女の子の名前で人気が高い「つぐみ」は、響きが可愛いことはもちろん、その名前に込められる思いや由来についても豊富で、その点からも名付けやすい名前のひとつになっています。「つぐみ」という名前にはどのような思いが込められるのでしょうか?

「つぐみ」のイメージ

「つぐみ」の名前の漢字89選|由来や込められた思いは?
(画像= unsplash.com/photos/TRzVfyWKUNA、『Lovely』より引用)

「つぐみ」と聞いて、まず女の子の可愛らしい名前としてイメージする方が多いです。女の子の名前に多い「み」という響きを最後に持ってくることで、華やかで可愛らしいイメージに。そのことから「つぐみ」という名前は、流行などに関係なく幅広い年齢層の方に親しまれています。

また、名前を考える上で幼い頃は可愛らしくても、大人になってからは名乗りにくくなる名前、というのも存在します。ですが、その中で「つぐみ」は大人になってからも名乗りやすい、凛とした印象の名前としても人気なので、その点からも人気が高いです。

そんな「つぐみ」という名前ですが、もちろんひらがなでそのまま「つぐみ」と名付けるのも人気です。字面でも柔らかい印象があり、また読み間違いをされることがないのが、ひらがなの名前の良いところでシンプルで利便性の高い名前になりますね。

ですが、もちろん漢字で名付けるのもおすすめです。漢字を使って込めたい思いをしっかりと込められるのが日本人名の良いところ。以下で、「つぐみ」という名前に使われることの多い漢字やその由来、意味についても合わせてご紹介していきます。

「つぐみ」と名付けたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

続けるイメージの『継』を使った名前

「つぐみ」の名前の漢字89選|由来や込められた思いは?
(画像= unsplash.com/photos/MAgPyHRO0AA、『Lovely』より引用)

「つぐみ」と名付ける上で定番とも言えるのが『継』という漢字を使った名付け方です。『継』という漢字には訓読みで「継(つ)ぐ」という読みがあるので、そこから転じて「つぐ」と読んで「つぐみ」と名付ける漢字にも採用されることが多いです。

漢字の意味:あとをつぐ。家族やそれに類する関係性や家業をつなげていく

「継承」「継続」などの熟語に使われるように、『継』という漢字は何かのあとをつなげていくもの、伝えていくものとしての意味合いがあり、また「つぐ」以外にも「ひで」「つね」など他の人名訓もあるので、男の子の名前にも使われる古風なイメージの漢字です。

古風なイメージの漢字はキラキラネームが廃れた昨今非常に人気が高まっており、しっかりとした印象を付けられる字面になるので、大人になってからも名乗りやすい名前、胸を張って書きやすい名前としても非常に人気が高いです。

以下で、その『継』を使った「つぐみ」という名前の漢字の組み合わせ方についてご覧ください。

【漢字2文字】
継未、継弥、継海、継巳、継望
継深、継珠

このように、『継』を組み合わせた「つぐみ」という読みの名前は様々あります。古風で筋の通った印象の名前にするのはもちろん、字面でも女の子らしい印象にするため「珠」「海」など、華やかなモチーフを意味する漢字を使うのも非常に人気が高いです。

これらの漢字を使うことによって、字面が華やかな印象になる上、名前だけを見て性別がどちらかわかりやすくするという点でも利便性が高まります。また、「巳」には「内なる情熱」、「弥」には「広がっていく」という意味があります。

これら漢字の意味も『継』に合わせて選んでいくことで、素敵な名前を付けることができますよ。

前向きなイメージの『二』を使った名前

「つぐみ」の名前の漢字89選|由来や込められた思いは?
(画像= unsplash.com/photos/7mU06zOM44w、『Lovely』より引用)

漢数字としても親しまれている『二』ですが、人名でも使われることは珍しくありません。一般的には「に」「ふた(つ)」などと読むことができる『二』ですが、実は人名訓では「すすむ」「つぎ・つぐ」「ふ」など、非常に豊富な読み方が存在します。

漢字の意味:ふたつ、二番目、もう一度訪れる。

このように、漢数字としての数字の意味合いを表すと同時に、『二』には「もう一度」や「ふたたび」を表す言葉でもあります。『二』という言葉を使うことで、「一番にはなれないのでは?」とあまり縁起が良いイメージを持たれないかもしれません。

ですが、『二』を人名に使うことで、「一度挫折しても次がある」「ひとつの目標を達成したら、次の新たなステージに挑戦してほしい」と前向きな気持ちや人生のステップアップを願う意味で使うことができ、流行にとらわれず使うことができる漢字のひとつです。

【漢字2文字】
二三、二幹、二望、二海、二澪

このように、『二』を使った「つぐみ」という名前にも様々な漢字のバリエーションが存在します。新たなステップに進んでも自分らしく、健やかな成功を得られますように、という気持ちを込められるので、そこに組み合わせる漢字はその子の変わらない魅力を願うものが良いでしょう。

例えば健やかに育つ樹木のように、という願いを込めて「幹」を合わせたり、清らかで美しい水のように人々を癒す存在になってほしいという願いを込めて「澪」を合わせることもできます。