群馬県太田・館林・邑楽地区の東毛(とうもう)と呼ばれるこのエリアには、歴史的に価値が高く、昔話や神話にも因んだ寺院があります。県民をはじめ全国からも多くの参拝者が足を運ぶ、ユニークなパワースポットを3つご紹介しましょう。

1. 徳川氏発祥の地「世良田東照宮」/太田市

写真:CHIRI

由緒創建・御利益

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群馬県太田市にある自然豊かな新田荘歴史資料館の、まるで公園のような敷地の一角に、世良田東照宮が鎮座しています。

徳川氏発祥の地としても知られ、1644年に三代将軍徳川家光が日光東照宮より唐門・宝物・拝殿を移築、本殿を作り東照宮を勧請したことが由来といわれています。

境内参拝とともに御朱印・お守りを賜ろう

写真:CHIRI

御黒門をくぐり参拝します。正面に拝殿が鎮座していますので、こちらでお参りします。拝殿奥には唐門と本殿があり、拝観料300円を支払うと内部の見学が出来ます。

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境内には県内随一のソメイヨシノもあるので、お花見シーズンにも足を運んでみたいですね。

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拝殿手前の右手側にある社務所では、お守りや御朱印を賜れます。迫力と躍動感ある御朱印は、初穂料300円です。

  • 駐車場:あり(無料)
  • 社務所受付時間:9:00~17:00

2. 雷と大きななまずが祀られる「雷電神社」/ 板倉町

由緒創建・御利益

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関東一円、利根川上流周辺には多数の雷電神社がありますが、その総本宮が群馬県邑楽郡板倉町に鎮座するこちらの雷電神社。創建は598年と由緒のある神社で、聖徳太子に創建されたと言われています。また1674年には館林藩主徳川綱吉の命令で社殿が大改修されました。

雷電神社には、火雷大神(ほのおいかづちのおおかみ)、大雷大神(おおいかづちのおおかみ)、別雷大神(わけいかづちのおおかみ)、そして菅原道真公が祀られています。厄除けや雷除け、安産・子宝、工事・工場安全、家内安全、雨乞い・豊作祈願など様々なご利益があるほか、なまずにちなんだパワースポットとしても有名です。

境内参拝とともに御朱印・お守りを賜ろう

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一の鳥居から二の鳥居への参道沿いには、なまず料理屋さんが見られ、雷に因んだ神社であることがわかります。

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鳥居をくぐると、目の前に拝殿・本殿が姿を見せます。本殿には彫刻が施されており、圧巻の美しさです!

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奥宮や弁財天なども鎮座し、参拝スポットが豊富です。

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ちなみに、社殿・奥宮は群馬県の重要文化財に指定されているほか、境内の末社八幡宮稲荷神社は、群馬県内最古の建造物として国の重要文化財に指定されています。

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社殿の北側には社務所ががあるのでですが、ここにはなんと!なまずの銅像が祀られています。撫でることで地雷を避けて自信が湧きでてくると言われており、多くの参拝者に親しまれています。お守りや御朱印もこちらで賜れます。

  • 駐車場:あり(無料)
  • 社務所受付時間:9:00~16:30