瞑想で直感力が鍛えられるメカニズムとは?
では、なぜ瞑想すると直感力が鍛えられるのでしょうか。
それは瞑想が「欲」に気づき、欲を減らす練習に直結しているからです。
瞑想をしている時には坐法や呼吸も大切ですが、最も大切なことは「頭の中の状態」です。
瞑想中にもさまざまな思考が浮かびますが、この「思考」は大抵「欲」と一致しています。
この「思考(欲)」とあなた自身は、全く別物と理解することが大切です。
「思考(欲)」は「AI」のようなもので、さまざまな経験から学習をし、予測することでいつしか暴走します。
例えば本当のあなたの中では「○○に挑戦したい」とひらめいたとしても、「思考(欲)」が「いや、失敗したくないから」「お金を使いたくないから」と勝手に暴走するのです。
その結果、あなたは直感に従うことができなくなります。
瞑想中は、「思考(欲)」が浮かんだら「一旦保留(今は考えない)」にします。
これを繰り返すことで、やがて「思考(欲)」は静かになり、勝手な推測や判断をしなくなるのです。
つまり瞑想とは「思考(欲)」の存在に気づき、それを静かにさせる練習だと言いかえられます。
瞑想を繰り返していると、頭の中が整理されて、どれが「思考(欲)」で、どれが「自分の内なる声(直感)」なのか、きっちり判断できるようになります。
心で感じることやひらめいたこと(直感)には、必ず「思考(欲)」がつきまといますが、瞑想を繰り返すことで「ああ、これは思考(欲)の声だから聞かずに、直感に従おう」と思えるようになるのです。
直感力が高いと得られるメリットとは?
私自身、瞑想をして直感力が鍛えられた結果、自分らしく生きられるようになり、人生が好転していると感じます。
例えば、仕事。
長い人生、誰にだって体調がすぐれない時があります。
以前は「休みたい」と言い出せず、こじらせるまでガンバることを美徳としていました。
しかし、それは「嫌われたくない」「チャンスを失いたくない」という欲による誤った判断。
今は休んでも、迷惑をかけた分を挽回する、助けてもらった人に恩を返す、また誰かが体調不良の時には快くサポートする側に回る、といったことがスムーズにできるようになり、自分の肉体をいじめなくなりました。
何かをしたいとひらめいた時も、できるだけチャレンジします。
心に浮かんだということは、チャレンジする価値があるということ。
本当に興味がないことや、する必要のないことは思いつくはずもないのです。
チャレンジした結果、よかったこともたくさんありますし、結果が失敗に終わってもそれを「学び」とポジティブに捉えられるようになり、後悔することはほとんどなくなりました。
瞑想で直感力が鍛えよう
直感力は瞑想で確実に鍛えられます。
瞑想をすればするほど直感力は高まるので、ますます自分の直感に自信を持って行動することができるようになります。
思考(欲)の声も一応は聞くけれど、原則として自分の心の声に従う。
これができるようになると、自分の人生を自分らしく生きられるようになり、毎日がハッピーになるのです。
提供・yoganess
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