5. 彦根城【滋賀県】 ★国宝
琵琶湖の畔に建つ井伊家ゆかりのお城。関ヶ原の戦いで武功のあった井伊直正が、石田三成の居城であった佐和山城に入城し、直政の遺志を継いだ井伊直継がその佐和山の向かいの彦根山に築城しました。徳川家康の支援を受け築城が進みましたが、大坂の陣での中断もあり、完成までに20年の月日がかかったとされています。
6. 姫路城【兵庫県】 ★国宝
世界文化遺産にも登録されている日本を代表する名城です。5重6階の大天守を中心に、様々な門をはじめ、TV番組の撮影などでも知られる「将軍坂」、240mにもおよぶ百閒廊下など、広大な城内に多くの見所が溢れています。大天守など8棟の国宝と、櫓や門など74棟の重要文化財を見学できます。
1346年に赤松氏により築城されたお城で、戦国時代には羽柴秀吉などにより改修されました。関ヶ原の戦いの後、池田輝政が城主となり入城し、大規模な改修が行われ今日の姫路城の姿となっています。
7. 備中松山城【岡山県】
臥牛山の山頂、標高430mに建つお城で、現存12天守では唯一の山城です。気温の下がる10月以降は周辺には雲海が発生する時もあり、雲海に浮かぶ天空の城としても知られる名城です。
明治6年の廃城令により多くのお城が解体される中、あまりにも不便な場所に位置したため建物は解体されず放置された事により、現存12天守の一つとして現在にその姿を残しています。
8. 松江城【島根県】 ★国宝
山陰地方唯一の現存天守です。1611年に堀尾吉春とその子忠氏によって、宍道湖が一望できる標高29mの亀田山に建てられました。現在も天守からは松江の町並みと、宍道湖を一望する事ができます。
このお城も廃城令により全て解体、売却される予定でしたが、地元の有志により天守閣のみは買い戻された為、現在まで当時の天守の姿を残しています。