「中居正広さんの性加害報道に端を発したフジテレビ騒動には、松本さんが出演していた『まつもtoなかい』のプロデューサーが関係しているとも報じられています。
 そのため、第三者委員会による調査が終わらない限り、チャンネルのスタートは難しいそうなのです。そうした背景もあり、現在でも撮影のめどは立っていないといいます」(演芸関係者のコメント)

 立場やスタンスが違うと、報道内容もこれだけ違う。2つのテーマから垣間見える女性週刊誌同士の興味深い“差”だった。

藤原紀香を24年前に評したナンシー関のすごさ

 「女性自身」の人気連載「武田砂鉄のテレビ磁石」。毎回注目しているが今回、すごい“思い出の発掘”があって驚いた。

 今回の連載で取り上げられたのが、大阪・関西万博で日本館の名誉館長に就任した藤原紀香だが、武田自身の考察と同時に、現在でも名コラムニストとして名高い故・ナンシー関に関しての記述がすごい。

「日本館の名誉館長に就任したのが藤原紀香。その一報を聞いたとき、もちろん思い出したのは、ナンシー関が2001年に藤原について記していた『日本の日常では手に負えんのかも』という一文である。彼女にはスケール感があり、でも、それが具体的に何を指しているのかわからない、受け止めるほうもわかっていない、でも、なんだか浮いている、はみ出している、そう指摘していた」

 これを思い出した武田もすごいが、24年も前に藤原をこんな風に評していたナンシーのすごさを改めて思い知らされた。

 そんな藤原が出演している『家政婦クロミは腐った家族を許さない』(テレビ東京系)が面白い。藤原の演技も面白い。そして決意した。6月からスタートする明治座の藤原主演舞台『サザエさん』 を観劇しよう! と。