職場で「お声がけください」という表現を良く耳にします。あなたも仕事中に何気なく使っているのでは?無意識に使っている「お声がけ」という表現には、注意しないといけない点も。そこで「お声がけ」の意味と使い方を、例文と一緒に整理していきます。
何気なく使っている「お声がけ」その意味は?
お店や会社で、よく聞く表現のひとつが「お声がけください」というもの。ショッピングをしているとき、店員さんがよく「お声がけください」という表現を使います。
また、「お声がけください」と同じくらいによく使うのが「お声がけします」という使い方。人がたくさん並んでいるとき、このように言われたことはありませんか?
仕事やプライベートで、無意識に使ったり、聞いたりすることが多い「お声がけ」という表現。敬語であることは分かるのですが、そもそもどういう意味があるのか、気になりますよね。
今回はお声がけの意味や用法について解説していきます。お声がけには「声をかける」という基本的な意味のほかに、質問や用命、打診といった意味合いが含まれる場合もあります。そこにも注目してチェックしてみましょう!
「お声がけ」の敬語表現は?
お声がけというのは、既に敬語表現になっているのでは?と思う人もいますよね。確かに、「お」がついているので、丁寧で綺麗な言葉にも感じるものです。
ただ、「お声がけ。」だけでは文章としてもおかしい気も。述語がないので「え?話の途中?」と感じますよね。正しい敬語をチェックしましょう!
「お声がけください」は正しい
お声がけの敬語表現は、「お声がけください。」になります。ただ、この敬語は「本当に正しいの?」と不安に思っている人も多くいるものです。
お声がけくださいというのは、敬語として正しい表現です。しかし、より丁寧に「お申し付けください。」と言ったり、「お声をおかけください。」と言い換えたりしてもいいでしょう。
不安な場合は、より丁寧な敬語を覚えておくといいですね。
「お声がけします」はNG
お声がけの敬語表現として、「お声がけします。」という言葉を使う人がいますが、これは正しい敬語ではありません。
確かに綺麗な言葉にしようとしていたり、敬語として使う努力は見られますが、お声がけしますという言葉は自分のことを上にあげている表現になってしまうのです。
そのため、この場合は「声をおかけします。」と使ったほうがいいでしょう。