瞑想で直感力が鍛えられる、という話を聞いたことがあると思います。
そもそも直感力とは、どのような力なのでしょうか。
また、実際どのように体感することができるのでしょうか。
ここでは直感力と瞑想の関係、瞑想で直感力が鍛えられるメカニズムについてご紹介しましょう。
直感力ってどんな力?
そもそも直感力とは、どのような力なのでしょうか。
「ピピッ」とひらめいたり、感じたりする力をイメージする人が多いのではないでしょうか。
また直感力というのは特別な人にだけ与えられているもの、と思われている人も多いでしょう。
この直感力は「カン」や「第六感」ともいわれ、もともと誰にでも備わっている力です。
- 直感力とは?
- 何か行動を起こしたり、物事を決定場面でいろいろな理由を考えたり、悩んだり迷ったりせずに一瞬で判断する力。
直感力が鈍ってしまうと、いつまでも決断できない、なかなか行動に移せない、誤った判断をするといったことが起こりやすくなります。
一方で、直感力が優れている人は内なる声に従って素早く判断・行動するのは当たり前。
さらに、その結果もうまくいくことがほとんどなのです。
直感力が鈍る原因とは?
では、なぜ直感力が低下してしまうのでしょうか。
答えは簡単で「欲」が強すぎるから。
欲が強いと「絶対に損をしたくない」「少しでも得をしたい」という気持ちが強くなり、考えすぎて直感力が鈍ってしまうのです。
身近な例でご説明しましょう。
「絶対に儲かる投資先がある」という話を持ちかけられた場合、あなたは「そんなうまい話があるわけない」とすぐにきっぱり断ることができるでしょうか。
あなたの中に少しでも「儲けたい」「絶対というなら本当かもしれない」という気持ちがある、あるいは「○○さんのいうことなら間違い無いかもしれない」「断ったら○○さんに嫌われそう」といった余計な「欲」や「感情」が出てくると、「話だけは聞いてみよう」「一旦持ち帰って検討しよう」となり、きっぱり断ることはできません。
気がついた時には「騙されていた」というのはよくある話です。
AとBのどちらを買ったらいいかわからない。新しいことに挑戦したいけれど、勇気がない、お金がない。
直感力を働かせたい場面はいろいろありますが、どれも「欲」か「余計な感情」によって「失いたくない」「損をしたくない」「少しでも得をする方を選びたい」とあれこれ考えすぎてしまい、せっかく「ピピ」っとひらめいた直感はかき消されてしまうのです。