「バイトの給料日がいつか分からない」というように、意外にも給料日や受け取り方法などの確認をしないままバイトを始めてしまう人も少なくないようです。なかにはお金のことは聞きにくいからと聞きそびれてしまった人もいるかもしれません。アルバイトの給料日にまつわる疑問を解説します。

1回目の給料はいつもらえる?気になる締め日と支払日

(画像提供:teerasan/stock.adobe.com)

アルバイトの給料は、「月末締め、翌月25日払い」が一般的です。その次に多いのが「月末締め、翌月15日払い」。給料の支払日は5や10など5の倍数の日付に設定しているところが多く、給料を手に入れられるのは基本的に働いた月の翌月と考えておきましょう。

給料の支払い形態は月払いが多いですが、なかには日払い、週払いに対応しているところもあります。働いた月の途中で給料をもらえるところでは、月末締め翌月払いのように給料計算が1ヵ月単位ではないため、いつからいつまで、何日分の給料がいつもらえるかを把握しておくことが大切です。

何時から引き出せる?給料の振込時間

労働者の同意があれば給料を口座振込にすることができますが、その場合、「給料は、所定の給料日の午前10時頃までに引き出せるようにする」といった条件があります。実際にはほとんどの企業で給料の振り込みにかかる時間を短縮するために、自動処理システムを導入して給料日当日までに振り込み手続きを完了しています。

給料の振込処理は給料日当日の真夜中に行われるケースが多いので、遅くとも銀行の営業が始まる午前9時には振り込みを確認できるでしょう。

一方、小規模企業など一部の企業には給料の振り込みを当日に金融機関の窓口で直接行っているところもあります。自動入金ではないので、入金から引き出せる状態になるまでに数時間かかることも少なくありません。入金時間によっては、給料の振り込みが給料日の昼ごろになることもあります。

支払日が土日祝日とかぶったら

給料の支払いは「毎月25日」などと一定の日に定めることが法律で決められています。しかし、給料日が土日祝日やGW、年末年始などの大型連休と重なっているときは、休日前の営業日に振り込まれるのが一般的です。休日とは、金融機関の休日のこと。自社の休日ではなく、カレンダーの休日を確認してみるとよいでしょう。

ただし、企業の中には給料日当日が土曜の場合は前日、日曜の場合は翌営業日など、独自ルールを設定しているところもあります。そうしたルールは労働契約書や就業規則のなかに書かれているので、あらかじめ確認しておくと安心です。