冬も行ける!違う姿も楽しもう!
冒頭で雪のない時期しか行けないといいましたが、それは林道の話です。湖面に沈んだらもう春まで見られないのかぁと思ったら、実は冬も見られます!
冬は林道ではなく別のルートを通りスノーシューを履いて氷結の糠平湖を横断し、凍結して水面が下がり雪と氷から少し顔を出し始めたタウシュベツを見るツアーが、1~2月頃に開催されています。また一段と違う姿もいいですね。
また、2月頃には国内で唯一の氷の造形で湖面の氷を載せた切り株がキノコのように見える「きのこ氷」や、湖底の落ち葉などから発生するガスが湖面にたどり着く前に水の中で凍ってしまう現象である「アイスバブル」を見るツアー、糠平湖の冬の風物詩ワカサギ釣りの体験ツアーなども行っており、北海道に来ないと見られない、糠平湖に来ないと出来ない遊びがたくさんあります。
ツアーの申し込みと注意点
ツアーは3か月前から予約可能です。GWやお盆などの長期休暇、土日祝日は1か月前には予約が埋まっていることも多いです。早めの予約をオススメします。
気になるのは橋が見えるかどうか。天候やダムの貯水状況に左右されますので、一概には言えない部分が大きいです。毎日の状況はSNSで写真を挙げてくれていますので、そちらをチェックしてみるのが一番いいかと思います。
NPO ひがし大雪自然ガイドツアーHP
【今日のタウシュベツの様子】
X(旧Twitter)
水没してしまっても他の橋を巡るツアーを行いますので、楽しめるかと思います。また、時期によって早朝ツアーや夕日ツアーなども行っているようです。自分のプランにあったツアーを予約して下さい。
この記事を書いたトラベルライターから一言
筆者が訪れたのは2023年の7月初旬です。渇水が続いていたため橋の袂まで近寄ることができました。記事公開当時の2023年8月もまだ渇水が続いており、沈没せずに橋が見られる状態のようです。しかし、春に雪解けして見えてきた橋は崩壊が進み、首の皮一枚でつながっているようなかなりギリギリの状態でした。大雨、地震が一回あればもう崩れてしまうだろう、水没してまたみられるようになる来年にはもう一続きの橋にはなっていないだろう、とガイドさんがおっしゃっていました。崩れ行くのもまたその魅力の一つですが、今のうちに見ておきたい景色の一つだと思います。(dory)