東西約4km、南北約2kmもの広さを誇る奈良公園には、東大寺や春日大社、興福寺など人気スポットが豊富にあります。1日かけて奈良公園の見どころをもれなくめぐる、おすすめモデルコースをご紹介します。

国宝の建造物が並ぶ「興福寺」に参拝

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奈良公園めぐりの旅は、近鉄奈良駅方面からスタートしましょう。近鉄奈良駅方面から奈良公園へ向かうと、まず見えてくるのが「興福寺」。創建1300年を超える藤原氏ゆかりの寺院です。境内に建つ五重塔は50.1mもの高さがあり、木造塔としては京都東寺の五重塔に次いで2番目の高さを誇ります。

そのほか日本に現存する八角円堂のうち最も美しいと言われる「北円堂」や、平安時代の建築様式を今に伝える「三重塔」、そして室町時代に再建された「東金堂」など見どころが多く、これらの建造物はいずれも国宝に指定されています。

「猿沢池」越しに五重塔を眺めよう

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興福寺に続いて訪れるのは「猿払池」。興福寺の南側に位置する周囲360メートルの池で、池のまわりの柳と一緒に、水面に興福寺の五重塔が映る風景を楽しめます。なお中秋の名月には、春日大社の末社である采女神社の祭礼「采女祭(うねめまつり)」の舞台となるのがここ猿沢池です。

鷺池に浮かぶ「浮見堂」で一息

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猿払池の後は「浮見堂」へ。檜皮葺きの八角形をしたお堂で、“浮見堂”の名の通り鷺池に浮かぶような形でたたずんでいます。周辺は緑に囲まれており、水面に映る景色を眺めながら一休みするにもぴったりの憩いの場です。

鮮やかな朱塗りの社殿が見応えある「春日大社」へ

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浮見堂の後は「春日大社」を訪れましょう。全国に3,000以上もある春日神社の総本社で、鮮やかでとても美しい朱塗りの社殿が特徴的。境内には様々なご利益がある摂社や末社も多数点在しています。

藤の名所としても知られ、花穂が1m以上垂れ下がり砂にすれるほど伸びることから「砂ずりの藤」と名前のついた藤の木は、樹齢700年以上の名木。

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また毎年2月の節分と8月の中元の夜にだけ行われる「万燈籠」では、境内にあるすべての灯籠にあかりが灯り、境内は幻想的な雰囲気に包まれます。

ランチは公園内で奈良の名物グルメをいただこう

出典:flickr.com
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春日大社への参拝を終えたらランチタイム。東大寺の門前にある「夢風ひろば」エリアの飲食店など、公園内に飲食店が複数あるのでそちらを利用しましょう。

奈良名物の柿の葉寿司専門店「お食事処 ゐざさ茶屋」や、同じく奈良名物の「吉野本葛」を使った料理やスイーツが食べられる「吉野本葛 黒川本家」、創業60年の直火炊き釜めし専門店「志津香」などが特に人気です。