パンデローとは

日本のカステラのレシピの元になったと言われている、ポルトガルの伝統菓子・パンデロー。主な材料は卵・砂糖・小麦粉の3つで、現在作られているものは16世紀から存在していたそう。パンのように酵母を使って生地を膨らますことが普通だった当時、卵を泡立てることで膨らますことができるレシピは画期的だったそうです。今日ではイギリスのスポンジケーキ、イタリアのパン・ディ・スパーニャ、フランスのジェノワーズ、日本のカステラと世界各地にレシピが広まって定着しています。

ポルトガル・オヴァール地方のパンデロー

そしてこのポルトガルのパンデローですが、パンデロー自体のバリエーションもポルトガル各地にあるそうです。今回作ったのはオヴァール地方で作られているパンデロー。 陶器の型の中に一枚のオーブンシートを折り込むようにして敷き、中心を半熟のようにとろとろにして仕上げるのが特徴です。ただ 生の小麦粉を食べると消化不良で腹痛を起こすこともあるため、今回はしっかり焼いたレシピをご紹介します。