「将棋」にどハマりしている小学生の息子。“プロ棋士”になったら、どのくらい賞金を稼げるのでしょうか?
藤井聡太竜王・名人の活躍で到来した将棋ブーム。小学生の中には、「NEXT藤井聡太」としてプロ棋士を目指す人もいるでしょう。小学生の息子が将棋にどハマりしていると、プロ棋士はどのくらい賞金を稼げるのか気になるかもしれません。   そこで今回は、将棋で得られる賞金や収入について調べてみました。プロ棋士になる方法もご紹介しますので、参考にしてください。

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将棋で得られる賞金や収入

プロ棋士のおもな収入源は、スポンサーが主催する公式戦に出ることで得られる対局料や、優勝または準優勝することで得られる賞金です。人気棋士になると、テレビやイベントへの出演・メディアの取材など、副業の収入を得られる場合もあります。
 
プロの公式戦には「竜王戦」「名人戦」など8つのタイトル戦と「朝日杯将棋オープン戦」「NHK杯テレビ将棋トーナメント」といった7つの一般公式戦があります。例えば竜王戦は、現役棋士全員と女流棋士4名、奨励会員1名、アマチュア4名が参加するトーナメント戦で、優勝賞金は将棋界最高の4400万円です。竜王と挑戦者が七番勝負を行うもので、敗者の賞金は1650万円です。
 
竜王戦独自のランキングで出場棋士は6つの組に分けられ、それぞれのランキング戦において表1の優勝賞金および準優勝賞金が設定されています。
 
表1

ランキング戦 優勝賞金 準優勝賞金
1組 470万円 116万円
2組 366万円 94万円
3組 261万円 63万円
4組 209万円 53万円
5組 157万円 42万円
6組 94万円 21万円

出典:公益社団法人日本将棋連盟「竜王ランキング戦・決勝トーナメントについて」を基に筆者作成
 

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