3つ目の漢字は「葦原中国」です!
「葦原中国」を何と読みますか?
中国の地名ではなく、日本人に関係ありますよ!
早速ヒントを見てみましょう。
「葦原中国」の読み方のヒントは?
1.「葦原中国」をひらがなにすると10文字になります。
2.歴史が好きな人は知っているかもしれません。
3.『すなわち高天原皆暗く、葦原中国ことごとに闇し』古事記より引用
正解は…
正解は「あしはらのなかつくに」でした!
日本列島のことです。
略して「葦原国(あしはらのくに)」とも呼ばれます。
「葦原」とは、イネ科の多年草が生い茂った場所です。
「葦」の音読みは「イ」、訓読みは「あし」「よし」です。
どうして「中国(なかつくに)」?
日本書紀ではなく、古事記を基本に解説します。
「葦原中国」の上は「高天原(たかまがはら)」。
「高天原」には、天照大神(アマテラスオオミカミ)をはじめ多くの天津伸がいます。
「葦原中国」の下は「黄泉国(よもつくに)」。
「黄泉国」には、黄泉津大神(ヨモツオオカミ)がいます。国生み、神生みの伊邪那美命(イザナミノミコト)と同一神ですよ!
私たちが暮らす「葦原中国」は、真ん中なので「中国(なかつくに)」なんですね。
「葦原中国」、日本人として読めるようにしておきたい漢字です。
4つ目の漢字は「蘭鋳」です!
「蘭鋳」を何と読みますか?
みなさん見たことがあるはずですよ。
家で飼ったこともあるかも…
「蘭鋳」の読み方のヒントは?
1.「蘭鋳」をひらがなにすると「〇〇〇ゅ〇」になります。
2.『蘭鋳の爆発寸前のかたち』奥坂 まや
3.『この真冬に蘭鋳が悠々と尾鰭を動かしているといったぐあい。』久生十蘭「魔都」より引用
正解は…
正解は「らんちゅう」でした!
「蘭鋳」とは、金魚の品種。
俳句では夏の季語に分類されます。
体型はずんぐりむっくり、背びれがなくて尾びれが小さく、頭部に肉こぶがあるのが特徴。
金魚鉢のように横から見るのではなく、上から眺める「上見(うわみ)」という観賞法に適した金魚です。
肉こぶがライオンの頭部に似ているので、海外では「ライオンヘッドゴールドフィッシュ」と呼ばれます。
日本人は金魚好き
江戸時代には「金魚売り」がいたほど、日本人は昔から金魚が大好き。
浮世絵にも金魚がよく登場します。
当時の「蘭鋳」は「丸子(まるっこ)」と呼ばれていたそうです。
金魚売りの仕事は庶民がしていましたが、養殖していたのは武士が多かったといいます。
下級武士にとって、貴重な収入源だったんですね!
現在も全国各地で愛好家による品評会が行われていますから、日本人の金魚好きは変わっていないようです。