心が壊れてる人の特徴は?心が壊れてる人はどんな状態になる?一度壊れた心は二度と戻らない?壊れた心は何も感じない?心が壊れた時の対処法について解説します。
理由はわからないけど、落ち込んだり気力がわかなかったりする日が続くなら、心が悲鳴を上げている証拠。無理をすると、心が壊れる恐れがあります。一度心が壊れると、回復まで長い時間を要するので大変です。
今回は、心が壊れてる人の特徴を詳しく解説し、辛い時の対処法を教えます。
心が壊れるの意味とは?
心とは、さまざまな気持ちを感じるところです。「心が壊れる」とは、正常な感情を保てない状態を意味します。心が壊れたときの状態は、人によってさまざまです。無気力で何も考えられなくなったり、辛い気持ちに押しつぶされそうになったりします。
「心が壊れる」を別の言葉にすると、以下のような表現が当てはまります。
- 精神を病む
- 心神喪失する
- 正気を失う
- 頭のねじが飛ぶ
- 錯乱する
誰が見てもわかるような心の壊れ方もありますが、本人も気付かず、ひっそりと心が壊れていくこともあるので注意が必要です。精神のバランスを大きく崩し、精神疾患の診断が下りるケースもあります。
心が壊れてる人の特徴診断チェック25個
心が壊れてる人の特徴をまとめて診断チェックを作成しました。当てはまる項目が多いほど、心が壊れるリスクは高まります。
- (1)疲れているのに寝つきが悪い
- (2)眠りが浅く何度も目が覚める
- (3)朝起きられない、あるいは早く目覚めてしまう
- (4)慢性疲労でやる気が出ない
- (5)食欲がない、あるいは過食気味
- (6)便秘や下痢などお腹の調子が悪い
- (7)胃が痛くなる
- (8)頭が重く感じる
- (9)ずっと体調が悪い
(10)酷く肩がこる
(11)腰や膝が痛い
- (12)動いていないのに動悸がする
- (13)ときどき息苦しくなる
- (14)仕事に集中できない
- (15)物事を決断できない
- (16)理由もなく悲しくなる
- (17)ネガティブになってしまう
- (18)自己嫌悪が多い
- (19)漠然とした不安がある
(20)常に悩んでいる
(21)思考がまとまらない
- (22)ボーっとして何も考えられない
- (23)イライラしてすぐ怒ってしまう
- (24)生きているのが辛く感じる
- (25)趣味を楽しむ気にならない
心の不調は体にも表れます。睡眠や食事に困難さや胃腸などの不調を感じることが増えたなら、心からのSOSサイン。症状が軽くても、長く続くようなら、心身共に疲れている証拠です。
その他、心が壊れ始めると、情緒が不安定になります。イライラや不安感が強くなり、動悸や息苦しさを感じるケースもあります。楽しい気分になれず、思考はネガティブになります。明確な理由がなくても、気持ちが落ち込んだり悲しくなったりするなら、かなり危機的な状況です。
また、心が壊れ始めると集中力や思考力が低下します。ボーっとしたり、やる気が出ずになにもはかどらなかったりするのも、心からのサインです。少しでも「生きているのが辛い」と感じるなら、一刻も早く休息を取り、周囲に助けを求めましょう。
心が壊れた人の見た目や顔つき
心が壊れた人の見た目や顔つきには、以下のような特徴があります。
- 目がうつろで力がない
- 表情がない
- 顔色が悪い
- 身だしなみが雑
気力がないため、目に力がありません。焦点が定まらず、うつろな印象を受けます。また、心が壊れると感情のセンサーが鈍るので、表情も乏しくなります。特に喜びや楽しみの感情が欠如し、笑顔が消えてしまうことが多いです。笑ったとしても、心からの笑顔ではなく、周囲を誤魔化すような表情になります。
心の不調な体にも悪影響を与えるため、顔色が悪く覇気がありません。その他、最低限のことも億劫になり、身だしなみが雑でだらしなくなります。
心が壊れた人の行動の特徴
心が壊れた人の行動には、以下のような特徴があります。
- 集中力がなくミスが増える
- 会話がチグハグになる
- 動作が遅くなる
- 不安や恐怖心が強くなる
- 人間不信になる
- 引きこもりがちになる
- 清潔を保てない
集中力とやる気の低下は、日常生活に大きな影響を与えます。一生懸命やりたい気持ちがあっても、体が追いつきません。すぐに集中が乱れるため、ミスが増えてしまいます。上の空が増えるので、会話もチグハグになりがちです。体が重いので、動作も遅くなります。
心理面では不安や恐怖心が強まり、人間不信気味になります。人と関わるのが怖くて、引きこもりがちの生活になる人もいます。何をするのも億劫で、歯磨きや入浴など、最低限の清潔も保てなくなります。自分を大切にする気が起きないので、「どうなってもいいや」と、自暴自棄になりがちです。
心が壊れる人が増加中?
心が壊れる人を心の病気と捉えるならば、年々増加傾向です。厚生労働省が発表している「こころの病気の患者数の推移」を見ると、確実に増加しています。年代も多岐に渡り、世代関係なく心が壊れる人は一定数いるのです。
一方、警視庁が公開している「自殺統計」を見ると、平成21年を境に減少傾向で、一気に増加した平成10年より前と同程度になっています。こころの病気の認知が上がり、自殺するほど辛くなる前に受診して回復する人が一定数いるのかもしれません。ただ、コロナウイルスの影響もあり、最近は増加傾向です。