「手渡し」はアリ?振り込み以外にもある支払い方法

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アルバイトの給料は、手渡しで行われることもあります。「今どき手渡しなんてあるの?」と思われるかもしれませんが、法律的には問題ありません。企業側からすると、振込手数料を節約できるメリットもあります。

1人当たりの額はわずかでも、人数が多くなればなるほど、支払期間が長期になればなるほど振込手数料は無視できないものになっていくからです。

ここからはアルバイト側から見た、手渡しによる給料の受け渡しのメリットを見ていきましょう。

働いた実感を得やすい

給料を記帳された数字やオンライン口座に記録された電子的なデータではなく、現金で視覚的に確認できるため働いた実感を得やすいと考えられます。お金の入った封筒を受け取ることでその重さも感じられると、バイトを続ける意欲にもつながりやすいでしょう。

振り込みトラブルを防止できる

給料手渡しは、出勤日に確実に受け取ることができるので口座番号の間違いなどの振り込みにまつわるトラブルはほぼありません。一方、給与明細と受け取った金額に間違いがないかを自分で確認する必要があります。給料を現金で渡されたらすぐに、その場で確認することも怠らないようにしたいものです。

「家に帰って確認してみたら明細と違った」となっても、企業の計算間違いなのか、持ち運ぶ途中で封筒から出てしまったのか分かりません。手渡しは振り込みに関係するトラブルはなくても別のリスクをともないます。メリットだけでなくリスクも認識しておくとよいでしょう。

日雇いバイトではすぐに給料を受け取れることも

試験監督やイベントスタッフなどの日雇いのアルバイトでは、手渡しになることも少なくありません。働いたその日に給料をもらえるので、急にお金が必要になったときに心強く感じられるのではないでしょうか。

聞いても失礼じゃない。給料日は契約のときに確認しよう

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労働基準法第15条1項の定めにより、労働契約を締結する際、企業は労働者に対して賃金や労働時間などの労働条件を明示する義務があります。労働契約書など労働条件の明示がない場合は「労働契約書をいただけますか?」と聞いてみてください。

アルバイトとはいえ、労働者には働いた分の給料を受け取る権利があります。お金のことは聞きにくいと感じるかもしれませんが、恥ずかしいことではありません。あとから「こんなはずではなかった!」とならないためにも、労働契約を締結する前に賃金や支払い日のほか、気になることをはっきりさせておくことが大切です。

提供・UpU

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