7.清凉寺(嵯峨釈迦堂)
嵯峨野にある浄土宗の寺院で、宋より請来した釈迦如来立像を安置していることから「嵯峨釈迦堂」の名でも知られます。清涼寺が建つ場所は、もともと『源氏物語』に登場する光源氏のモデルとされる、源融の別荘・栖霞観(せいかかん)が建てられていた土地。そして源融の没後、896年に建立された棲霞寺(せいかじ)が清涼寺の前身にあたります。
8.愛宕念仏寺
8世紀に愛宕寺として創建した後に荒廃を繰り返しましたが、鎌倉時代に千観内供(せんかんないぐ)によって天台宗の愛宕念仏寺として再建しました。昭和56年(1981年)に仁王門の解体復元修理を行った際に、参拝者が自ら羅漢像を彫って奉納する「昭和の羅漢彫り」をご住職が発願。それから10年、参拝者の手により彫られた石造の羅漢さんは1,200体を超え、境内にずらりと並ぶ様子は圧巻です。
9.広沢池
広沢池(ひろさわのいけ)は、大覚寺東の大沢池と並ぶ平安期の観月の名所で、多くの貴族が歌を詠んだ場所としても知られています。現在では、池の一帯は景観保護地区に指定されており、鷺や鴨などの多くの水鳥が羽を休めに訪れます。池のほとりに立つと小倉山や愛宕山などを見わたすことができ、秋になるとその山々が色づく姿もまた見事。美しい紅葉の写真が撮影できる、おすすめのスポットです。
10.直指庵
北嵯峨にひっそりと佇む直指庵は、臨済禅を学んだ独照性円禅師(どくしょうしょうえんぜんじ)が正保3年に草庵を結んだのが始まりで、幕末の頃に近衛家老女・津崎村岡の局(通称:むらおかのつぼね)が浄土宗の寺院として再興しました。竹林に囲まれた寺院は隠れた紅葉の名所で、紅葉の時期でもゆったりと見事なお庭を楽しむことができます。特に青々とした竹林と紅葉の朱色のコントラストが素晴らしいです。
11.宝筐院
平安時代に白河天皇によって創建されたお寺。元々は「善入寺」という寺名でしたが、室町時代に二代将軍・足利義詮の菩提寺となったことで、義詮の院号である「宝筐院」に改められました。苔生した庭園にはモミジやドウダンツツジが多く植えられており、嵯峨野の紅葉名所として定評があります。
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