | 0円 |
---|---|---|
運用中 | 0円 | |
取扱銘柄の数 | 元本確保型 | 1本 |
投資信託 | 36本 |
iDeCoは金融機関の上乗せ手数料(運営管理機関手数料)を取られることがありますが、SBI証券は無料です。
SBI証券の企業概要
商号 | 株式会社SBI証券 |
---|---|
代表者 | 代表取締役会長 北尾 吉孝氏 代表取締役社長 高村 正人氏 |
本店所在地 | 東京都港区六本木1-6-1 |
設立 | 1998年12月 |
資本金 | 483億2,313万円 |
URL | https://www.sbisec.co.jp/ETGate |
迷ったらSBI証券で口座開設しましょう

これまでご紹介したように、SBI証券は商品やサービスを豊富に用意しています。無料で取引できる商品も多く、集まった口コミも、好意的なものがほとんどでした。
口座開設先に迷っているならSBI証券で口座開設しておけば問題ないでしょう。
SBI証券の評判についてQ&Aで再チェック!
・安い手数料
・圧倒的なIPO実績
・豊富な商品
・サービスが充実している
・使いやすい取引ツール

証券外務員一種、AFP、プライベートバンキング・コーディネーター資格保有。
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