昨日は作り手側のやりたいことが明確にわかった上で、その段取りの雑さにどっぷりと疲れてしまったわけですが、今日はもうちんぷんかんぷんだわ。今、ちんぷんかんぷんて打とうとしてちんぽってミスタッチしたわ。そんなことも書いちゃう気分だわ。

 NHK朝の連続テレビ小説『おむすび』第90話、振り返りましょう。振り絞れ。

イッツ・ソー・フライデーフライデー

 金曜ですから、今週の困りごとが全部片付くことになります。副題は「おむすび、管理栄養士になる」でしたから、これをもって結さん(橋本環奈)は管理栄養士になったということなんでしょう。なんで「管理栄養士になって4年」の人物を描こうとするとき「管理栄養士になる」という副題を付けるのか、あともう誰もこの人を「おむすび」と呼んでないけど大丈夫なのか。知らんけど話を進めるよ。

 潰瘍性大腸炎の堀内さんに不味い飯を出し続けていたNSTでしたが、主治医のドクター森下(馬場徹)の意向によりこの患者を対象から外すことに。しかし、金曜ですので堀内さんの問題についても結さんが解決しなければいけませんから、結さんはバインダーを両手に抱えてそのへんをウロウロしています。ヒマなのかな。

 と思ったんだけど、そういえばNST活動以外の日の結さんの担当は消化器内科と外科でしたね。潰瘍性大腸炎なら消化器内科だ。このへんから関係性がもうこんがらがってくるんだよな。

 プロットとして、結さんが所属するNSTと堀内さんの接触が絶たれたことが語られています。赤いボールペンでリストに斜線を引くシーンはそういう意味でしょう。さらに今日、堀内さんの病室の前で一瞬ノックをためらう結さんの姿が映っている。これも、堀内さんを気にかけるのは今や業務外だが、どうしても気になってしまうという描写です。

 でも実際は消化器内科担当の結さんは日常的に堀内さんと接しているはずなんですよね。いろんな管理栄養士がいるんだと思うけど、結さんは紀香にならって、めっちゃ患者を見回って話しかける栄養士として描かれている。それなのに、NSTに加入することになったとき、結さんは堀内さんと初対面だったし、コミュ力お化けのはずなのに担当科医のドクター森下とまるでコミュニケーションが取れていない。ドクター森下が患者にどう接しているかも知らなかった。