岩手県久慈市では、「いわて山形村短角牛」を中心とした「久慈・やまがたガストロノミーツーリズム」を推進している。

自然放牧で健康に飼育された希少種の和牛「いわて山形村短角牛」。国際的にも評価されるようになった「いわて山形村短角牛」が、首都圏のシェフの技でさらに磨きがかかり、美味しいメニューとなった。11月11日(月)~16日(土)の期間、今回の企画に賛同した首都圏の3店舗で「いわて山形村短角牛」の特別メニューを提供する「大地の恵み豊かな草原が育んだ山形村短角牛を味わう1週間」が開催されている。

久慈・やまがたガストロノミーツーリズムについて


岩手県久慈市山形町(旧山形村)には、他にはない独自の食文化がある。


自然放牧で健康に飼育される希少種の和牛「いわて山形村短角牛」、江戸時代から続き文化庁の100年フードにも認定された郷土食「まめぶ」。また、日本一の白樺美林、広大な牧草地といった、素晴らしい景観美もある。


「久慈・やまがたガストロノミーツーリズム」では、世界に誇れるSDGsな地域資源を活用し、自然体験にグルメ体験を加えた新しい観光コンテンツを造成し、世界中から来る人を迎えられる地域づくりを目指している。

国産100%の飼料で育てた純粋な国産牛

短角牛は、日本短角種という和牛の一種。旧南部藩の頃、内陸と沿岸の物資輸送に使われていた南部牛がルーツで、明治以降輸入されたイギリスのショートホーン種と南部牛の交配により現在の短角牛が誕生した。


短角牛の中でも、「いわて山形村短角牛」は国産100%の飼料で育てた純粋な国産牛だ。


春、広大な放牧地に母子で放牧され、無農薬の豊富な牧草と広大な大地、高原の空気と水の中、のびのびと野山を駆け回りながら過ごし、雪深い冬に里に下りてくる「夏山冬里」方式をとっている。放牧期間に自然交配も行われ、牛舎に戻った後、3月ごろに新しい子供が生まれる。