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将棋で得られる賞金や収入
プロ棋士のおもな収入源は、スポンサーが主催する公式戦に出ることで得られる対局料や、優勝または準優勝することで得られる賞金です。人気棋士になると、テレビやイベントへの出演・メディアの取材など、副業の収入を得られる場合もあります。
プロの公式戦には「竜王戦」「名人戦」など8つのタイトル戦と「朝日杯将棋オープン戦」「NHK杯テレビ将棋トーナメント」といった7つの一般公式戦があります。例えば竜王戦は、現役棋士全員と女流棋士4名、奨励会員1名、アマチュア4名が参加するトーナメント戦で、優勝賞金は将棋界最高の4400万円です。竜王と挑戦者が七番勝負を行うもので、敗者の賞金は1650万円です。
竜王戦独自のランキングで出場棋士は6つの組に分けられ、それぞれのランキング戦において表1の優勝賞金および準優勝賞金が設定されています。
表1
ランキング戦 | 優勝賞金 | 準優勝賞金 |
---|---|---|
1組 | 470万円 | 116万円 |
2組 | 366万円 | 94万円 |
3組 | 261万円 | 63万円 |
4組 | 209万円 | 53万円 |
5組 | 157万円 | 42万円 |
6組 | 94万円 | 21万円 |
出典:公益社団法人日本将棋連盟「竜王ランキング戦・決勝トーナメントについて」を基に筆者作成