人格否定をする人の特徴⑤私生活を罵倒する
人格否定をする人の特徴の中には相手のプライベートな事柄を否定しケチをつけるということもあげられます。 具体的には私的時間の使い方や本人の生き方、家族の中傷、子供への揶揄など人格否定をする人は本人を取り巻く私生活や私的人間関係なども平気で罵倒してきます。
例えば、結婚をしないことへの指摘や、個人的な趣味の冒涜、妻や夫の野次や会ったこともない相手の子供の性格を勝手に決めつけて貶す等がそれらに値します。
仕事において、プライベートなことにわざわざ言及する必要もありませんし、意味もありません。そういった自分の偏見と価値観だけの世界で生きている人たちの発言があきらかに見て取れるようなら、それは本人が意識なく人格否定というハラスメントを行っているのです。

人格否定をする人の特徴⑥倫理観を罵倒する
倫理観とは、個人が持っているモラルです。 もっと詳しく述べると、本人が「仁徳的」または「人徳的」とする、人間として遵守するべきことの概念を意味します。
それらを否定することも、人格否定をしていることと同じ意味なのです。
人間にはそれぞれの「人としてこうありたい」「人としてこうあらねばならない」という感性や概念があります。 それは仕事においても、プライベートに置いても垣根はありません。 自らの信念や信条として生きている人も沢山います。
しかし、これらを蔑み罵倒することは人格否定をしていることと同じです。
仕事という枠だけにくくるとすれば、もし仕事上差しさわりがあるのであればきちんと理由を告げて相手の倫理観は尊重しながらも「こうしてもらえると助かる」といって調整をするのが上司や先輩の仕事です。 人格否定を平気でする人はその仕事を放棄するだけではなく、倫理観を罵倒し尊厳を傷つけることを平気でするのです。
更に、プライベートな間柄であっても相手の信念や倫理観を否定しつづける人も、人格否定をする人の特徴を言えるでしょう。
人格否定をする人の特徴⑦感情を罵倒する
人格否定をする人で、「これぐらいは人格否定にならないだろ」と勘違いしてしまう代表例としてあげられるのは相手の感情を否定するということ。
人間には喜怒哀楽という感情が備わっています。それは至極全うで当たり前の事です。 しかし、こと仕事になってみたり、自分と同調する意見を持たない相手に対してその感情を許さない人間もいるのです。それが、人格否定をする人の大きな特徴ともいえるでしょう。
例えば、相手の嬉しかったことを「嬉しいと思うな」と言ってみたり、怒っている人に対して「怒りの感情を抱くな」というのは相手に「感情を殺しロボットになれ」と命じているのと同じ意味です。
しかし人が人に対して「心動かされるな。」などという権利はありません。 その人の感情はその人だけのものであり、心は常に自由なのです。
そういった人の感情や気持ちすらもコントロールし自分の都合の良いようにだけ働かせようとする人は、人格否定をする人の特徴と言えるでしょう。
人格否定をする人の具体的な発言例を一部ご紹介します!
これから、人格否定をする人の発言や言葉の代表例をほんの少しだけご紹介します。 その他にもモラルハラスメントやパワーハラスメントにカテゴライズされるような人格否定の言葉がありますので、今回ご紹介する一例だけに限らず、自らの尊厳と自由、それから心を守る為に、理不尽な人格否定をされても相手にしない強靭な精神力を養っていきましょう。
