
しかし、久しぶりに実家へと帰るとあまり良い反応とは言えない家族たち。絶好調のはずなのに、まひろのそばに見え隠れする影とは。
◆隠す恋のはずだったのに

まひろ(吉高由里子)に道長(柄本佑)の関係を問うた赤染衛門(凰稀かなめ)。まひろがはっきりと答えるシーンはなかかったが、「倫子(黒木華)を悲しませないように」という言葉があったところを見ると、赤染衛門は全てを察し、確信を持っているのだろう。

それにしても、振り返ってみると、平安の世の話ながら、「自分だったら」と考えてしまう機会が多いのはそれだけ感情が生々しく描かれているからこそ、と言えるのかもしれない。
◆中宮による同人誌!?制作

早速、冊子作りのスタートだ。と言っても、当然、印刷所があるわけではない。全て手作りである。文字を印刷することなんてできないので、手書きで書き写す。装丁も本を閉じるのも、人間の手でやる。この章にはこの色の紙がいいかしら、などと作業をする姿、楽し気である。