「世界のバラ園」がリニューアル!「オールドローズガーデン」
園内の西エリアに続くのは、2021年5月にリニューアルした「オールドローズガーデン」。ぐるりと周遊できるように作られた花壇の形はそのままに、老朽化したバラの苗を一新し、土壌を改良して整備が進められています。
写真は、深い色が特徴の「ゲシュビンツ シェーンステ」。薄いピンク色や赤色の可憐な花を咲かせる「ロサ・ダマスケナ」をはじめ、多品種のオールドローズの苗が植えられています。
ガーデン内に東屋風の休憩所があり、ひと息つきながらバラを鑑賞できますよ。
高さ45mから園内を一望できる「花のタワー」
園内中央にある高さ45mの「花のタワー」は、“花の海に浮かぶ船”を模した外観が印象的。まさに、園内一面に咲き誇る花の上を優雅に進む船のようです。
入場は無料。船底をイメージしたエレベーターホールから、バラの壁画に囲まれたエレベーターに乗って展望デッキへと向かいます。
階段を上がったところにある展望デッキからは360度の絶景を一望。天気のいい日は、可児市街はもちろん、東濃の山々や乗鞍岳まで望めます。爽やかな風に吹かれながら眺める大自然は圧巻ですね。
「東の大花壇」や「北の大花壇」の一面に広がる季節の花々も必見
「語らい広場」は、2021年4月に「東の大花壇」に名称変更。約3,000㎡の丘陵地帯に、ネモフィラなどの花々が咲き誇り、季節の移ろいを感じさせてくれます。
さらに「北の大花壇」には、例年であれば夏はひまわり、秋はコスモスが植栽される予定です。まるで花のじゅうたんを一面に敷き詰めたような景色と、周囲に広がる緑とのコントラストは、見ているだけで高揚します。
季節の花が楽しめる時期をチェック!
2021年の春には、約80,000株のネモフィラが植栽され、丘一面がペールブルーに染まる絶景が楽しめた「東の大花壇」。2021年の秋はケイトウが植えられる予定です。
9月中旬から10月上旬ごろまで、黄色や赤色など色とりどりのケイトウの花が花壇いっぱいに広がり、訪れる人の目を楽しませてくれることでしょう。
ほかにもある花フェスタ記念公園の楽しみ方
子どもたちが楽しく遊べる遊具や広場も充実している花フェスタ記念公園。さらに、毎年春と秋に行われるローズウィーク期間は、見ごろを迎えるバラによって、大きなにぎわいを見せます。
子どもが楽しめるアトラクションや広場も充実!
園内には、子どもが楽しめるアトラクションが点在しています。真っ赤なネットのジャングルジム「育々清流ネット」には、歓声を上げながら元気によじ登る子どもたちの姿も。ドーム状にふくらんだトランポリン「ふわふわドーム」では飛んだり跳ねたりしながら、思い思いに体を動かせます。
【対象年齢】
育々清流ネット:6〜12歳
ふわふわドーム:3〜12歳
約20分かけて園内を走る、ロードトレイン「ポッポ」。車窓から見るバラ園の景色は、子どもの目にも新鮮に写ることでしょう。
子ども連れだけではなく、優雅に園内をまわりたいときや、少し歩き疲れてしまったときは、ぜひ活用してみてくださいね。
【料金】
中学生以上:1乗車300円
小学生以下:無料
春と秋に開催されるローズウィーク
バラの見ごろは、春は例年5月中旬〜6月上旬、秋は例年10月中旬〜11月上旬ごろ。この時期には、毎年「ローズウィーク」が開催されます。春は多種多様なバラが咲き誇り、ボリューム感あふれるバラの花園に。秋は、ひとつひとつ表情が異なる可憐なバラをじっくりと鑑賞するのにぴったりです。
2021年の期間中には、音楽広場に全長15mのフラワーウォールを設置。1,800株の花が壁を彩ります。「花の地球館」では、春の花々を展示したスプリングガーデンショーを開催。花のタワーの展望室には、期間限定で「レストランフラワータワー」がオープンします。すべてのメニューにエディブルフラワーが添えられ、バラを使った華やかな料理やスイーツが味わえます。
ローズウィークのイベント内容は毎年変わるため、公式ホームページでチェックしましょう。