同棲始めの初々しさはどこへやら、年月がたつごとにお互いに対しての慣れからくるイライラやストレスが募って、つい「別れよう」とケンカになることも。そんな同棲カップルの別れの原因やいざ別れるときの問題解決法、さらには復縁方法までをまるっとご紹介します!
同棲カップルの悩みごと、放っておくと別れの原因かも?
「これからはずっと一緒にいられるね」でお互いの荷物を持ち寄り、笑顔で始まった同棲も月日を経るうちにお互いへの不満や理想と現実のズレなどが積もり積もって「別れたい」「一緒にいるのが辛い」となることも。
【同棲カップルの別れの原因①】金の切れ目は縁の切れ目
付き合っていた頃はさして気にならなかったことでも、同棲を始めたことで気になり始めることが相手の経済観念や金銭感覚。
衣食住を共にする同棲はいい意味でも悪い意味でもほぼ結婚と同じことなので、相手の欠点は同棲が続く限り直面していかなくてはいけません。
また、金銭感覚や経済観念のズレは、食べ物の好みや生活習慣と違ってなかなか変えることが難しいものの1つ。法に抵触するような犯罪行為でもない限り、どちらかが100%正しくてどちらかが100%間違っているとも言えないので余計に問題がこじれてしまいがちで、さらにいざ「別れたい」となっても泥沼化する確率が高い原因の1つです。
【同棲カップルの別れの原因②】お互いの実家との距離感
本人同士が意識している、していないに関わらず、交際関係から同棲へと移行すると周囲の2人を見る目も変わってくるのが普通です。
特に、両親・兄弟・親戚などによっては(仮)嫁、(仮)婿としてアレコレ指図してきたり当然の権利として干渉してくるようになってしまい、そのことが原因でそもそもうまくいっていた2人の関係がこじれたり辛いものになってしまうことも。
あえてポジティブにとらえれば、法定婚前に相手の親族などの素の顔がわかって良かった、ということもありますが、たとえ本人も内心はうとましく思ったり、問題だととらえていても、身内のことをあからさまに悪く言われていい気はしないのが普通。
そのことだけを問題にして言い争いに発展すると高確率で別れの原因になってしまいます。またどうしてもうまくいかずに別れを選択するに至っても別れ方がこじれやすいのもこうした家族や友人関係のトラブルの特徴です。
【同棲カップルの別れの原因③】結婚のタイミングのズレ
同棲を始めたきっかけが結婚までのおためし期間、といった意味合いの強いものかどうかに関わらず、同棲期間が長くなればなるほど浮上してきがちなのが「法定婚をどうするか」といった問題です。
特に片方は同棲=事実婚、と内心とらえているにも関わらず、もう一方は同棲はあくまで同棲であってそれ以上でもそれ以下でもない、と思っている場合は年月を経るごとにそのズレが深くなってしまい、表面化したときには深刻な問題になる確率が高くなってしまいがち。
さらに「辛い」「別れたい」となったときにこじれやすく、「婚約詐欺」「結婚詐欺」として訴えられたりする確率も高くなってしまいます。
特に同棲を始めるにあたっての家具や家電などの必要な家財購入の費用や引越し荷物の諸経費などが片方の親や片方からだけの支出でまかなわれている場合は、より深刻な事態になるケースも。
また、「追い詰めたくないから」「嫌われたくないから」という理由で相手がどう思っているかきちんと訊ねない、という人もいますが、こうした問題の先送りはおおむね良い結果には結びつきません。
そもそも結婚をどうするか、ということを訊ねることが相手を「追い詰める」「嫌われる」と思っている時点で、実は無意識の内に相手の答えを導き出している証拠かも。
相手に「別れたい」と突然切り出されたり、ある日帰宅したら相手の荷物が消えている、といった最悪の別れ方になることも考えられます。
【同棲カップルの別れの原因④】お互いの異性問題
同棲していることを広言している、いないに関わらず、とりあえず「不倫ではない」という言い訳の元に別の異性との関係を持ってしまうということもあるのが同棲関係という法律に裏づけされていない関係の持つ負の側面です。
それが同棲初期段階であっても、お互いのペースがすっかりわかったある意味安定期のときでも、異性関係の問題は解決したとしても長く尾を引くことになる確率が高く、ないがしろにされた辛さも単なる交際関係のときより深いものになりがち。
また、全くその気がなく、そうした事実がなかったとしても相手にいったん異性関係の疑いを持たれてしまうと、することなすこと勘ぐられるようになり、なかなかそれを払拭することが難しくなったり、そうした腹の探り合いでお互いが疲弊してしまうのも同棲関係の陥りがちなトラップです。
そうしたときに怒りに任せて相手の荷物を放り出したりするような別れ方を選択してしまうと、「別れたい」となった原因は向こうなのに責任がこちらに押し付けられる事態にもなりかねないので、よくよく冷静になることが大切です。
【同棲カップルの別れの原因⑤】すれ違いの蓄積
コレ! という大きな原因があれば、その点を改善する、あるいは解決すれば2人の関係は好転することもあります。
むしろそうした大きな原因があるのではなく、日々の生活の中で深く静かに進行していく不平不満と相手との関係に対する疲労感といったものは、特効薬もなく、なかなか解決するには難しい問題が。
さらにはそうした問題意識を双方抱えているのならまだいいのですが、片方だけが抱えていた場合は、そうではない相手に対してのやり場のない辛い気持ちやフラストレーションが高まる一方になりがちです。
同棲解消! いざ別れる! となったときの揉め事とは
同棲を開始するときは双方の意思が固まっているものですが、別れはたいていどちらかがより強く「別れたい」と思って発生するもの。
その「別れたい」という気持ちの強弱の差によって別れに対する態度も変わってきてしまい、それがさらなるケンカや揉め事の原因になる場合も。
そこで同棲解消の際に起こりがちな揉め事を事象別に見ていきましょう。