沖縄本島南部から船で行ける離島
7.久高島(くだかじま)
周囲8kmほどの平坦な小さな島で、レンタサイクルで簡単に1周することができます。かつてここに天からアマミキヨという神が降りてきて、のちに琉球王国となる島々を作ったとされ、今でも多くの祭祀が行われる”神の島”。観光客を対象にしたレストランやレンタサイクルがある以外は、ほぼ観光地化されていません。
五穀の入った壺が流れ着き琉球王国に五穀が広まったと伝わる「イシキ浜」や、琉球王国でも最高の聖地である「フボー御嶽」、アマミキヨが降りてきた「カベール岬」などの見所があります。
沖縄本島からのアクセス
安座真港から久高島の徳仁港まで高速船で約15分、フェリーでは約25分。1日の便数は6便。
8.久米島(くめじま)
沖縄県内では、沖縄本島、西表島、石垣島、宮古島に次いで5番目の大きさで、周囲は約53km。1万人ほどが暮らすのんびりとした島です。琉球の島々の中で最も美しいと言われ「球美の島」と呼ばれるほど。
久米島随一のスポットが、久米島の沖合約5kmの位置にある「ハテの浜」。白い砂浜だけでできた島で、周囲をエメラルドグリーンの海が囲みます。トリップアドバイザーが発表した「トラベラーズチョイス世界のベストビーチ2016」で、国内ランキング7位にランクインするほどの美しさです。
沖縄本島からのアクセス
- 那覇空港から久米島空港まで約30~35分。JTA、RACが就航しており、1日の便数は7便前後。
- 泊港(とまりん)から久米島の兼城港まで高速船で約2時間50分、フェリーで約3時間20分。1日の便数は2便。
9.座間味島(ざまみじま)
5つの有人島と、大小様々な無人島からなる慶良間諸島(けらましょとう)。この慶良間諸島を代表するのが「座間味島」です。メインとなるビーチがふたつあり、ひとつが「古座間味ビーチ」。多くの島民やリピーターがまず訪れるビーチで、展望デッキから望める美しい海の色は、まさにケラマブルー!
そして島の西側に位置する「阿真ビーチ」では、ビーチから比較的近い浅瀬でウミガメを見ることができます。また賑やかな古座間味ビーチよりは人も少なく静かなため、浜辺でゆったり過ごしたい方にオススメ。夕日のスポットとしても知られています。
沖縄本島からのアクセス
泊港(とまりん)から座間味島の座間味港まで高速船で約50分、フェリーで約2時間。1日の便数は1〜3便。
10.渡嘉敷島(とかしきじま)
慶良間諸島の東端にある、長さおよそ8㎞程度の小さな島。海の透明度が高く、沖縄本島の綺麗なビーチのおよそ2倍、ハワイの1.5倍と言われることもあります。豊かな珊瑚礁に囲まれた島の海は、多くのダイバーが憧れるマリンスポーツのメッカとしても一目おかれています。
渡嘉敷島の2大人気ビーチが「とかしくビーチ」と「阿波連(あはれん)ビーチ」です。港から近い「とかしくビーチ」にはウミガメも生息し、海水浴でも人気のスポット。また珊瑚礁のある沖まで泳げば、シュノ―ケリングにも最適です。一方「阿波連ビーチ」の楽しみ方は、船で渡る無人島へのアイランドホッピングがオススメ!
沖縄本島からのアクセス
泊港(とまりん)から渡嘉敷島の渡嘉敷港まで高速船で約35分、フェリーで約70分。1日の便数は1〜4便。
11.粟国島(あぐにじま)
周囲12kmほどの小さな島。1999年に公開された映画『ナビィの恋』の舞台として知られています。当時のまま残っているロケ地もあり、現在でもファンが訪れます。また粟国島といえば「粟国の塩」も有名です。島内には「沖縄海塩研究所」があり、塩工場では製塩の全工程を見学することができます。
沖縄本島からのアクセス
泊港(とまりん)から粟国島の粟国港までフェリーで約2時間。1日の便数は1〜2便。
12.ナガンヌ島
慶良間諸島の入り口、チービシ環礁にある離島で、定住者はいませんが宿泊施設やレストランがあり、宿泊も可能です。ナガンヌの名前の由来は「長細いもの」。実際に島の形は細長く、細い部分は岸から岸まで歩いて2分ほど。
小さいながらも美しい海をもち、海水浴をはじめシュノーケリングや水中散歩、ウエークボードなどのビーチアクティビティやマリンスポーツを存分に楽しめます。また、ウミガメの産卵やホエールウオッチングができるなど、まさにオーシャンパラダイス!
沖縄本島からのアクセス
泊港(とまりん)からナガンヌ島までクルーザー船で約20分。1日の便数は1〜3便。