
「20~30代は、子育てと仕事に追われてとにかくがむしゃらに過ごしてきました。45歳の今は子どもも大きくなって子育てが落ち着いて、同時に仕事も若干マンネリ化してきていたんです」
そんなタイミングで去年始まったタイプロは、彼女の心の穴にすっぽり収まったようです。
「候補生が頑張っている姿はもちろん、現メンバーが自分自身やグループに真正面から向き合って、前進しようとする姿がムネアツすぎて! 青春が戻ってきたような気持ちです。タイプログッズも買って、最終審査結果が出る前からファンクラブにも入りました」
◆一部でタイプロハラスメント、“タイハラ”も?!
一方で、タイプロにまつわる“ハラスメント”を受けたと話す女性も。彼女は30歳で、長くSTARTO ENTERTAINMENT所属のグループを推していますが、タイプロにハマることはありませんでした。
「『タイプロは見ていないし、興味がない』と言っているのに、周りに面白さをずっと熱弁したり、見ることを強要したりする人がいて……それが1人や2人ではないんです。今までアイドルの話なんて一切しなかったような人たちまでそんな状態で、私もアイドル好きなので気持ちは分かりますが、もはやタイプロハラスメント、“タイハラ”だと感じました!(笑)」
このように、40代前後の女性たちが、我を失うほどタイプロに沼るのはなぜなのでしょう。
◆憧れだけではたどり着けない“厳しさ”
課題を通して若い人たちが成長していく。タイプロにおいても、オーディション番組ならではの側面はもちろん魅力です。実際に10代の候補生や、歌もドラマも未熟だった候補生がめきめきと力をつけていく様子に胸を熱くした視聴者は多いでしょう。しかし、それだけでは他のオーディション番組と変わりません。
タイプロで肝となったのは、候補生だけでなく仲間探しをしている現メンバー佐藤勝利、菊池風磨、松島聡の3人にも大いにスポットが当たったことではないでしょうか。